ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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バリ島見聞録一
以前よりOくんからお誘いがあったバリ島へ行くことに。
人数はいつのまにか増えてゆき、最終的に14名になる。
若い頃からの仲間と、その娘、あるいは息子夫婦(新婚)などと。

やがて八日間のツアーは始まるのではあるが、なにせ記憶が…。
ということで、気づいたことなど中心に書いていきます。

わがK市からは高速船で30分です。
港に車はおいて、乗り込みます。
乗客もまばらで、ゆったりとした気分です。

20060917_0004.jpg

前日から関空乗り込み組み五名、あとは各地より。
なんとか集合でき、まずは一安心。

空港でのこんな話。
飛行機嫌いが、約二名いるのである。
ふと外を見ると、ぼくたちの乗る飛行機の翼が…。

20060917_0012.jpg

こういう機種なのではあるが、ついイタズラ心が。

「あれえ、見てみ、翼が曲がってるで」
「えー、そんなあほな」
「じゃあ、自分で見てみたら」
「わあー、ほんとやどうしよう」


などと出発前から賑やかさ全開、のわれらであります。

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テーマ:バリ島 - ジャンル:旅行

読書の時間
急に涼しくなって、秋本格化というところでしょうか。
読書の秋、とはよく言われますが、おおいに読みかつ考えたいものです。
読書するに、どんな環境がもっとも好まれているのだろうか。
クラッシック音楽が静かに流れるなか、ロッキングチェアーにゆられて。
あるいは、外界の音を一切遮断して、本の世界にのめりこむように。
ぼくなら、焼酎の湯割を飲みながら、ときに月をも眺めたりして…。
しかしながら、なにごとも「過ぎたるは及ばざるが如し」なのです。

「記憶と情動の脳科学」ジェームズ・L・マッガウ 講談社ブルーバックス ★★★★
記憶には、「短期記憶(ワーキングメモリ)」と「長期記憶」があることはご存知ですね。
でも、このワーキングメモリがないとどうなるのかは想像しにくいところがあります。
電話もかけられないですね、一瞬ですが番号を覚えていないといけないのですから。
記憶がないと、なんども同じことをしてしまうかもしれません。
世の中の人は記憶力をなんとかして高めたいと考えているようですが…。
逆に、記憶力がよすぎて苦しむ人もいることは事実です。
忘れることができないのですから、ゴミの山のなかにいるような気分とか。
記憶することと、忘れることとがバランスよく…、これがむずかしい。

「もう話してもいいかな」松山猛 小学館 ★★★
筆者は「フォーククルセダーズ」とともに世に飛び出した。
フォークの十字軍とは、そのころの時代の雰囲気を感じさせます。
いまの若者の感覚とは、かなりちがっているように思います。
やっぱり、団塊の世代は真面目なんだなあ、とつくづく思います。
もちろん、その真面目の意味内容がいまとではかなりズレがあるんですが。
「帰ってきたヨッパライ」の成立経緯などはおもしろく読めました。

「ちょっと変だぞ四字熟語」高島俊男 文藝春秋 ★★★★
「お言葉ですが…」シリーズもこれで10冊目なんですね。
しかし、単行本化は今回で打ち切り、とはさみしい限りです。
(ぼくのように買わないで図書館で借りる輩が多いからなんでしょうか)
今回の書名にもなっている四字熟語、いろいろと知らなかったことがある。
試行錯誤(trial and error)、門戸開放(Open-door policy)は、
英語から来たものだったんですね、案外気づかないものです。
もともとは中国の故事成語が多いんだろうけど、言い方がちがうものも。
こんな例があげられていました。
日本では「奇想天外」と言うが、向こうでは「異想天開」と言うのだとか。
なるほどね、いつも感心しながら読んでおります。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

図書館で(続きの続き)
と声をあげそうになったら、からだがふわりと浮いた。
みるみるからだが上昇してゆく。
天井があったはずなのだが、いつのまにか空高く。

すこしお腹に、えいっと力を入れれば、
前のほうへとすべるように動きだした。
気持ちのいいものだ、空を移動するのは。

と思ったとたん、バス停横に立っていた。
急いで大学に帰らないとゼミの時間に間に合わないぞ。
レポートはどこに入れたかなとかばんの中を探していると、
急にバスが発車するというではないか。

慌てて乗ろうとするのだが、座席は屋根もなく、
長椅子が並んでいるだけだ。
おまけに空席があるのは真ん中だけ。
やだなあ、入りにくいなあと思いつつ乗り込んだ。

あっ、忘れ物したんじゃないか。

そこで、目が醒めた。
しばらくは後味の悪さが残る夢だった。
どういう意味があるんだろう。
嫌になってしまう。

(おしまい)

図書館で(続き)
手近の本を一冊とってみるが、重くて床に落とした。
じっと掌を見ると、やわらかで小さくてこどもの手のようだ。
にぎってみると、確かに自分の手だ。

わ~、もう休み時間がないやんか。
早く教室に帰らな、怒られる。
出口はどっちやろ。

わからへんけど、えいと右側へ行った。
書架の間を歩いてゆくけど、なかなか通路に出えへん。
おもわず泣きそうになったとき、閲覧机がちらっと見えた。

だあれもおれへん。
先生もどこにもおれへんぞ。
急に不安になった。
鍵をしめられたんちゃうやろな。

走って扉のところへ行った。
あれっ、かたい。
閉められたんやろか。
力を入れたら、すこし浮きあがった。
ごとっと、すこし開いた。

そのとき、背中のほうに気配を感じた。
だれもおれへんはずや。
気のせいや、ぼくも気がちいさいな。
でも、なかなか戸がそれ以上動けへん。

わあ~、なんか後ろから来たあ。

(まだ続く)

図書館で
人ひとりがやっと通れるくらい狭くて細長い部屋。
両脇は天井までの書棚で本がびっしりつまっている。
そのなかで、両脇を見上げながら必死にさがす。

「どんな分野でもいいから、ベストな本を十冊あげよ」

気ぜわしく行き来しながら、さらに二階へと向かう。
窮屈な階段を三階へあがる頃には息が切れてきた。

どの分野に決めればいいのか。
焦る気持ちでにじむ汗が、ポトリと床に落ちた。
しまった、汚してはいけない。

まわりを見回してもだれもいない。
さっきまであんなに多くの人が本を探していたのに。
いまは、森閑としている。

ぜいぜいと自分の息だけがやけに大きく響く。
ふと横を見ると、ひらがなやカタカナが目立つ。

「リア王」
「家なき子」
「かちかち山」


どうしたことだ、ここはどこなんだ。
いつか小学校の図書室に迷い込んでいた。

(続く)

脳と読書
脳科学について書かれた本を読んでいると、いつも変な感覚にとらわれます。
映像的には、入れ子構造になった鏡に映った自分の姿を見るような感じですか。
鏡の中の自分を見る鏡の中の自分、を見る鏡の中の自分、の繰り返しです。
めまいに見舞われそうな、そんな気持ちになってきます。
しかしですね、こう考えているぼくは、死ぬとどうなるのでしょうか。
肉体とかではなく、考えるぼくなんですが、消えてしまうんでしょうね。
それがどうしてもうまくイメージできないですね、ほんとうに。

「脳死臓器移植は正しいか」池田清彦 角川文庫 ★★★★
むずかしい問題ですが、その人の人生観、信念を問うているとも言えるでしょう。
臓器をあげる側(ドナー)と、もらう側(レシピエント)とでは、
ずいぶんと立場も気持ちの在りようもちがっているでしょう。
その前に、脳死は人の死か、という問題もあるから複雑です。
医療の進歩(?)はまた新たな問題を生み出したということです。
しかし、臓器を移植するというのはどうなんでしょうね。
一部地域では、そこにブラックマーケットが成立しているようですし。
著者も述べているように、ぼくもドナーになるつもりはありません。
心臓を移植し究極には脳までも移植された彼は、いったいだれなんだろう。
そんな、サイボーグの悲哀(?)を描いた映画があったような…。

「ブルー・ブラッド」デイヴィッド・ハンドラー 講談社文庫 ★★★★
主人公は映画評論家のミッチ・バーガー、俗世間から離れた島で事件が起こる。
事件を解決しようとするのは、凶悪犯罪班の警部補、デズ・ミトリーであるが…。
題名のブルー・ブラッドとは、貴族や名門、あるいはその血統を意味している。
ミステリって、たいがいいちばん怪しくない人物が犯人だったりする。
では、本編はどうなのだろうか、最後までそこが謎につつまれている。
その鍵はフィボナッチの数列にある、とミッチは断言するのだ。
それとは別に、映画に関する薀蓄が随所にでてきて(主人公がそうだから)、
そのあたりもなかなかおもしろい意見が聞けて、愉しませてくれる。
もう一冊読んでみたいなあ、なんて思うのでありました。

「脳のなかの幽霊、ふたたび」V・S・ラマチャンドラン 角川書店 ★★★★
共感覚(Synesthesia、シネスシージア)ってご存知でしょうか。
比喩ではなく、特定の音程の音を聞くと色を感じる人たちがいる。
たとえば、C♯は赤、F♯は青、などというふうに、である。
また数字を見るとそれぞれに色が見えるという人たちもいる。
白い紙に黒で5と印刷してあると、赤く色づいて見え、6は緑、7は藍色というふうに。
こういった現象はなにを意味しているのだろうか。
また幻肢も不思議といえば不思議な現象である。
事故などで切断した足が(いまはもうない)、ふとしたときに痛むというのだ。
そこには確かに足は存在しないのだが、痛みはまさにリアルに感じるという。
これらのことはすべて脳のなかで起こっていることなのである。
この世の中には、興味深いことがいっぱいあるものです。

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「ブーバ/キキ」実験
「ブーバ」と「キキ」って、なんだろうと思いますか。
では、次の図形を見てください。

20060907215937.gif

これは火星人が使う文字で、一つは「キキ」、もう一つは「ブーバ」といいます。
あなたはどちらが「キキ」でどちらが「ブーバ」だと思いますか?


さて、この実験ではなんと98%の人が、ぎざぎざの図形がキキで、
アメーバのような図形がブーバだと答えました。
(興味深いことに、タミール語族の人たちも、同じ結果を示します。
だからこの現象は、ぎざぎざの図形がアルファベットの「K」という文字の
外形に似ていることとは関係がないようなのです。)

このぎざぎざの図形と「キキ」ってことばの間には共通性はありません。
ですが、この二つには共通する属性があります。
キキの外形には鋭い屈折があり、
脳の聴覚皮質に表象される「キキ」という音も、鋭い屈折(抑揚)をもっています。
われわれの脳は、複数の感覚にまたがって、
「ぎざぎざ」という共通の属性を認識し、
それを抽出し、両者はともにキキだという結論に到達するのです。

駆ける犬と、ことばの「いぬ」には意味的な相関はない、はずだったんですが…。

麦酒工場
確か、もうすこし北に行ったところにあると聞いた。
ナビに設定して、いざ出発。

見えてきました。
まだ新しい工場です。

IMG_1088.jpg

マークのブロンズ像もあります。

IMG_1091.jpg

お目当ては、もちろん試飲なのであります。
(ビールのおかわり券もあって、二杯飲めます)
おつまみ付です。

IMG_1095.jpg

広い試飲ホールは大勢の見学者でいっぱいでした。
やっぱり、生ビールはうまいですねえ。
(運転するひとは飲めません、清涼飲料水で我慢?)

最寄り駅からは、こんなバスで運んでくれます。

IMG_1104.jpg


森のなか
もう九月になったけど、日中はまだ暑い。
ふと思いついて、近くの植物園へ行ってみようかと。
家から車で30分もかからないでこんなところに来れる。

IMG_1064.jpg

こんな空が広がっていました。

IMG_1068.jpg

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ボランティアの案内の方について、
1時間園内を案内してもらいました。
ふーん、なるほどの連続でした。

いいですね、緑のなかを歩くのって。

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こんな池におたまじゃくしがたくさんいました。
(モリアオガエルだそうです)

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さて、このあとはどこへ行こうか。
すこしのどが渇いた感じがする…。

某海岸
昨日は会社の創立記念日で休み。
海の見えるところにやってきました。

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ちょっと外国に来た気分です。
でも向こうに見える橋梁と島は…。

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なぜか、靴を三足も買ってしまいました。

20060901_0001.jpg




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Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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