ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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それは…
恋人の写真かな。
それとも、こどもの写真だろうか。
たぶん、家族の写真かもしれないな…。
などと考えはひろがったのではないか。

ロマンチックな考えに陥った人は分からなかっただろう。

で、文章はこう続いていたのだった。

『パスポートの貼られた、自分自身の写真である。』
(「現代日本文化論7体験としての異文化 岩波書店 所収
セレンディピティと私の方法 港千尋 より)


言われてみればあたりまえのこと、なのではあるが…。

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一枚の写真
本を読んでいたら、こんな文章があった。
なんだかクイズみたいに感じたので書いてみる。

『旅するとき、いつも持っている一枚の写真がある。
私だけではないはずだ。
大多数の人々は異国を旅するとき、
必ず一枚の写真を、それこそ肌身離さず持っている。
今日それは旅の必要条件になっている。』


そうかなあ、ぼくももっているのかなあ。
そんな感想がまず浮かんできたのである。

文章の続きは明日に。

寒菊咲く
今年の六月にRちゃんからプレゼントされた菊の苗でした。
M島のおばさんが育てていた菊なんだよと。
育つのかすこし不安でもあったのだが、花開いた。

ベランダの日当たりのいいところに鎮座まします。
いっとき青虫の来襲で危機に陥ったが、なんとか復活。
可憐な紅の花をみせてくれています。

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この菊を見ていると、遠くまでながめている気がする。
どこからか声でも聞こえてきそうな感じ。
寒さにも負けず、なかなかのしっかりもの。

黄色のほうはまだ蕾です。
なんだか楽しみが感じられる年の瀬になりました。

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メタ読書
言語を記述する言語を「メタ言語」という。
メタとは、広義になにかを取り込んだなにか、なにかについてのなにか、
といったものがメタと呼ばれる場合がある。
読書について書くことは「メタ読書」ということになるのである。
ニュートンではないですが、読書も巨人の肩に乗るに似ている。
高くに視線があがれば、展望も利くというものです。
はるかを眺めるのは気分のいいものです。

「考えることの科学」市川伸一 中公新書 ★★★
ヒューリスティックス(heuristics)とアルゴリズム(algorithm)。
答えに到達するのに、直感をもちいるか、手順に従うか。
ヒトはなにかを考えずにはいられない。
考えていないと言い張っても、それは考えているのである。
考えていないと思うことを考えているのであろう。
まあ、そんなことはどうでもいいのだが、考えるなら正しく考えたい。
考えることは老化防止にもなるということなので一石二鳥である。
であるから、競馬などもときに考えあぐねるまで考える。
結果なんかどうでもいいのだ(と負け惜しみなのである)。

「汚れた翼」(上)(下)ジャン・バーク 講談社文庫 ★★★★
謎の暴漢に襲われてランドルフ一家は殺害される。
だが、かろうじて助かった幼い息子セスは殺され、刑事も行方不明になって…。
それから十年後、山中でセスナと共にルフェーブル刑事の死体が発見される。
そこから捜査は始まってゆくのがこのミステリの展開だ。
しかし、どうしてこう登場人物はかっこういい人ばかりなのだろう。
それは読者が感情移入しやすいようになっているからなのだろう。
たまには、そんな作品も読んでみたいものです(でもつまらないかな)。

「大阪学余聞」大谷晃一 編集工房ノア ★★★
ここでいう大阪とは、京阪神に奈良を加えたぐらいの地域のこと。
難波宮は、平城京や平安京より古い都だったんですね。
すっかり忘れておりました。
難波(浪花)探訪もまた興味深いかも知れない。
最後に、世阿弥元清の『花鏡』のことば。
『初心忘るべからず、
時々の初心忘るばからず、
老後の初心忘るべからず。
この三句、よくよく口伝となすべし。』

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

忘年会シーズン
先日、職場の忘年会がありました。
会場はポートアイランドにあるKPHです。
空港への途中の駅で降ります。

ホテルのなかは暖房が効いててあたたかいです。
ロビーもすっかりクリスマスの雰囲気です。

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会場の照明も華やかです。
立食パーティ形式でおこなわれます。

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今回は飲むよりも食べることに重点(?)をおきました。
鉄板で焼くステーキなんかもあります。

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焼酎はこんなラインアップ(いまいちですが…)でした。

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ちょっと食べすぎかもしれません。
帰りは送迎バスで、乗場もイルミネーションがきれいです。

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思い出せない夢
人間は眠ると、まずは夢を見ているのであるらしい。
しかし、目覚めたときにはさっぱりと忘れてもいる。

先日、あっこれは夢だな、と確かに分かった。
でも、この着想はなかなかいいのではないか。

しかしながら、目覚めたらたいしたことはなかった。
ということもまあ多いのも事実なのでがあるのだが。

とにかく起きたときに記憶していなくては話にならない。
さて、どうしたものだろう、と夢のなかで考えた。
こういうときには、連想法的手法が役に立つだろう。
なにかに意味づけて憶えるという方法だ。

これで完璧に記憶したぞ。
夢のなかで、ほっと安堵の溜息をついた。

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そして朝になった。
気分爽快に目覚めたのだが、
どうしてもその閃いたアイデアが思い出せない。
もちろん、意味づけたものも思い出せないのである。

だが、夢を見たということははっきりと憶えている。

空ゆく雲
ときに空をながめると、雲がながれてゆく。
右から左へとゆるやかに移動してゆく雲の群れ。

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人によれば、あの雲に乗ってどこかへ…。
などと考えるらしいのだが、
残念ながら(?)、ぼくはそうじゃない。

地球は確か自転しているのだったな。
ということは、雲が流れているのではなく、
地球が動いて、相対的に雲が流れているように見える。
ので、いいのだろうか。
いやまてよ、地球を取り巻く空気の層はどう動くのだろうか。
などと考えはめぐってゆく。

そもそも地球は回転している(自転している)のに、
なぜ、その地球上に立っているぼくは微動だにしないと感じるのか。
視覚と同じように脳が補正しているからそう感じるだけか…。

などと思うことが多い。
まことにロマンチックではないのである。

酒場にて
いつもながらについふらふらと居酒屋に立ち寄る。
焼酎の湯割などのみながら、思いにふけってしまう。

こうみえても、ひとりでのむことが圧倒的に多いのです。
けっして人とのむのが嫌いだというのではないのですが…。
(身近に友がいないということもあるのかも知れません。
また、無理に友みたいな顔をしたくないというのもありますね)

で、なにを考えてのむかというと、
ヒトはなぜ酒をのむのだろうか、なんてね。

ぼくは、いつもぼけっとしながらのんでます。
そういえば、トイレに立つということもないですね。
これはあくまでひとりの場合のことですが…。
そんなに長くいないんです、まず一時間もいないでしょう。

その間、ほかの呑み人を眺めている。
そんなことが多いですね。

安い飲み屋なんですよ。
今回は、湯割を三杯でしたね。
つまみは、湯豆腐、ネギマ(おでんの)二本、
とスキミ(これはマグロの刺身のきれっぱし)。
これで、1250円でした。

ルミナリエの季節
「ルミナリエ」には、
阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意が込められています。

また同時に、復興・再生への夢と希望を託してもいるのです。

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大震災の起こった1995年12月に初めて開催されました。

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今年、2006年で12回目になります。

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今年のテーマは「空の魅惑」

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「ルミナリエ」の語源はイタリア語のIlluminazione Per Feste
(祝祭のためのイルミネーション)だそうです。

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喧騒のなかでも、なんだかしんみりします。

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遭遇する
昨日のことである。
いつものように図書館で時間をすごしたのち、
信号を渡って、電車の駅へと歩いていたときのこと。

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「あれえっ」
「どかうしたの?」
「うん、それがね」
「ボディコンの女?」
「どうして、分かるの?」
「すれ違ったとき、そんな気がしたのよ」
「そうなんだよ、どうしてこんなところで…」
「やっぱりそうだったのね」


しばらく、後姿を眺めていた。
変わらぬシックないでたちで、颯爽と去っていった。

新一年生
最後に、是非書いておきたいなと思ったこと。

今回、堺から参加したMさん夫妻。
一緒に来たのがかわいい顔した、りょう君。
ちょっとはにかみながらも、明るく笑います。

親類だとかいうことですが、この歳にして世間の荒波に。
ということなので、楽しい想い出ができるといいですが…。

大人に混じってでしたが、りょう君元気でしたね。
みんなも子ども時代を思い出したり、
あるいは、孫の顔を重ねていたのかも知れないです。

ただ、N原くんのことだけ「お兄ちゃん」と呼ぶんです。
まさに、なにをかいわんや、でありました。
そこで、「お姉ちゃん」は、と聞くと、
ぐるっと見回して、ちょっと困ったように、
でもはっきりとした声で、おねえちゃんはいない、と言うんです。
なかなか、正直な(?)こどもでありました。

Mさん、よく連れてきてくれました。
りょうくんに会えて、みんな楽しかったですよ。

来年はピカピカの小学一年生、頑張れ!

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人生の楽園
あとからやってくる連中とここで集合です。
落ち着いたインテリアで、料理もおいしいですね。
(12月23日のテレビ番組『人生の楽園』で紹介されるとのことです)

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いろんなところにセンスが光ります。
これ、おしぼりです、粋ですね。

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まずは、柿のサラダから始まりました。
食事とひさしぶりの会話で盛り上がります。

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東京のTさんもはるばるやってきています。
台湾からもハンチングでおしゃれなSさんも参加。
(短い休暇なのに、奥様をひとりにしておいていいのかな)
宇治のKちゃん夫妻もあいかわらず仲がいいですね。
茨木のSさんも変わらずに元気でした。

いつのまにか、20人近くの団体になっていました。
あまりに居心地がいいので、頼んで長居させていただきました。

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最後にこんなところに立ち寄って今回のツアーも終了。
奈良のOさん、ほんとうにご苦労様でした。
さて次回は、どこでいつ会えるのでしょうか。

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サイクリング
一夜明けて、晴れわたっていい天気になりました。
しかし、いささか風はありすこし寒いようです。
元気なわれらは早速、駅前のレンタサイクル屋へと。

バリ島での経験(?)をいかして慎重に走ります。
今日のガイドは近在のT岡氏、さっそうと先導です。

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奈良は柿で有名です。
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
の句が聞こえてきそうです。

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のんびりと田園のなかの畦道などを走ります。
冷たい風も火照った頬に気持ちのいいものです。
碧く高く遠のくようで、魅入られそうな今日の空です。

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最後にすこし坂を登ったところにあるお寺へ。
ここは「西國七番霊場 岡寺」であります。
S裁はここでも、ひょんな人に出会いました。
不思議なものですね、何年も会わなかった人との巡りあい。
(残念ながら、男性でありました)

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本堂で見上げると、千社札がいっぱい張られています。
この字を見ていると、なんだかほっとするんです。

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見下ろす谷間に拡がる名残の紅葉がすばらしいものでした。

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飛鳥鍋で夜が更ける
食事が終わって、付近を散策する。
このあたりから、すこし小雨模様にになってくる。
石舞台のあたりに着くころには本降りになってきました。

わたくし、自慢ではありませんが…。
みんなとの旅行では、ほぼ100%の確率で雨が降ります。
やっぱり、わたくしが雨男なのでしょうか。

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バリ島では降った記憶がないのですが…。
(外国までは神通力(?)が届かない…)

温泉施設でゆったりとしたころには、やっと雨もあがりました。

この鍋に入ってる白いのが牛乳です。
沸騰したら(だったかな)だし汁を加える。
あとは、ふつうの寄せ鍋の要領です。
ただ、すき焼きのようにとき卵で食べます。
思ったほどの味の変化はなく、ふつうの鍋感覚でした。

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食事のあとは、一部屋に集まって…。
今夜も言いたい放題で笑ったり、楽しい時間がすごせました。
S裁もおおいにのって、いろんな秘話を披露してくれました。
ここに書けないのが残念ではあります。

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明日香村にて
「朝からいい天気だなあ」
「やっぱり、わたしは晴れ女なんだわ」
「そういうことだな、しかし冷え込みそうだ」
「そうね、着込んできて正解」


などと話しながら高速道路を走る。
近鉄「飛鳥駅」周辺には、観光客らしき人がちらほら。

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時間があるので、近くの喫茶店にはいる。
なんと、お客のほとんどは中高年なのである。
ふーん、エネルギーあるなあ。
おまけに、山盛りの(?)モーニングセットを食べています。
まあ、しかし、元気でなによりです。

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今日の昼のハイライトはこれ。
「ささら膳」というのです。

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なかなかおいしかったですね。
若いときとちがって、肉類より野菜の煮物などいいです。
なんだか、健康になりそうな感じ(?)

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読書はメルクマールか
なにかに行き詰って、考えあぐねるときがある。
つと、本を手にとってなにげなくページを繰っていると、思わぬ警句に出会う。
それはぼくがそう思って読むだけであるのだろうが、不思議の念にうたれる。
またあるときは、なにげない瞬間にある一節が思い浮かんでくる。
これはまさしくそういうことであったのかと、がばっと起立する。
いままでのもやもやとした霧がいちどきに晴れわたるようでもある。
そんなとき読書の醍醐味をしみじみと感じいるのである。
ヒトは、いつもなにかを知りたい(知らないことをも)動物なのだろうか。

「感じない男」森岡正博 ちくま新書 ★★★
いまや世界に誇る(?)日本のオタク文化。
そのオタク、そしてロリコンを自身の実感をまじえて書き綴ったものです。
いままでのロリコン感とはちがった考察を加えています。
以下のようなところは、なにか同感(?)できるのではないでしょうか。
『おたくたちが、美少女キャラやフィギアなどを見て「萌える」と言うとき、
彼らはそれらの中に乗り移りたいと言っているのであり、
それら美少女の体を「着たい」と言っているのである。
美少女の体を着ること、これこそがおたくの「萌え」の核心なのである。』


「警鐘」(上)(下)リー・チャイルド 講談社文庫 ★★★★
ベトナム戦争で行方不明になった息子を探して欲しい。
そんな老夫婦の願いを受け、元上官が乗り出すが、突然亡くなってしまう。
遺志を受け継いだ元憲兵隊の中佐、ジャック・リーチャーが登場する。
手がかりを追ううちに、事件(?)は意外な方向へと動き出す。
しかし、ベトナム戦争はアメリカにおおきな傷を残したことがよく分かる。
いまだ、何千何万という人々がその後遺症に悩まされているのであろう。
めくるめくサスペンスの連続に、後半は一気に読みすすめた。
筆者の力量の高さが感じられる作品ではないだろうか。

「変わる商店街」中沢孝夫 岩波新書 ★★★★
いまは地方の都市へ行って商店街などを歩くと驚く。
多くの店がシャッターが閉まったままで、歯の抜けたようなさみしい通りだ。
高度経済成長路線で、先進国に追いつけ追い越せの時代が懐かしい。
そんな感慨を抱くことも多いのではないか。
それはいったいなぜっだたのだろうか、と筆者は問うのである。
要因(大型店の郊外展開など)はいろいろあるのだろうが、
嘆くだけでは決して昔の賑わいは帰ってこない。
人はなにを求めているのか、それはコミュニティーなのではないか。
しかし、それは以前に戻ることを意味しない、と言う。
『わたしたちは、失うに値するほどのコミュニティーをもってはいなかったのだ。
それゆえいま人々は「まちづくり」を通して
新しいコミュニケーションを始めたのではあるまいか』

各地で新しいまちが、生まれているのである。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

推理
だれでも知らず知らずのうちに、頭を働かせている。
次の文章を読んで、どんな場面が推理できますか?

『部屋にはいると、低めのテーブルの上にメニューがあった。
本が二冊おいてあった。
壁には電話がかかっていた。
きょうの人数は六人である。
全員が席についた。
一人の男性が本を配った。
受け取った二人の男性は、中を見ずにとなりの人に渡した。
もう一人の女性は、さっそく熱心に読み始めた。
メニューを手にとった男性は一目見て、となりの女性に渡した。
…』


さあて、すぐにニヤッと微笑んだでしょうか。
(ぼくは、ミステリ好きなのに全然駄目でした)



プロフィール

ムッシュ

Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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