ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
03 | 2006/04 | 05
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

読書のきっかけ
こんなことをよく聞かれる。
「読む本はどのようにして選んでいるのですか?」
そう言われて考えてみるのだが、どういった基準で選んでいるのだろう。
自分でもこうといった確かな選び方がないようなのである。
書架の間を歩きながら、なにか目についた文字に引き寄せられていく。
手に取るよりは、もうすでに書名だけで選んでしまっている。
背表紙の色がなぜか気に入って、読み始めることもある。
本との出会いなんて、案外こんなことなのかも知れません。

「医者が患者をだますとき」ロバート・メンデルソン 草思社 ★★★★
『1973年にはイスラエルでも似たようなことが起きている。ストが決行され、
診察する患者の数が一日六万五〇〇〇人から七〇〇〇人に減らされた。
ストは一カ月間続いたが、エルサレム埋葬協会によると、
イスラエルでもストの期間中、死亡率が半減したという。
イスラエルでこれほど死亡率が減少したのは、
二十年前にやはり医者がストをしたとき以来だったという』
『かねてから私は、医者は永遠にストを続ける必要があると主張してきた』
うーん、健康でいたければ、できるだけ病院に行かないこと、か…。

「不思議なダンス」リン・マーグリス+ドリオン・セーガン 青土社 ★★★
人間だけではなく、性は不思議に満ちている。
効率からいえば、単性生殖がいちばんだろう。
現に、そうしている生物(?)はたくさんいる。
しかし、高等といわれるような生物は雌雄をもつものが多い。
でもねえ、恋愛ドラマもない人生は退屈じゃないだろうか。
それは問題がちがう、ということも重々分かっているのですが…。

「タクシードライバー 一匹狼の歌」梁石日(ヤン・ソギル) 幻冬舎文庫 ★★★
映画にもなったので、作者の名を聞いた人も多いかもしれない。
ずいぶん前から、この一連の本のことは知っていたのだが読んでいなかった。
たまたま目の前の書架にあったので、この際読んでみることにした。
まずまず、予想していたとおりのタクシードライバーの実態であった。
いまならさしずめフリーター的な職業ということができるのであろうか。
いつの時代も社会を底支えしている人たちがいるのである。

スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

ブロンドは憧れ?(6)
かくして、相乗効果的に、
日本でもブームが巻き上がる(日本人は外圧に弱い)。
それは知識人をも巻き込んで、一つの社会現象となってゆく。

ブームはムーブへと転換する。
人々は、アイデンティティーの意味も分からないながら、
ただ突出せずを良しとして、その運動にすんなりと同調する。
あっと言う間もなく、日本人の髪は黒くなる。
同時に、ナチュラルの大合唱だ。

髪を黒くすることがナチュラルだとは思えないのだが…
しかしながら、ファッションの流行は移ろいやすい。
この現象がいつまで続くかは、髪のみぞ知るのだろうか?


かくして、日本国内のヘアカラー・メーカーは大打撃を受ける。
と、こんなことにならないように、
メーカーの方々は、今から対策を講じておいてはいかがだろうか。
というような話を考えてみたのだが、さてどうなのでしょう。

的中しないことを、こころより願っております。

ブロンドは憧れ?(5)
しかし、この流行もいつかは廃れてしまうのだろうか。
答えは、然りである。
流行はいつの世でも廃れるものだ。
廃れてきたことは、過去を振り返ればすぐに知れる。
また逆に、廃れるからこそ流行と言われる所以である。


それは、突然こんなふうに起こるのかな、と想像してみた。
誰かが(いわゆる知的イメージのある有名人)、
ある時こんなことに気がついた。
自然志向の現代において髪を染めることは、
時代の流れに逆行することになるのではないか。
どう考えても、自然な行為とはいいがたい。
これは、現代における自己逃避ではないだろうか、とかなんとか…。

そこで彼あるいは彼女は、
私は日本人としてのアイデンティティーの危機に立ち向かう、
などとコメントしたり、インタビューに対して宣言さえした。

時を同じくして(シンクロニシティー?)、
海外へと後発した次世代のプロスポーツ選手たちは、
髪を黒く元に戻し、
その目を見張る活躍からオリエンタル・ダークネス、と呼ばれた。
この現象は、スポーツ界のみならず欧米のファッション界をも巻き込んだ。

ブロンドは憧れ?(4)
このあたりの呼吸をいち早く察知するのは、
広告業界のもっとも得意とするところであろう。
怒濤のようなコマーシャル映像攻勢で、
あっと言う間にそれが当たり前だ、というコンセンサスが形成される。

世の流行に敏感で反骨の芸能人は、
逆に髪を染めず黒髪を誇示するかもしれないが、大抵は失敗する。
もしくは、黙殺されることだろう。
なぜなら、それは少数者の意見であり、戯言だからである。


賢い芸能人は、このことをつねに念頭に置きつつ、
現状は、とりあえず多数者についていることだろう。
しかし状況を観察し、逆に振れるときを見逃すまいと、
常に細心の注意を払っているのだ。
一番効果的なのは、変化の振れ初めに先頭に立つことなのだから。

昨今の目立ちたがり屋頻出の状況と、一見食い違っているようだが、
これは、こういう説明でより理解できるのではないだろうか。

目立ちたがり屋の行動を、よく観察していただきたい。
例えば、テレビカメラの前で実況しているアナウンサーがいる。
そのすぐ後で、ピースサインを出している輩たち。
その表現行動は、驚くほどパターン化されている。
いつ見てもどこで見ても、同じような身振りである。
ピースサインをしながら飛び上がる。
自分が映っているかを確認する。


しかし、奇声をあげることは稀である。
ここでも、突出しないという行動が、守られているのである。
一見奇異な行動のように見えても、
整然と型通りにピースサインを出しているのだ。

ブロンドは憧れ?(3)
日本の女性が髪を茶色や栗色に染め出したのは、
いつ頃からのことなのだろうか。
この十年ぐらいのことだと思われるのだが。

もちろん以前から、芸能人やプロスポーツ選手にはいた。
それが、今や高校生から家庭の主婦に至るまで、
染めていない方が珍しいくらいの状況である。

この現状に私的考察を加えるならば、こういうことが考えられる。

まず第一に、日本人は何事においても突出することを好まない。
以前からよく言われていた日本的平等主義の精神が、
ここに表れていると言えるのではないだろうか。
横並び主義と言った方が、より分り易いかもしれない。


つまり、出る杭は打たれるのである。
しかし過半数の、あるいは大部分の杭が出ていれば、
今度はそれが常態に変化するのである。
いったん、そういった状況になれば、
次には出ていない杭が打たれる(?)というのは当然の帰結である。


打たれないためには、
髪を染めるしかないといった強迫観念に囚われさえするかもしれない。
また、別の言い方をすれば、
流行に乗り遅れないようにしなければ、といったところであろうか。

ブロンドは憧れ?(2)
電車が入ってきて待っていた人たちは、次々に乗り込んだ。
ぼくの座った位置から前方左斜めに、すこし距離をおいて、
異国のロシア人二人は、並んで座った。
なおも不審げな眼で、横の方を見ている。
しきりに隣の友人に話しかけているようであるが、
友人は興味なさげに面倒くさそうな顔をして、何事か答えていた。

ぼくも彼女の見ている方向、つまりぼくの前方を見ると、
そこには、なんと猩々のように髪を赤茶色に染めた、
まっとうき日本人女性がいたのである。


今や日本では当たり前の光景であるが、
ロシア人からすると不思議な状況だったのであろうか。

髪を見ると、日本人ではないようだし、
顔はモンゴリアンそのものだし、これはどういうことなのか。
混血なのか、あるいは、日本人は黒髪であるというのは、
誤った情報だったなどと、彼女の空想は膨らんでいったのであろうか。


それにしても、なにか腑に落ちないといった表情をしていた。
そのうちに、ことの真相を追求するのは諦めたようである。
赤茶色の日本人は「K駅」で、ロシア人は「M駅」で降りて行った。

しかし、後にひとりとり残されたぼくは、
なにか奥歯に物の挿まったような印象がいつまでも消えなかった。


ブロンドは憧れ?(1)
先日こんな光景に遭遇しました(2001年のこと)。
会社帰りの、地下鉄S駅で事件(?)は起こった。

ホームで電車を待っていると、
列の前の方にブロンドの長い髪をした若い女性がいた。
隣に並んだ黒髪の女性と二人連れで、
漏れ聞こえてくる言葉の感じからロシア人のようであった。

そのブロンドの女性が、しきりに振り返ってなにかを見ている。
ぼくも何かなと思って、その視線の先を追ってみた。
そこには、ぼくからは背中しか見えなかったのであるが、
赤茶色の長い髪をした女性が立っていた。

髪も赤茶色だし、ちらちらと見ているので、
一瞬、同じロシア人かなとも思ったのである。

しかしながら、互いに離れて立っているのようでもあり、
知り合いではないようだった。
なおも振り向いては、しかも不審げな眼で見ている。
なんだか、少し変だなとは思ったのだが…。


黒髪の逆襲?
最近テレビを見ていると、よく見かけるCMがある。
某メーカ(どこか忘れたというか注意していない)のものだが、
つばきオイルが髪につやを与えるとかいうもの。
むかし(?)は、美しい髪をみどりの黒髪と言ったものだ。

そんなことを、以前にはなんとなく感じていた。
それに関連してなにか書いてたはずなんだけど、
あの文章どこにあるのだろう。
確かに、なにか書いた記憶がある。

すこし探してみよう。
あった、あった。
タイトルは、
「ブロンドは憧れ、的光景。あるいは突出しないこと」

となっている。
その内容は、また明日から、ということで。

読書は続く
休日のプログラム(?)を終えて、横になったら寝てしまった。
起きたら夕方になっていた。
人は何で生きるのか、などというレフ・トルストイの短編話を思い出した。
ほんとうにヒトはなんで生きるのだろうか。


「サバの文化誌」田村勇 雄山閣 ★★★
サバは神様に供えられる唯一の魚であった(ご存知でしたか?)。
サバの料理法、漁法など興味深く読み進めました。
馴染み深い魚ですが、知らないことも多いものです。
よく知られているのは、魚に含まれている不飽和脂肪酸のこと。
エイコサペンタエンサン(EPH)とドコサヘキサエンサン(DHA)。
食べると頭がよくなる、なんていわれてました。
サバやマグロに多く含まれています、嗚呼サバの受難の始まり!

「レッド・ライト」(上)(下)T.ジェファーソン・パーカー 講談社文庫 ★★★
殺人課巡査部長マーシ・レイボーン、例によって美人で子持ちなんですね。
フィアンセは彼女を助けようとして、犯人に殺害されてしまった。
彼の忘れ形見の息子とふたり、つましく生きている。
息子が生きる糧なんだ、昨今の日本との差が際立っています(?)。
悪が身近な人々を巻き込んでしまうとき、あなたならどう決断するのか。
なにを人生の意義・価値とするのか、日本人とは一味ちがう、かな。

「吸血コウモリは恩を忘れない」リー・ドガトキン 草思社 ★★★
吸血コウモリは飢えているコウモリに自分のとった血を吐き戻して与える。
しかし、無制限にどのコウモリにでもではない。
人と血縁は常に小説の主題にもなってきたし、血は水よりも濃いともいう。
世界の人類に平和を、なんてのは夢か、それとも人類はすべて親戚か。
となると、すべては振り出しに戻る、のではないか。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

新しい畳
会社のビル(自社)の五階の廊下を歩いていると、ある匂いが。
これは新しい畳のにおい、久しく嗅いだことのないにおいでありました。
以前は、女子社員のお茶・お花の稽古などに使われていた部屋ですが。
いまは、徹夜時の仮眠場所になってしまっているようです。

畳といえば、原材料はいぐさです。
全国でいぐさ生産が日本一といえば、熊本県であるらしい。
いまでは、石油製品でできている畳もあるらしいですが。
あの香りは、日本人だなあと思い起こさせてくれます。

なんとかと畳は新しいほうがいい、などと言いますが…。
では、ぼくは恵まれているのでしょうか。
疑問だなあ(恵まれていないというのではないですよ!)。


黄金週間まぢか
日ごとに暖かくなっていきます。
もう春さなかで、そのわりには雨が多いのが難点です。
二週間足らずで、ゴールデン・ウィークになります。
今年は9連休を目論んでいます。

休みには、あの本も読みたい、どこかへも出かけたい。
のんびりと海を眺めていたい。
などといつも事前には夢想するのであるが…。


なてさて、現実はどうなるのであろうか。

バッファリン?
「成分解析」なるソフトを伝え聞いた。
フォルダ名はBuffalin。
(CMで、バッファリンの半分は愛情でできています、なんて)。
まあ、しゃれなのであるが、これがおもしろい(場合もある)。

まずは、自己分析からやってみよう。

ムッシュの成分解析結果 :

ムッシュの88%は不思議で出来ています。
ムッシュの8%は果物で出来ています。
ムッシュの4%はむなしさで出来ています。


なんか、あたっているようなそうでもないような変な感じが残る。
もうひとつ、やってみよう。

キムタクとビートたけし、なんかどうだろう。

キムタクの成分解析結果 :

キムタクの45%は言葉で出来ています。
キムタクの35%は汗と涙(化合物)で出来ています。
キムタクの19%はやましさで出来ています。
キムタクの1%は成功の鍵で出来ています。


ビートたけしの成分解析結果 :

ビートたけしの62%は陰謀で出来ています。
ビートたけしの30%は赤い何かで出来ています。
ビートたけしの5%はビタミンで出来ています。
ビートたけしの3%は黒インクで出来ています。


うーん、なるほどね。
あと、興味のある人はどうぞ。
アドレスは下記。

http://tekipaki.jp/~clock/software/

読書は花の下で
春爛漫の気候になってきました。
桜の満開の花の下には狂気が渦巻いている、と若い頃に読んだような…。
そんなことを思ってみると、狂気に襲われてみたい気もするのである。
正常と異常、有害と無害、長所と欠点、どれもが曖昧模糊としてくる。

「視覚世界の謎に迫る」山口真美 講談社 ★★★
病院の色といえば、多くの人は白衣やベッドの白をイメージする。
ところが、手術室の壁、患者にかけるシート、手術着などは青緑色が多い。
これは、昔、手術室の壁が白かった頃、手術をする医師の多くが、
その白い壁に青緑色の「しみ」のようなものが見えるという目の異常を訴えた。
調べたところ、これは「色残像」と呼ばれる現象であった。
血の赤を長時間見つづけた後、白い壁を見ると、
その補色にあたる青緑色で残像が見えるのである。
そこで目を疲れにくくする目的で、周囲を青緑色にしたのである。
そんなことが分かってくるんですね、なんにでも理由がある(?)。

「獣たちの庭園」ジェフリー・ディーヴァー 文春文庫 ★★★
舞台は第二次世界大戦前、オリンピック前夜のドイツ。
ヒットラー、ゲッペルス、ゲーリングらが術策権謀をふるう時代。
アメリカからそこに送り込まれた、殺し屋ポール・シューマン。
内容は読んでもらうとして、ヒトはどこまで残酷になれるのか。
また、いかに生きている時代にのみ込まれてしまうのか。
さて現代は、そんなことはないのだろうか。
オウム真理教、ライブドア、さまざまに姿形を変えて登場するな。

「私の脳はなぜ虫が好きか?」養老孟司 日経BP社 ★★★★
おなじみの養老孟司氏のエッセイですが、いつもなるほどと思ってます。
『遺伝子操作の倫理が最近よく話題になる。
そうした操作について、私はきわめてラディカルな賛成意見を持っている。
遺伝子をいじって人間を変えることができるなら、どんどん変えたらいい。
そんなふうに思っているところが、私の心のどこかにあるからであろう。
そうした遺伝子操作による人間の変化が仮に起こったとしても、
人間全体が起こしてきた環境変化に比較すれば、
まだまだ変化が足りないくらいではないか。
 生物は環境に依存して生きる。これだけ環境を変えたヒトという生物が、
自分だけ変わらないで済むなどと思っているのだとしたら、
ずいぶん気楽なものだというしかない。

まさに同感、なのである。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

再見!
思い思いに時間をすごしたら、帰るときも近づいてくる。
若いときには、もう一泊だけ、と島にとどまったこともあった。
ずるずると滞在しては、こんなじゃいけないなんて悩んで…。
そんな思いが、いく人の胸に去来したことだろうか。

いつも思うのだが、こうやって集まっていることの不思議さ。
いろんな人生が交錯して、たまには気まずいこともあって。
でも、そんなこんなを乗り越えて今日に至る三十数年の年月。
長いようで、短いとも思える人生の旅だったのだ。

20060410213116.jpg

「いつまでも、みんな元気でいてね」
「それは叶わないことなんだけど」
「でも、願わずにはいられないわね」
「できることなら、なんでもしちゃうな」
「ひとりで悩んでないで、なんでも言ってくれよ」
「その言葉だけで頑張れそうよ…」
「無理すんじゃないぞ」
「甘えていいんだからな」
「あなただってね」


(けっして弱音は吐かない)
(だって、ひとりぽっちじゃないんだから)
(いつかどこかで、声を聞くだけでも…)

「じゃあ、また来年」
「この島で!」


20060415205632.jpg


テーマ:真鍋島の愉快な仲間 - ジャンル:旅行

桜満開
長くて濃厚な夜が明けて、今朝もいい天気です。
浜で女性が囲めば、おじさん破顔大笑であります。
こんな幸せそうな顔を見ると、こっちまでうれしくなります。
おまけに「紅白の餅」なんかいただいたりして、恐縮。

さあ、花見に野鳥の森へ向けて出発。
坂がこんなにつらいとは思わなかった。
登りきったところで、はあはあと息をつぎます。
でも、さわやかな風が吹いて気分は最高なんです。

20060410213040.jpg

やっとこさ現場に到着。
おじさんが来るのを待つ間に、ぼんやりと桜を眺めます。
ずいぶんとおおきく育ったものです。
初めて植樹したときから、もう30年以上が経過しています。
満開の桜の向こうには、青い瀬戸内海が見えています。
ぼくは春爛漫を胸いっぱいに吸い込んでいた。


20060410212946.jpg

潮湯温泉
海っぷちに作られた開放的温泉(?)に入る。
前方には、S島が見える。
そこからは、四国なのである。

思い出したのだが、ここM島は昔は「ごりごりじま」と。
本州から五里、四国からも五里。
瀬戸内海の真ん中に位置している島なんだな。

湯につかって、のびをすればいい気分だ。
唇に塩の味がして、なるほどこれは海水だわ。
しかし、気持ちがいいのであります。
眺めはいいし、湯の温度も快適です。

20060410213005.jpg

食堂に大勢が集まって、食事をする。
魚がことのほかうまい。
Oくん差入れの焼酎が、また魚にあうんだなあ。
いつもいつもありがとう、ごちそうさまです。

その後、幹事からの挨拶、おじさんの挨拶などなど。
笑いにつつまれた楽しい時間が過ぎていきます。
ぼくも指名されたので、挨拶したのですが…。

うっかり(?)ある言葉を間違えてしまった。
これはのちのちまで尾を引きそうな失言でありました。
みなさん、早く忘れてください。


仏前にも
おじさんの「ちょっと、行こうか」の一言で、
ぞろぞろと、本宅のほうへと移動する。

仏壇にお線香をあげて、ひとしきり談笑する。
おばさんの写真が、やっぱり笑っているようだ。
いつもにぎやかなのが、好きだったよな。
ぼくの冗談にもよく笑っていたものです。
思えば、もう三年になるのか…。

20060410213135.jpg

「ビールでも飲めば、いいが」
「わかっております、おじさん」
「いただきま~す」
「うん、これは…」
「どれどれ、なるほどそうだな」
「へえ~、そういうことか」
「でも、だいじょうぶだよ」


なんの話かわかりますか。
缶ビールの裏をなにげなく見ると、
そこには製造年月など印字されています。
賞味期限、2005.11となっておりました。


M島の時間はゆったりと流れているのです。

お墓参り
笠岡の「酒々波々」(シュシュパッパ)に集結。
知る人ぞ知る、焼肉屋さんです。
(レバーがお勧めです。タタキ状態で食べると美味)
軽くお腹を満たして、チャーター船の待つ港へ。

すこし風があって、船は空中を飛ぶ。
喚声があがって、ジェットコースター状態。
得した感じ(?)の30分あまりの船旅でした。

さあ、おばさんのお墓参りに行こう。
にぎやかな連中は、お墓に到着してもわいわいがやがや。
にぎやかなのが好きなおばさんも、喜んでいるだろう。

20060410212911.jpg

線香を手向けて、手を合わせる。
しかし、あまりに騒々しいので、つい一喝。
「うるさい!」
(ぼくの声がおばさんに届かないじゃないか…)
一瞬静かになるも、へこたれない連中ではある。
すぐに、またあれやこれやと話している。
(おばさん、やっぱりこんなほうがいいですか?)


20060410213100.jpg


瀬戸内の春
もうぼくが行きだして、35年になるのか。
そんな瀬戸内海のM島に行ってきました。
天気もよくて、また懐かしい顔にも出会えた。

まだいろんな余韻にひたっているというか、
飲みすぎ後遺症か、想い出症候群か、
すこしからだがだるいような感じです。
でも、なんだかここちいいようにも思える。

今年も来島者は多くて、55名だったかな。
去年よりも増えたそうで、よかったです。
おじさんも、にこにこして元気そうでした。

春爛漫そのものの、島風景が身にしみます。
まずは、前段まで…。
(考えがなかなかまとまりません)

20060410213023.jpg


電気ブラン
去年、京都を歩いているときに、新京極あたりでこんな看板を見た。
なんだか懐かしい気がしたので、パチリ。

20060406204246.jpg

大正のワイン王「神谷殿兵衛」氏が明治15年に作ったカクテルだとか。
氏が創業した浅草にある老舗の「神谷バー」で出されました。
創業当時は「電気ブランデー」と呼ばれ、1杯十銭で45度の強い酒。
それが縮まって「電気ブラン」となったんですね。
電気とつくことで、流行の先端、かっこよかったのでしょう。

中身はというと、
ブランデー、ジン、ドライベルモット、ホワイトキュラソー、ワイン等
製法は秘密にされているとのことです。

フォークソング全盛の頃、東京にそんな酒があると聞きました。
確か、いちど瓶入りのその酒を飲んだような気もするのだが…。

考えてみると、けっこういろんな怪しい酒も飲んでいます。
(断っておきますが、怪しいものは酒だけですよ)

UFO?
どうしてこんな写真を撮ったのか、分からない。
あたたかみのある光に引き寄せられたのか。
案外、暇をもてあましていたのかも知れない。

K市の人工島にあるPホテルのコンベンションホール。
眠気との戦いに疲れていたときに、気づきました。
天井を見上げると、高価な(職業柄!)照明器具が…。

20060406204229.jpg

ぼんやり眺めながら、こんなこと考えてました。

あんな形の貝が、どこかにいそうだな。
ゆっくり回転すると、催眠に使えるかな。
高級カラオケ店(バブルの頃)にありそうだな、etc.


電気の資格更新の講習会だったんですが。
なんの資格だったか、いっこうに思い出せません。

サバカレー
本を読んでると(どんな本読んでるんだ、と思われるかな)、
「サバカレー」なるメニュー(もちろん食べ物)に遭遇した。
鯖といえば、貧乏学生時代に食べた、さばの味噌煮の缶詰。
安くて、量があって、おいしくて、栄養価も申し分なし。
優等生みたいな食品でありました。

インターネットで探してみたら、なるほど売ってますね。
こんな感じです、ラベルのイラストもなかなかいいですね。

20060403214024.jpg

初めて商品化されたのが、1996年10月とのこと。
製造元は、千葉県銚子市にあるそうです。

こんなラベルもあって、なかなか楽しいですね。

20060403214037.jpg


20060403214047.jpg


20060403214059.jpg

食べてみたいな。食べたことありますか?

東条温泉
朝から雨が降りそうな天気。
でも、疲れ気味でもあるので行ってみることにする。
以前になんどかいった経験のある「とどろき荘」。
案の定、雨が降ってきました。
入浴料は600円なり、でした。


20060402184428.jpg

ナビまかせで、なんとか到着しました。
建物も変わらず、むかしのままです。
温泉のなかは、やっぱりじいさんばかり。
ときおり、子どもがうろうろと遊んでいるぐらい。

でも、ジャグジーをひとりで占拠して、気持ちよかった。
あっというまに一時間近くが経過してしまった。


風呂あがりには、冷たい飲み物が不可欠。
ビールといいたいところだが、そこは我慢。
で、飲んだのがこれ。

20060402184444.jpg

薄まったトマトジュースのような味。
まあ、からだにはいいのでしょう。




プロフィール

ムッシュ

Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カレンダー

03 | 2006/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー