ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
07 | 2006/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

沖縄の味
ひさしぶりに暑気払いもかねて集まろうかと。
O駅前第三ビル地下街にある「レストラン OKINAWA」へ。
まあ、居酒屋なんですが。

IMG_1018.jpg

IMG_1024.jpg

残念なことに、「うみぶどう」なかったんです。
でも「島らっきょ」と「ラフテー」がうまかったです。

IMG_1025.jpg

お土産としていただいた、
Mさんが泉州から持参してくれた「水茄子」、絶品でした。
まさに、「旬」ですね。


スポンサーサイト
読書と出会い
人と人の出会いというのも、いま考えると不思議な気がします。
もし、あのときあの場所で彼(彼女)と会っていなければどうなっただろう。
ほんの少し時間がちがえば、互いに知らない者同士で擦れ違っていた。
そんなことを考えたりする夜もあるのですが…。
読書も同じようなことがあるのではないですか。
あの本にあの時出会ってうけた感銘がその後の生き方の方向を変えてしまった。
そんな思いでいまも本を読みながら、いろんな感慨に耽るのです。

「イヌイット」岸上伸啓 中公新書 ★★★
いままでは、「エスキモー」は蔑称であり、ゆえに「イヌイット」と呼ぼう。
などと聞いていましたが、そうでもないという説もあったりして、複雑ですね。
そういえば、ビルマも軍事政権誕生以来ミャンマーなんていってますね。
ぼくは個人的にビルマのほうがいいなあと思うので、ビルマ呼称派ですが。
それはさておき、極北の地も様変わりというのか、文明の悪影響が…。
アルコールに薬物、さらには化学物質汚染とたいへんな波に洗われています。
穏やかな生活(もう無理か)ができるといいのにな、なんて無責任に考える。
しかし、これも地球的時間でみれば、なんてことはないのでしょう。
そう考えると、すこし虚無的な気分にもなってきます。

「悪について」中島義道 岩波新書 ★★★★
「うるさい日本の私」新潮文庫で衝撃的に著者に出会ってから、もうずいぶんと経つ。
文献渉猟型哲学者(?)の多い日本の大学教授のなかでは、すこし毛色がちがう。
実践派哲学者、あるいは行動派哲学者というべきか。
『道徳的人間とは、常に善い行為をする人間のことではない。
自分の信念を貫くことが他人を不幸にするという構造のただ中で、
信念をたやすく捨てることもできず、とはいえ自分の信念ゆえに、
他人を不幸のうちに見捨てることもできずに、迷いつづけ、
揺らぎつづける者のことである』
人は知らず知らずのうちに偽善者になって生きているのかも知れない。
善く生きるとは、なまやさしいことではない、と改めて考えさせてくれる。

「鉄槌」ポール・リンゼイ 講談社文庫 ★★★
いまや落ちこぼれとなってしまったFBI特別捜査官ジャック・キンケイド。
そのシカゴに赴任してきたたたき上げのソーン支局長。
爆弾事件はその意外な展開をみせ、キンケイドは手腕を発揮する。
まっとうな人間として立ち直ることができるのだろうか。
解決したと思った事件の裏に、さらに邪悪な意志が隠れ見える。
たどり着いたのは元刑事の復讐による凶悪犯罪だった。
そして、彼を追い詰めたキンケイドは…。
興味のある人はご自分で読んでみてください、後悔はしないでしょう。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

地蔵盆
産婦人科医院の脇にある地蔵尊です。
地蔵盆の提灯が掲げられていました。
小さい頃のことを思い出しました。

IMG_1014.jpg

小学生の頃だったでしょうか。
巾着袋を用意してもらって、線香を持って。
近くの地蔵さんを渡り歩きました。

もちろん信心からではありません。
地蔵盆に参ると、お菓子をくれるのです。
それを、巾着袋に入れてもらうのです。

小さな子も連れて行ってと言われて、しかたなく。
そこには、おじいさんやおばあさんがいました。
小さな子の頭をなでてくれ、特別にたくさんくれました。

こうしたことが功を奏することも学習しました。
浴衣を着たりしている子もいました。
首筋がシッカロールで真っ白になっていました。


家と地蔵さんを何往復もして、
お菓子でミルクの空缶がいっぱいになりました。
なんだか、とても楽しかったことを憶えています。

処暑
日本には、中国伝来の陰暦の季節区分があります。
「二十四気」(にじゅうしき)といいますが、今日が処暑です。
ということなので、それぞれの季節ごとに六つの節気がある。

秋は、立秋→処暑→白露→秋分→寒露→霜降、となる。
字面を見ているだけでも、徐々に寒くなってくる雰囲気を感じます。
ということで、気分的にもだいぶ涼しく(?)なってきました。

今朝の気温26度(我家の温度計による)でした。
外を歩くと、確かに昨日までの暑さがやわらいでいる。
赤とんぼが飛んでいても(活動時間帯がちがう)、おかしくない。

秋になったら、暇ができたら、彼女ができたら…。
などと仮定できるように、人間は高度な能力(?)をもつに至った。
では、季節が実りの秋をむかえたらどうしようか。

などと夢想することで、行為の半分は終わっているのである。

ゴミを拾う老紳士
朝、駅の近くでよく見かける。
階段を、手摺りを頼りにゆっくりと降りてゆく。

紺のスーツをピシッと着て、ネクタイを締めて。
やや猫背だが、まあ、かくしゃくとしたものだ。
もうとっくに定年を過ぎて、年齢は70歳は越えているだろう。

そんなやや足元がおぼつかない白髪の紳士が、
なにやら、かがんでは拾っている。

なんだろうと見ていると、それは道端に捨てられたゴミだ。
昨夜もここで若者たちが腰掛けて、話したり食べたりしていた。
それを拾って駅のゴミ箱に捨ててから、ゆっくりと改札を通る。


彼の傍らを多くの通勤・通学の人々が黙ってすぎてゆく。

おまじない(?)
昨日はこの炎天下、あるテストで出かけてまいりました。
R山のふもとにあるK大学国際文化学部のキャンバスまで。

IMG_1012.jpg

草のところで蟻たちが懸命に(?)活動を繰り広げていた。
蟻は暑いなんてこと感じたりしているのかな。


IMG_1011.jpg

そのテスト会場で気付いたこと。

あのう、試験のとき、腕時計をはずして机の上に置きますか?
自分でも無意識にしていたんだけど、ふとどうして、と思った。
なぜ、そうするのかな…。
しばし考えてみたが、理由が思い浮かばなかった。

でまわりを見渡してみると、そうしてる人もけっこう多い。
これって、どういうことなんだろうな。ご存知ですか?

もしかして、なにかのおまじない、だったのでしょうか。

読書は続くよどこまでも
生きていると、嫌なこととか、心配事とかってたくさんあるものです。
そんなとき、どうしても考えはうつむき加減の方向になりがちで…。
人と話したりすると、案外どうってことないじゃないか、となるのですが。
しかしながら、そううまく話し相手が見つかるとも限らないわけです。
最後は、自分との対話になるのですが、でもその前に…。
なにげなく開いた本のある文章が、高みの眺望を与えてくれたりする。
ニュートンではないですが、まさしく巨人の背に乗せてもらってる気分。

「野生動物と共存できるか」高槻茂成紀 岩波ジュニア新書 ★★★
岩波ジュニア新書といって、莫迦にしてはいけないです。
まあ、ぼくはそんなこだわりのないほうなので、気にしませんが。
メダカがレッドデータブックに載ったと聞いて、驚いたことがありました。
サルの被害、鹿による熊によるなどよくニュースで聞いたりするのですが。
なんだか、先住のところを勝手に(?)開墾して、そのあげく被害だなどと。
動物の問題もそうですが、植物(原生林)環境も問題含みですからね。
なんとか地球号が健全になってから、次世代へバトンタッチしたいものです。

「死体絵画」アストリット・パプロッタ 講談社文庫 ★★★
警視シュトッカーと刑事警察、殺人捜査班、警部イナ(彼女がヒロイン)。
そして事件は、テレビの犯罪報道番組のキャスター、デニーゼを軸(?)に。
つぎつぎと殺されてゆくホームレスやボヘミアンなどの孤独な人々。
ドイツのミステリとは、すこし珍しい感じがするし舞台もちがっている。
殺されてゆくと言いましたが…、奇妙な点もあるのです。
これ以上は書けませんが、なかなかおもしろいミステリでした。

「『脳』整理法」茂木健一郎 ちくま新書 ★★★★
こんなイギリスのジョークが紹介されていました。
『オックスフォード大学を出た人間は、世界は自分のものだと思う。
ケンブリッジ大学を出た人間は、世界が誰のものでもかまわないと思う』
なかなかスクールカラーの違いをうまく言い表してる箴言です。
政治、経済の道に進むのか、それとも自然科学者となってゆくのか。
脳がこんなに注目されるようになったのには、わけがあります。
ぼくは、こう考えるのですが、いかがなものでしょうか。
西欧では、もう自然の法則(物理)を究めるのは時間の問題ではないかと。
となると、残されている未知の領域とは、内なる自然、脳の問題がある。
けっして、そんなことはないとは思うのですが、ああ、人間ですかな。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

森のパン屋
M島でバーベキューをやるからきてください。
と言われていたのだが、疲れのせいか寝過ごしてしまった。

で、Nまるさんのブログにあった山のなかのパン屋さんへ行くことに。

途中、八塔寺川ダムのところが公園になっていました。
なんだか、ストーンヘンジっぽいですが、なかなかいい感じでした。

IMG_0985.jpg

IMG_0987.jpg

IMG_0986.jpg

さて、ここがそのパン屋さんです。

IMG_0999.jpg

さて食べるぞと、
ふたり分にしては、すこし多かったでしょうか。
この小さな、しょうゆ味のパンがおいしかった。
コーヒー、ハーブティなど自由に飲めるんです。

IMG_1004.jpg

横には小川が流れていて足を浸すと冷たくて気持ちがいいです。

IMG_1005.jpg

さて、あのしょうゆパンを買って帰ろうと思ったら、ない。
ええー、まだあんなにたくさんあったのに…。
聞くと、後のお客さんが全部買い占められたそうです。
(うーん、返す返すも残念なり)

帰り道には温泉にも入って、ゆっくりと盆休みが過ぎてゆきます。

思索するおじさん
おじさんは元気にしてるかな、と。

戸を開けると、すこし驚いたように。
でも、すぐに笑顔になります。

「よう来たな」
「うん、お盆だしね、お墓参りに行ってきたよ」
「そうやったな」
「おじさん、元気そうだね」
「だれか知ってる人が来るかなと、思うとった」
「そう、よかった」


京都以来ですが、表情がとても明るく元気です。

「話し相手ができるのは、ええんじゃ」
「まあ、ビールでも飲めえ」


と、すすめてくれます。
すこしして、にやっと笑いながら
「おじさんにもビールを…」とTに言います。


君らが来たから、おお威張りで飲めるということのようです。
考えつつ話すおじさんは、いつものおじさんではあります。

IMG_0983.jpg

前の浜では、元気なFさんたちがカヌーで遊んでいました。
まさに島時間がゆっくりと流れてゆくようです。

テーマ:真鍋島の愉快な仲間 - ジャンル:旅行

お盆は墓参り
今年はお盆休みを四日間とって、O市で過ごす。
ここまで来たら、M島のおばさんのお墓参りに行こう。

IMG_0970.jpg

途中、高速道路の渋滞などあって、目指す船には乗れず。
では、ということで駅にあるパン屋さんで腹ごしらえ。
これで、たしか298円でした。
食べないですが、スイカパンなんていうのもあったりして。

IMG_0972.jpg

島に着いて、港からすぐ近くのお墓に参ります。
お寺の住職さんに出会い、「ご苦労様です」と言われました。
きっと、島の人に間違われているのだろうな…。

早いもので、もう三年も経ったんだなあ。

仏壇のほうにも参ろうと家へ行きます。
だれもいないようだが、鍵もかかっていないので座敷へと。
お供えをして、お線香をあげて、しばし物思いに耽る。
線香が消えるころに、島宿のほうへと向かうことにする。

IMG_0984.jpg

坂道を登るのも、すこし疲れます。
おまけに暑いので、汗が流れてきます。
でも、建物の屋根が見えてくると、疲れも吹き飛ぶんです。

テーマ:真鍋島の愉快な仲間 - ジャンル:旅行

涼しい読書
暑いときには、読書なんかできないのでは、と思いますか。
そういわれれば、という程度なんですが、調べてみると、ね。
過去の状況をみてみると、確かに八月は少なくなっています。
しかし、七月、九月はかえってよく読んでいるようなのです。
やはり旅行など行くと、本を読むことも少なくなるのかもしれないです。
涼しいところで、ビール片手になんて、理想郷(?)でしょうか。

「ヒト 家をつくるサル」榎本知郎 京都大学学術出版会 ★★★
『ヒトの新生児は、女が一〇〇人に対し、男は一〇六人が生まれてくる。
それでも、一九七〇年ごろまで、日本の二〇歳人口は、男女がほぼ同数だった。
つまり、男の子の方が弱くて、子どものうちに女の子より多く死んでいったからである。
これが、二〇〇〇年では、二〇歳人口の性比が一〇六対一〇〇となっている。
つまり、生まれたときのままなのである。』
ということは、年々歳々男が余ってくるということになる。
なかには、かけもちする奴なんかもいるから、問題はさらに深刻(?)になる。
などとは考えないのだが、以上はあくまでも統計的なこと。
実際問題は、自分だけのことなのであるから、様相はまったくちがってくる。
このあたりのことがわからない人が多くて、ちぐはぐな会話になることも多々ある。

「進化生物学への道」長谷川眞理子 岩波書店 ★★★
長谷川さんて、すこし過激なところもあるんですが、そういう点も好感です。
いままでの研究生活の概観のような体裁をとっているこの本ですが、
随所に彼女なりの視点がみえて、そんなふうに考えてきたのか、と。
進化論というのは、やはり重要な理論なんだと思う。
しかしながら、進化と進歩はちがうということが分からない人が多い。
進化の方向性というのか、そんなものがあるのかどうか、疑問だなあ。
まだまだ、喧々諤々の分野ではあるのですが、興味深いのであります。

「城」カフカ 白水社 ★★★★
測量士、K.が「城」のあるところにやってくるところから物語りは始まる。
カフカといえば、「変身」が有名だが、この小説もなかなかおもしろい。
世間一般で言うところおもしろさではないかも知れないが、引きつけられる。
「城」はなにを表わしているのだろうか。
「官僚組織」「ヒエラルキー」などというのは簡単だが、そういうことではない。
人は、その性質のなかに「城」をもっているものなのかもしれない。
そんなふうに思いつつ読んでいたら、なんだかKが哀しく思えてきた。
こればっかりは、自分で読んで感じるしかないのではないか。
そんな、二十世紀の代表的な作家ではある。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

謎のGS
「ひまわりの丘公園」からの帰路のこと。

「そういえば来るときに見つけたガソリンスタンド、安いよね」
「そうだな、あそこはいつも並んでるな」
「そうなの、確か135円だったよね」
「そうだな、安いのかな」
「だって、いまはみんな140円台よ」
「いろんな情勢で高くなってるのだろうけどな」
「とにかく行ってみましょう」

ということで、そのGSにやってきました。
なにかしら雰囲気がちがうなあとは感じていたのですが…

「ねえねえ、看板がないわよ」
「ほんまやなあ、どこにもでてないなあ」
「エッソとかコスモとか出光とかないわね」

「でも、車はズラッと並んでいるからな」
「ずいぶん前からあるの?」
「そう、このバイパスが開通した頃からある」
「セルフでもないのね」
「おおっと、こんな田舎で、時給1100円だって
「すごい、でもこんなに車が並んでちゃ休む暇ないわね」
「それで、高いんだろうな」

うーむ、すこし怪しい(?)GSでした。

ひまわりの丘公園
インターネットで見つけたK市の北に位置するO市にある、
「ひまわりの丘公園」へと日曜日に、出かけてみました。

まだ新しいのでしょうね、日陰がほとんどありません。
太陽はかんかん照りで、まあひまわりにはふさわしいと思えました。
さて、どこに一面のひまわりがあるのだろう。
うろうろと歩いてみますが、それらしきもの影も形も見えず。
しかたがにので聞いてみると、今朝すでに刈ってしまったとのこと。

「なんでやねん、今日は日曜日やで」
「うーん行政のやることは、ときとして理解不能やな」
「せっかく暑いなか来たのに」
「しかたがないではないか、これが世の常なのだ」


DSCF0004.jpg

しかしです、産地直売の売場をのぞくとそこには花畑が…
というか、とても安く花が買えたのです。
(なにせもうお盆ですから、仏壇にもきれいな花をね)

「ひまわりの塔」というのはありました。

DSCF0006.jpg

DSCF0007.jpg


読書は上々
読書って、変な癖みたいなものなんでしょうか。
でもすごいことだな、と思うことがしばしばあります。
一生のうちで、出会う人の数はどれくらいなのでしょう。
読書も出会いのうち、なのでしょうか。
すてきな人(本)に出会えると、人生が楽しく感じられます。
まだまだ、驚くようなことがあるのでしょうね。

「ヌサンタラ航海記」村井吉敬・藤林泰 編 リブロポート ★★★★
ヌサンタラとはサンスクリット語で島の間ヌサ・アンタラを意味する。
東南アジアの多島海をゆく調査船の旅の記録なのであります。
もちろんぼくの大好きな鶴見良行氏も乗船しておりますよ。
国家とは不思議なもので、なぜ存在しなければならないのかと問われると、
返答に窮することにもなる、多民族をかかえた国も多いのである。
さらにそこが海だと、国境もあるようでもあるがはっきりしないもの。
もとより、国家成立以前からそこに人は住み交易はおこなわれていた。
そんなことを考えると、旅にでたく、歩きたくなります。

「顔からでまかせ」清水ちなみ 講談社 ★★★★
清水さん(著者ですが、こう呼びかけたい)ておもしろい人だと思うな。
ぼくはこういう考えをもっている人、行動をする人が好きですね。
男とか女とか関係ないところで(こういうと誤解があるけど)、いい感じがする。
なにごとも、ついうわべだけとか、目先にとらわれたりすることが多いけど、
いやまてよ、こう考えることもできるんじゃないか、と立ち止まれる人がいる。
そんな人だと思うし、思ってることを臆せずしゃべれる人だ、清水さんは。
でも、けっして下世話な事情に通じていないわけではないところが、またいい。
書かれていることも、けっして軽い話題ばかりではない、とぼくは思う。

「考えすぎる女たち」S・ノーレン=ホークセマ ソニー・マガジンズ ★★★★
『一人歩きする考えにとらわれると、実際には存在しない問題に悩んだり、
問題を大げさに考えすぎたりするようになります。

特別なことは何もないのになぜかイライラして、
少なくとも最初のうちは、その原因やはっきりとした理由がわかりません。』
そんなことが、あるといわれればあるような気がしますね。
また、こんな面白い研究があるそうです。
『幸福と感じられる人(幸福派)と感じられない人(不幸派)とでは、
社会比較の仕方が根本的に違うといいます。
不幸派は、年中、自分と人を比べます。』
人との差で、さも幸福感が測られるような気分になってしまうのでしょうね。
世の中、楽観的に(むずかしいけど)生きていきたいものです。
そんなことを、つい思ってしまうのです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

続「四枚カード問題」
では、抽象的な問題ではなくこんな問題ならどうだろう。
「ビールを飲むなら二十歳以上でなければならない」という規則。

カードは「ビール」、「コーラ」、「二十五歳」「十八歳」である。
さて、この規則が守られているどうかを確かめるには、
最低限、どのカードをめくればいいだろうか?

このような問題だと、正答率はいっきに七十五パーセント以上になる。

この答えはすぐわかりますね、「ビール」、「十八歳」ですね。

では昨日の問題の答えは、
(1)母音である「A」のカードの裏がほんとうに偶数かどうか確かめること。
(2)偶数でない「7」の裏が母音でないことを確かめること。


どうでしたか、正解でしたでしょうか。
(1)は、ほとんどの人が正答するんです。
(2)は、うーん、そうなの?といった反応でしょうか。


問題は(2)なんですね。
多くの人は偶数である「4」の裏が母音であることを確かめようとしてしまう。
しかし、実際には「4」の裏はなんでもよい。

規則は、「母音ならば偶数である」ということなのですから。
ご理解いただけたでしょうか。

「四枚カード問題」
ご存知でしょうか。

いま、「pならばqである」という規則があるとする。

例えば、それが「母音のときは偶数である」という規則だとする。
ここに四枚のカードが並べられており、
それぞれ一個の数字またはアルファベットが書かれている。
アルファベットが書かれたカードの裏には数字が、
数字が書かれたカードの裏にはアルファベットが書かれている。

いま、見えているのが、「A」、「K」、「4」、「7」であったとしよう。
さて「母音のときは偶数である」が守られているどうかを確かめるには、
最低限、どのカードをめくって裏に書かれている
数字またはアルファベットを確かめねばならないだろうか?

さてじっくりと、よーく考えて答えを出してみてください。
眠れぬ夜に、こんなことを考えるのも楽しい(?)のでないでしょうか。

ちなみに、この問題の正答率は、
どの国のどんな集団でテストをしても、一割ぐらいなんだそうですよ。

答えは明日書いておきます。



プロフィール

ムッシュ

Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カレンダー

07 | 2006/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー