ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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ゲームの実験結果
『しかし、現実の実験結果では、
Aが提案する分配案はAが二に対してBが一くらいの金額比である。
八割以上Aがせしめる分配案はBによってことごとく拒否されたのである。』

 そうだろうな、そううまくはいかないよ。

『ここでBが大きな金額を得るには、
「曲がったことが大嫌い」というような平等主義を演じればよい。
けっして「もらえないよりもらえるのがましだ」
というような合理主義をさとられてはいけない。』

 大義名分が生きてくるわけだ。
 なるほどね、本音と建前があるということか。

『交渉ゲームを有利に進めるひとつの技術は、意外なことに、
感情を表明することである。
Bが怒りっぽい人ならば、Aは警戒して平等の提案をするだろう。
感情は見せかけるのが難しく(俳優という職業があるくらいに)、
意識でも制御しにくいので、信用されやすいのだ。
だから、コミュニケーションにおける感情の占める役割は大きい。』

 分かっていても騙されるもの。
 それは、女の涙というではないですか。
 案外、泣いてる本人自身も騙されているのかもしれないですが…。

 ゲーム理論もなかなかおもしろい(?)。

 「心と認知の情報学」石川幹人 勁草書房より

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疲れたら読書
読書もときには食傷気味になって嫌になることがある。
読むのに疲れてはてたとき、気分転換にまたちがった本を読む。
映画を見るとか、音楽を聴くとかの選択肢が浮かばないのである。
ことわざにあるではないですか。
「毒をもって毒を制す」(えっ、ちがってますでしょうか)
でもって、今回は気楽に読める(?)本を選んだ、つもり。

「韓国美人事情」川島淳子 洋泉社新書 ★★★★
近くにありながら遠い国だった韓国も、いまでは人気海外旅行先。
しかし、似て非なるその国民性は案外と理解されていない。
実際にその国に住んでみて初めて分かることも多いのだろう。
韓国では美容整形をする女性が多く、またそれを隠そうともしない。
逆に、年頃の娘に母親がすすめることも多いという。
整形で美しく生まれ変わり、はつらつと生きるのがいいのか。
あくまでも、生まれたままの姿でくよくよと生きるがよいか、むずかしい。
また、なにを美の基準とするかもなかなか一筋縄ではいかないのである。
最後に実用的なこんなコメントを、確かにそうだとうなずくだろう。
『韓国では写真を撮るときに「チーズ」とはいわず、「キムチ」という。
実際、「チーズ」より「キムチ」の方が、自然な笑顔に撮れると思うのだ。
ぜひ一度、お試しを…。』

「これも日本語!あれもニホン語?」米川明彦 日本放送出版協会 ★★★
『ある学生が就職の面接で、担当者に「家業は?」と聞かれて、
「カキクケコ」と答えた話を聞いた。

また、入院患者の会話で「おたくは旧姓、なに?」
「(急性)肝炎」。』
日本語には、同音異義語が多いのである。
場面や文脈で判断することが大切なのであるが、それもときとして…。
また、一部の世界でつかわれていた隠語が世間に登場することも多い。
『「タメ」はバクチ用語で同目(ぞろめ)のこと。

同目→五分五分→同じ』
となって、いまやタメ口なんて、ふつうにつかわれています。

「読む哲学事典」田島正樹 講談社現代新書 ★★
まずは次の文章を引用してみよう。
『「幸福とは何か?」を探求することと
「不幸とは何か?」を探求することとでは、どちらが先であるべきか?
幸福は不幸の欠如なのか、それとも不幸こそ幸福の欠如なのか?
これは倫理学上の難問であろう。
 もし不幸が幸福の欠如にすぎないのであれば、
幸福が一様なのであるのに対して、不幸の形は多様であろう。』
では、こうも言い得るのだろうか。
幸福が不幸の欠如にすぎないなら、幸福の形式は多様になるであろう。
多様なるものが豊穣を意味するものでない以上、そう楽観はできない。
しかし現実を見るにつけ、さまざまな幸福があると思えてしかたがない。

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最後通告交渉ゲーム
 以下のようなゲームがあったとして、あなたならどうしますか。

『はじめて会った二人(AとB)に条件つきで千円を提供する。
Aが千円の分配案をBに一度だけ提示し、
それをBが受け入れるか否かを一度だけ回答(最後通告)する。
Bが受け入れる場合は、その分配案に従って二人で千円を分け、
拒否の場合は、千円は回収されて二人とも何ももらえないのである。』


 提示は一度だけ、か。
 答える側も一度だけ、ファイナルアンサーってわけだ。

『分配案を提示するAは有利な立場にある。
Bは拒否したら何ももらえないのだから、
Bには百円程度もあげておけば十分だとなる。』


 Aの立場になったとして、そんなふうに割り切れるのかな。
 そこまで冷酷に決断できるだろうか。
 もし拒否されたら、元も子もないんだから…。

 Bの立場だったら、それは納得できないな。
 ここは強気に、なしならなしでもいいぞ、っとね…。
 でも、こんなことって現実にもありそうだな。

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接頭語
ヨタ、ゼタ、エクサ、ペタ、ってなんだか分かりますか。
同じ仲間にはほかにも、ヨクト、ゼプト、アト、フェムトがあります。

「ガンダム」に出てくるキャラクター名ではありません。
では、仲間にもうすこし登場してもらいましょう。

テラ、ギガ、メガ。
ピコ、ナノ、マイクロ。

これって、SI接頭語といいます。
ここでの接頭語とは、SI単位の10の10の整数乗倍を構成するためのもの。
ちなみに、SIとは国際単位系のことです。

ヨタは10の24乗、ヨクトは10の-24乗です。

仕事で数理諸表を見ていたら、最後のほうに載っていました。

どうちがう?
人間の記憶ってあいまいというのか、不確かなもの。
しっかりと(?)覚えていたはずなのに…。
どうちがうのですかと問われると、はてさて。

キリスト教での呼び名について。

「神父」と「牧師」はちがうの、そのちがいとはなに。
「ミサ」と「礼拝」はどうちがうのだろう。

急に問われると、どうだったかなと混乱する。

もちろん、答えはカトリックとプロテスタントのちがいである。
仏教でも、いろいろと宗派によってちがいがあります。

蛇足ながら、「礼拝」は、れいはい、であり、
「らいはい」は仏教用語なんですね。

読むが先
なにかを知る、あるいは気づくというのはどういうことなのだろう。
知ってけっして利点がないことでも、知ることの楽しさはある。
そうだったのか、とこころの霧が晴れるようでもある。
たまさかのことだが、逆のことももちろんある。
えっ、まさか信じていたのに間違っていたのだ。
うーん、こっそりと修正しておこうか、とひそかに冷や汗もかく。
なかなかどうして、読書というのは冒険譚でもある。

「体験としての異文化」河合隼雄・養老孟司編 岩波書店 ★★★★
西江雅之氏の「与那国島への旅」のなかにあった文章。
『見知らぬ土地を訪れて、人は他人が住む異郷を見るよりは、
自分自身が異郷から来た者であることを気付かされることがある。』
そういうことってよくあるなあ。
おなじ日本であったとしても、自分が異邦人だと思い知る。
そういうことも、また旅の味わいではあるんだけど…。
『日本は長い国である。
北海道の宗谷岬から与那国まで、その距離はなんと、
フランスのパリを出て、スイス、イタリア、ユーゴスラビアを抜け、
トルコのアンカラをさらに越す。』
なんだか、八重山へ行きたくなってきた。

「神のはらわた」ブリジット・オベール ハヤカワ・ミステリ文庫 ★★★
前作(「死の仕立屋」)から続いて、マルセル・ブラン巡査が登場。
撃ち殺された死の仕立屋は、なんと女性警部補の中に共生(?)している。
なんともはや考えがたいのだが、そういうストーリーなのである。
そういえば、この前もそんなミステリ(ホラー?)を読んだようだ。
読んでいていつも思うのだが、スリルとサスペンスより人物造詣が、
などといったことをよく聞いたりするのである。
その点、このブラン巡査は人間臭くてなかなか好感がもてるのである。
しかし、殺人者はどうしてこうも孤独なのであろうか。
それとも、孤独ゆえに殺人を犯してしまうのだろうか。

「だまされる脳」日本バーチャルリアリティ学会VR心理学研究委員会編
 講談社(ブルーバックス) ★★★

『私たちが経験しているこの光景や音楽などは、
すべて脳によって作られたものです。
物理的な光にはもともと「色」はなく、音波には「音」はありません。
圧力には「痛み」は存在しないし、「甘さ」は砂糖の物理的属性ではありません。

私たちは普通自分の感覚を疑わないし、
この活き活きとした主観的感覚こそ現実感であるとさえ考えます。
これらの感覚体験が物理的世界(つまり真にリアルな世界)を
忠実に捉えたものではなく、脳によって作られたものであることは、
多くの錯覚現象によってあばかれ、長年の心理物理学的、
大脳生理学研究によってそのメカニズムが明らかにされてきました。』
バーチャルリアリティは、弊害ばかりでなくいろんな分野でめざましい。
操縦技術の訓練は、コンピュータモニタ上で行われているすし、
義手、義足は残ってる神経信号で動くように進歩してきてるんです。

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震災から丸十二年
今日は会社帰りに、近くの東遊園地に立ち寄ります。
遊園地といっても公園のことなのですが…。

暗いなかにあかりがぼんやりと灯っています。
捧げられた花が水面に寄り添うように浮かんでいます。

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この下に震災で亡くなった人たちがいます。
プレートにひとりずつ名前が刻まれているのです。
ひとときじっと黙祷します。

公園のなかには竹筒のなかで灯りがゆれてます。
ろうそくの明かりがあたりを圧するようです。

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あのときがかすかによみがえってきます。
もうこんなに年月が経ってしまったのです。

20070117221038.jpg

災害はまたいつなんどきやってくるか分からない。
そんなことを考えてしまう震災記念日です。

日本茶
お茶の成分にはカフェインが含まれている。
カフェインの効果は言わずと知れた興奮作用。

でも、いっぷくのお茶はこころを静めてくれる。
いらいらしてた気分が、すーっと消えてゆく。

20070115220401.jpg

コーヒーとかワインなどの味は分からない。
正直な話、うまいのかまずいのかよく分からない。
まあ、この味は好きだとか嫌いだとかは言えるのだが…。

しかし、お茶と焼酎はそのうまさがわかるのである。
旨いであって、美味いではないんです。
なんというのかな、からだがそういってる感じ。

上品は似合わないから。
しかし、このAさんにもらったお茶、ほんとうに旨い。
感謝するばかりである。

マルタイラーメン
今日は休日出勤。
いつもなら昼食に弁当屋さんを利用するのだが、
日曜日は休みだ。

しかたなくコンビニの弁当を買う。
そこで目についたのがこれ。

20070114210520.jpg

「マルタイ」のカップラーメン。
インスタントでもやっぱり選ぶでしょう。
味のマルタイ、なんてキャッチフレーズだったな。

昔、久留米で食ったラーメンを思い出した。
あ~、本場の長崎ちゃんぽんが食いたい。

読書の道
昨年もいろいろと読み散らかした本が百冊ばかり。
ほとんどが市立の図書館のもの、税金を納めた甲斐があったということ。
さて、今年はどんな本に出会えるのでしょうか。
いままでとはちがった分野に挑戦してみようか、などと思っています。
そう考えていると、デートの前のように胸がどきどきしてくるのであります。
亥年のスタートがきられました。
どうぞよい年が地球上のすべての生物にきたらんことを。

「麺の文化史」石毛直道 講談社学術文庫 ★★★★
鉄の胃袋をもつといわれる文化人類学者。
つまりは現地へ出かけて行き、そこで実際に食する。
もちろん、グルメではないのでうまくなものもどんどん食べる。
中国の麺類、イタリアのスパゲッティ、マカロニからなにからなにまで。
これは麺類といえるのかというものまでありとあらゆるものを食べる。
またその道具についてもいろいろと思い巡らすのである。
食の奥は深いのか、まずは食べないと生きてゆけないのである。

「死の仕立屋」ブリジット・オベール ハヤカワ・ミステリ文庫 ★★★
「マーチ博士の四人の息子」や「森の死神」では驚かされ、期待もしたのだが…。
その後、ミステリだけではなくホラーもこなす器用な(?)作家ではある。
謎解きよりも、ストーリー展開の奇抜さ(?)を狙っているのか…。
今回の作品は、いまひとつ物足りないというのか、ふむというところ。
この素人集団のような警察署は、これからどうなってゆくのだろう。
はたまた、マルセル・ブラン巡査は刑事になれるのだろうか。
続編があるというので、それにおおいに期待しましょう。

「ゆたかな社会 決定版」ガルブレイス 岩波現代文庫 ★★★
名前ぐらいは知っている人も多いのではないだろうか。
わたしもそのひとりであったが、読んでみようと思い立った。
『売上税は消費財とサービスのすべてをカバーすべきである。
ゆたかな社会では奢侈品と必需品とを区別するのは無用である。
食料と衣料をなしですませるわけにはいかないのは昔と変わりないが、
それらは支出のうちで最もぜいたくなものでありうるし、
また現にそうであることが多い。』
なるほどね、日本の消費税もどうなってゆくのでしょう。

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極楽
成人の日といってもピンとこない。
のんべんだらりとするのももったいない。
先日の風邪も治ったことだし、温泉にでも出かけよう。

インターネットで近場の湯をさがす。
ありました、O市に最近できたというここ。

20070109222229.jpg

なんと女性は入湯制限(?)中でした。
20分ほども待って、やっと温泉に。

なかは洗い場も浴槽も、満員状態でした。

最後に入った露天風呂がよかった。
浅い湯船に寝そべれるようになっている。
そうして、青い空が見えるのだ。
景色を眺めていたら、となりの人の寝息が聞こえてきた。


さもありなん。
まさに極上の休息なのでした。

初詣
遅まきながら初詣に行こうかということになり、
さてどこへかと考えた挙句、生田神社へ。
なんの行列だろうと思ったら、参詣の順番待ち。
いたしかたなし、列の最後尾につく。

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ここは、藤原紀香と陣内智則が結納をおこなった神社。
初詣には来たことないけど、なにか憶えている。

そういえば思い出した。
若い頃に友人の結婚式がここであった。
境内にある生田神社会館で披露宴。
その司会をぼくがしたというわけだ。

20070106213642.jpg

うっすらと記憶がよみがえる。
ということは、あのあたりに新郎新婦が…。

三ノ宮の繁華街(というか夜の街)のどまんなか。
だから、粋なお姐さんをよく見かける。

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ムッシュ

Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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