ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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カニ食いに行こう
もう昨年の十月ごろに予約していたから、忘れそうになるかというとそうはならない。
きっちり憶えている。
カニ受難のシーズンなのだ。

しかし、みんなカニ好がきだね。
嫌いなら食べなきゃいいじゃない。
行かなくていいの。
だれが運転するのよ。
わかりやした。
そのかわり着いたらお酒い~ぱい飲んでいいから。
それなら行く。

男なんて単純なものだ。

のんびりと幾度か走ったことのある路をいく。
ここは兵庫県の多可町にある道の駅。
そばに杉原紙研究所なる建物があった。
和紙を梳くための前段階なのだろう。
楮(こうぞ)の白皮を川でさらしていた。
冷たいだろうな。
でも外気が冷たいほど白さが増すのだという。
大変な作業だ。
なにごともそういう面はある。
知らないだけだったりすることは多い。

N9070水に晒す

N9071杉原紙

餘部の道の駅で八人が集合して香住の宿へ。
ああ、もう宿自体にカニのにおいがしみついている。
食事のときは全員無口になるのがカニツアーの常道だ。

さて今夜はゆっくりと眠れるだろう。

N9080香住駅


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ぶらりふたり旅 後篇
海水浴場も早春では人もいない。
しずかな海であります。

N9030ソーラー灯台

車で走っていると幟に気がついた。
瓦と雛飾りというコラボレーションがなかなかいい。

N9040瓦ひな祭り

N9041シーソーひな

鳴門を渡って徳島県へ。
車のなかにいるとぽかぽかと暖かい。
いつしか暑いくらいになる。
もう春が間近にきているのだろう。

それでも車外にでるとまだ肌寒いのだ。
三寒四温とはよくいったものである。
行きつ戻りつということか。
人生とおなじだなとおかしくなる。

春は待てばいいのだ。
「探さない、待つの」というフレーズが浮かんできて笑ってしまった。

N8978しだれ梅

笑うとなにか幸せな気分になる。
免疫力もアップするのだそうだ。
さらに海を見て深呼吸するといい。
副交感系神経が活発に活動し、血圧がさがるのだ。
ただでは済まさない精神が大切だ(笑)。

これはなんだ。
カメラに撮ると「ネプチューン」とあった。
現代的な海の守り神なんでしょうか。

N9054ネプチューン

ささやかな二泊三日の旅であったが、幸運な境遇に感謝しなければと想いはせる。
ただ、これらはあくまでわたしの感慨である。

相方の反応がすこし気になる。
ゆっくりとお過ごしいただけましたか。


ぶらりふたり旅 前篇
旅はひとりでするものだ、と若いころは思っていた。
ところが、結婚なるものをしているとそう我を通すわけにはいかない。
まあ、ひとりにはひとりの、ふたりにはふたりの旅のよさがある。

三月といえばもう春がすぐそこである。
そこってどこよ。
うーん淡路島あたりかなあ。
じゃあ、行こう。
そうですよね、行きましょう。

夫婦は西高東低ならぬ「婦高夫低」ぐらいがちょうどいいのである。
三月とはいえまだ早春の候である。

淡路島の岩屋近くのこんなところにやってきた。
地層がおもしろい模様を描いている。
自然に勝るものなしだよなあといまさらながらに思うのである。

N8916明石海峡大橋

N8930絵島

地産地消の代表的なものかどうか、「玉ネギつけ麺」なるものを食す。
まるごと一個はいっています。
なかなかの見た目インパクトあり。

N8936玉ネギつけ麺

さらに南下して「都美人」酒造さんで工場見学。
利き酒(わたしは運転手なので断念)などしたり、広田の梅林を鑑賞しましたね。

N8953利き酒

N8960都美人

梅にウグイスならぬ、梅にメジロでありました。

N8973梅にメジロ


ホワイト新年会
このところ毎年恒例になっている新年会。
今年も滋賀の友人夫妻宅でひらかれることになった。
いろいろと準備等大変だったと思うがそのご厚意に感謝したい。
島での友人Dさんからたくさんの海の幸が届いた。
「ナマコ」がうまそうだ。

N8814海の幸

はるばると北は埼玉県、南は大分県から十五名が集うことになった。
みんなが集まりはじめたころから雪がちらちらと舞いだした。
想い出もぼたん雪のように降り積もっていくのだろう。

N8815新年会15名参加

N8816ごちそう

ぼくたちが縁を結んだ島は真鍋島という。
ときどき思いだす。
だれかがここは「学べ島」ですねといった。
若者がそれぞれになにかを学んで帰る島なんだと。
いろんな想い、出来事、エピソードがつぎつぎとうかんでくる。

島ではだれもが気がつくとなにくれとなく働いていた。
マルクスの理論とはちがう世界観がそこにはあった。
テンニースがいうように、ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへと世界は動いていない。
人は生きるためになにが必要なのか、すこし考えたりした。

夏のさなか背負子に魚の荷を積み、港から徒歩で山を越えて運んだ。
荷からは魚臭い水がしみだしてTシャツを濡らした。
地獄船と呼ばれ恐れられた運搬船からの荷おろしもあった。
砂浜に埋もれて動かないドラム缶に悪戦苦闘したりもした。
連日おおくの若者に食べさせるための食事の準備は終わることがない。
朝食・昼食、ホッとするまもなく夕食の時間がせまる。
(今回は鉄板ネタともいえるボイラー事件のことは省略する)

N8822一月バースデイ

男も女もじつによく働いたと思う。
一部を除いてはの注釈付だが(笑)。
働かない者も必要であるという寛容さもあった。
働く場面・ケースがちがうのだという認識をもてばいいのだ。
そこがなによりすごい、といまでは思う。

しかし、いつもどこかで明るい歌声が響いていた。
笑い声も絶えなかった。
都会から来た若者がいままでこんなに楽しいことはなかったという。
働くのが楽しいの?
いえ、みんなの話しているのを聞いているだけで楽しいんです。
おじさんやおばさんの話もためになるし。
ぼくたちのこと、ほんとうに親身になってくれてる。
そういうのがわかるんです。
それって幻想かもしれないんじゃないか?
そうかもしれないけど、そう思えるってことがすごいじゃないですか。
自分もそんなふうに生きられるのかなあ、って。

そんなこんなのすべてが、いまではすばらしい想い出なのである。

あっというまの八時間あまりの宴もいつかは終わる。
つくづく実感する。
アインシュタインじゃないが、時間とは相対性をもつものだと。

すっかり白く雪化粧された町を階下にながめながら宴はなおもつづいていった。
森羅万象のすべてに感謝したい気分だ。

N8824ホワイト新年会


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六島から大飛島ぶらり
島宿三虎のご主人こと「ヒロクン」が六島に行かんかと。
今日は冬にはめずらしい凪だし、ひじきの市場調査もしたいという。

冬の瀬戸内を小型ボートでいく。
六島に来たのはもう四十年以上も前のことだ。
真鍋島から郵便船とよばれていた船でやってきた。
島へのライフラインだったわけだ。

N8778浮きネコ

六島には灯台があり灯台守の男性がひとりいた。
もう交代の時期で食糧も余っているんだと。
しきりに泊まってゆけとすすめられたが女性もいたので断った。
いまさらながらに考えれば、うら若き女性がいたからかもしれない。
人恋しさがつのっていたのだろうか。
ただそのうら若き女性だが、そういう記憶だけしかない。

N8763灯台ネコ

その昔の灯台もいまはない。
新しい無人の灯台がちがう位置に建てられていた。
あたたかな斜面には水仙が咲き誇っている。
なんだかさらにのんびりした気分になった。

N8760六島灯台

N8751水仙

ヒロクンとはやはり四十年以上も前に佐柳島へふたりで出かけたことがある。
いまでもおたがいによく憶えている。
ふとしたときにその話がでる。
そのころ、連絡船は港の手前でとまった。
すぐにやってくる伝馬船に乗り移り上陸するのだった。

いっしょに手をつないで歩きながら歌った。

♪ 裸足でゴーゴー踊りたい、という曲だった。

ひとっこひとり通らない島の道をいった。
心細かったのかもしれない。
すこし雨も降った。
港にあるお店で、火鉢にかかった鍋のなかの関東煮(おでん)を食べた。
ひとりおばあさんが縫い物をしながら店番をしていた。

ヒロクンはまだ小学校低学年だった。
それはそれは無邪気でかわいい子どもだった。
(いまもそのころの面影がすこしはある)

六島からさらに大飛島へとボートでいく。
島のはずれにゲストハウスがあった。
そこでコーヒーを飲みながらいろいろと夢想する。
時代はたしかに変化しているのだ。

しかしながら、やはり島旅は楽しい。

N8790恋人岬


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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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