ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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悩み多きヒト
ロダンの考える人ってあるだろ。
有名な作品です。

考えると悩むは似ているよね。
悩み考えると言いたいんですか。

いやそうじゃなくて、悩むってことは考えていないんだと。
うーん、なかなかの洞察ですね。

考えているなら悩んでいるヒマないよな。
そうかなあ。

悩むは考えているよというポーズのようだ。
なるほど。

悩むは迷うのほうが近いだろ。
こっちかあっちか決めかねる。

考えるは決断をうながす。
でも考えが決まらない場合だってあるでしょ。

それは考えがではなく、迷いが消えていない段階になるだろうな。
考えているつもりになっている。

そうなんだよ、まあ自己満足というか自己欺瞞、自己暗示でもある。
自分をも欺いて考えているんだからと納得させようとしている。

でもうすうすは感じているんだ。
そうかな。

考えてなんとかなる問題とならない問題がある。
そういうことなの。

だから、悩むというのは解がない問題を解こうとするようなものだ。
ふーん。

悩み尽きることなし。

9401葉に虫


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ふれあうヒト
ふれあうことってなんか効用があるんですか。
イヌやネコなんかで経験したことないかな。

どんなことですか、ちょっと苦手で。
なでられてると気持ちよさそうにしてるだろ。

ああ、見たことあります。
赤ちゃんもだっこされているほうが機嫌がいいよな。

なぜなんでしょうね。
ふれあうことでオキシトシンというホルモンが分泌されるんだ。

どちらになんですか。
もちろん双方にだよ。

どんな作用があるんです。
幸せホルモンとも呼ばれているね。

幸せな気分になるんだ。
ハグするとか手をつなぐとかでもいい。

9404バラと昆虫

最近わかったことなんですか。
以前からそういうことかなってことはわかっていたんだ。

どういうことです。
冷たい金属とやわらかな毛布だとどっちに触れていたいかな。

それはやわらかい方です。
やわらかい方だと長く触れていたい、つまりオキシトシンがでて落ち着くんだ。

ふれあいって大事なんだ。
しかしくれぐれもセクハラと言われないように。

そうですね忘れないようにしないと。


縁側で読書
まだ蝉も鳴きだす前なのでそれなりに静かだ。はるかの山は青々としてほのかに煙るかのようだ。仰
向けに寝転がって本を読んでいる。読みなれた著者のものだからすいすいと読みすすめていける。い
つのまにか本の世界にはいりこんでしまっていたのだろう。どこかにいるという感覚を喪失していた。
これを三昧境とでもいうのか。本を読んでいるのか、それとも本のなかに進入してしまったのか。で
もなぜか心地がいいのだ。いつしか夢うつつのここちになっていた。どこからともなくだれかの歌声
が聞えてきた。これはなつかしい歌だな。わかい頃によく聴いたものだ。だがすべての歌詞を覚えて
いるわけではない。導入部のメロディと歌詞がこころにしみこんでくる。♪ どうしてどうしてぼく
たちは出逢ってしまったのだろう ♪ 後悔とどうじに胆汁がこみあげてくるような気持ちになる。
いまではそれもなつかしい想い出である。起きあがって空ゆく雲を見れば、だれかの顔に思えてくる。

N0757飛行機雲

「追跡者たち」(上)(下) デオン・メイヤー 真崎義博・友廣純訳 早川書房 ★★★★
舞台は南アフリカ共和国だ。三つのちがったストーリーが展開されていく。ミラ・ストローンは平凡
な主婦だが横暴な夫と約束を守ろうともしない息子との生活にほとほと疲れついに我慢できなくなっ
た。そして家をでる。そこで見つけた仕事が国の諜報機関で働くというものだった。資料整理を任さ
れるがそこにでてくる男に街で出会う。これは偶然か運命かそれとも仕組まれたものか。かたやプロ
のボディガードであるレマーはとある農場主から貴重なサイの輸送のガードを頼まれる。その仕事の
最中、真夜中にギャング団の一味に襲われる。彼らの標的はサイではなかった。ではなにが目的なの
か。想像もつかないのだった。三つ目の話は、元警視まで勤めたマット・ジュベール。彼が退職して
調査探偵事務所での最初の仕事は行方不明になった夫を探してほしいという主婦の依頼だった。地道
な操作の末に分かってきたこととは。彼女・彼らを中心にした物語りがそれぞれに続く。登場する人
物すべてがひと癖ふた癖あるのだ。やがて関係のないと思われた三つのストーリーが絡み合ってくる。
1000ページ近い長編なんだが、三つの話がそれぞれに独立していても不自然ではない。読みなが
ら奥田英朗氏の小説を思いうかべていた。小説家が考えることは似てくるものなのだろうか。途中、
引き込まれるように読んだ。ベストセラーなのだそうだ。納得できるできばえである。

「予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版」
                ダン・アリエリー 熊谷淳子訳 早川書房 ★★★★

わたしたちは自らが思うほど合理的には考えたり行動はしていない。どんなふうに不合理なのかを示
してくれているのが本書である。わたしたちは不合理なだけでなく、「予想どおりに不合理」だとも
いう。つまり、不合理はランダムではなくなんども繰り返される。つまり法則性があるということだ。
『この本は、人間の不合理性、つまり、わたしたちがどれほど完璧とはほど遠いのかについて書いて
いる。どこが理想とちがっているのか認識することは、自分自身をほんとうに理解するための探求に
必要だし、実用面でも大いに役立つ可能性があると思う。不合理性を理解することは、毎日の行動と
決断に役立ち、わたしたちを取りまく状況や、そこで示される選択肢がどのようにつくられているか
を理解するうえでも重要になる。』
たとえばものの値段を考えてみる。ほとんど相対性の原理に基づいていることを知るだろう。こんな
例をあげている。《エコノミスト》誌のウェヴ版の年間購読が五九ドルとある。まあ手ごろだ。つぎ
に印刷版の年間購読が一二五ドルとある。なるほど、そんなものか。ところが、三つめは、印刷版と
ウェヴ版の年間購読が一二五ドルと書いてある。さあこの広告を見た人はどう判断するだろうか。こ
こに書いてある状況では簡単に予想がつくだろう。解説していただこう。
『おそらく《エコノミスト》のマーケティングの達人たちは(名門校のネクタイにブレザーというい
でたちが目に浮かぶ)、人間の行動について重要なことを知っていたのだろう。人間は、ものごとを
絶対的な基準で決めることはまずない。ものごとにどれだけの価値があるかを教えてくれる体内時計
などは備わっていないのだ。ほかのものとの相対的な優劣に着目して、そこから価値を判断する。』
購読しようと思っている人は確実に印刷版とウェヴ版の年間購読が一二五ドルを選ぶはずだ。実際に
多くの人にこれを見せて選んでもらうとセット購読を好んだという結果を得ている。レストランでの
メニューの価格設定も値段の張る料理を載せることが大切だ。こうするとレストラン全体の収入が増
えるという。なぜだと思いますか。
『たいていの人は、メニューのなかでいちばん高い料理は注文しなくても、つぎに高い料理なら注文
するからだ。そのため、値段の高い料理をひとつ載せておくことで、二番めに高い料理を注文するよ
うお客をいざなうことができる(そして、二番めに高い料理からより高い利鞘を確保できるよう調整
しておくこともできる)。』
つまり絶対金額ではなく相対金額で選ぶという心理をついているわけだ。ほかにもいろいろとために
なる(?)知識を教えてくれる。こうしたことは作家の文章のなかにも見つけることができる。
『マーク・トウェインがかつてトム・ソーヤーについて書いたことばを借りれば、〝トムは人間の行
動の偉大なる法則を発見した。人に何かを欲しがらせるには、それが簡単には手にはいらないように
すればいい〟。』
しかし、例外のない法則はないということをお忘れなきように。


テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

メダカの日光浴
水温は深いところより水面にちかいほど高い。
メダカは水温が高くなるほど活動的になる。
陽があたる窓越しに睡蓮鉢をながめる。
縁にそってメダカが日向ぼっこをしているように感じる。

この瞬間、世界には紛争もなく飢餓もなく天災も起こらない。
そんな気がする。

先日、移動させておいた卵を入れた睡蓮鉢をのぞいてみる。
数匹の稚魚を確認する。

N0828メダカ誕生

無事成長してくれることを願わずにはいられない。
そういえばまだグリーンウォーターになっていない。
生育環境としてはいまひとつである。

しかしだ。
逆境にもめげず力強く育つということもある。
人でもおなじだが過保護はいけない。
そうは思うが、その境界ははっきりとはしていないのだ。

まあ、恣意的といえばそういうことだ。
わたしが考える範疇でのスパルタ生育でいこう。

しかしついエサをやりすぎるんだよなあ。
あげくが水質悪化を招いてメダカのためにならない。
なかなかむずかしい。

そんなこんなを思案する季節になったんだ。

N0845メダカ乱舞


長崎五島紀行 後篇
五島列島の南端にある福江島に渡る。
ジェットホイル船で一時間二十五分だ。
しかしながら距離にして96.5kmある。
船賃も往復で一万円をこえる。

N0641ジェットホイル船

この島どのくらいの大きさかというと日本で第九位、ちなみに八位は種子島で十位は西表島だ。

ゆるやかな曲線をえがく鬼岳をかけるこどもたちがいる。
あんな時代があったのかと思う。

N0676かけっこ

N0674鬼岳こいのぼり

エメラルドグリーンの海がきらめく。

N0705高浜ビーチ

ここは隠れキリシタンが暮らした地でもある。
レンガ造りの教会が建つ。
案外に思うのだが屋根は瓦葺である。
郷に入っては郷に従えということか。

N0726楠原教会

N0799堂崎教会

N0806瓦葺の教会

宿のご主人にうかがうとキリスト教徒は一割ぐらいでしょうと。
お寺のほうが多いんですよ、目立たないだけで。

人には宗教が必要なのだと思う。
論理学的に考えれば、宗教を信じる人と無宗教だという人はおなじ集合に含まれる。
そう肩肘張ることもない、か。

ああ、またどこかへ行きたい。
できることならば、名もないような土地を歩きたい。

N0826特急黒かもめ

やはりへそ曲がりなのだ。


テーマ:真鍋島の愉快な仲間 - ジャンル:旅行



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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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