ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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トラウザーズ
この言葉、ある意味日本では死語ではないか。
怪しげな英語を話す人も使うことはないだろう。
かろうじて、アパレル関係のそれも一部の人が使うぐらいか。

もう20年ほども前になるだろうか、あることを思い出す。
当時、仕事の関係でKPホテルに出入りしていた。
そこの営業企画の女性との会話だ。

「間違わないでくださいね。
トラウザーズのスペルも見本どおりでお願いしますね」

「もちろん、分かっております」

といいつつ、なんのことだ、と思った。

「格式あるホテルではね、こう表示するんです」

「なるほどね」
(まったく知りませんでした。英国式なんでしょうか)

「だからこう書かれてたら、まずは合格ね」


と、聞いたのかそうではなかったのか、いまでは判然としない。

なにについて話しているのかって?
宿泊客のドライクリーニング依頼票の話なんですが…。

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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

台湾春雨紀行⑩
なごり惜しんでいるかのように、帰りの日も朝から雨模様です。

早朝の街をバスで走ります。
ホテル近くのお寺は、真言宗ですがこんなに華々しい。
供物の花なのでしょうか、おばさんが盛り分けておりました。

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空港に着いて、「きみまろ」さんとはここでお別れ。
次なる卒業旅行のグループのお相手に去ってゆきました。

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空港内をしばしウォッチングします。

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案内標識は万国共通といっても、文字はやはりその地のもの。
漢字はなんとなく意味が分かるような気がします。

バスの車内で見たこんな文字

「行車愉快」
(バス旅行をお楽しみください、かな)

「請勿飲食」
(バス内での飲食不可、といったところ)

「上車収費」
(運賃は乗車時にお払いください、だろうな)

「歓迎搭乗基隆客運」
(ご乗車ありがとうございます、基隆(キールン)交通、ですよね)

こんなところにも親しみを感じる台湾ツアーでありました。

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最後に、Sさんほんとうにお世話になりました。
参加者全員、謝々と言うばかりであります。
(お元気で、早く帰国できることを念じております)

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ということで、今回の紀行はおしまい。

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台湾春雨紀行⑨
さあ、今夜はなにを食べるのか。
いろんな小籠包があるという店「京鼎樓」へ。
すこし早かったので開店まで待つことに。
する地元の人たちもすこしずつやってきました。

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やっと店内に入って、さあ注文です。
やってきました、確か三種類ぐらい食べたと思うのですが。
いいですね、日本人にも食べやすい料理ではないでしょうか。

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最後にデザートなんか頼んだんですが、ぼくは食べてません。
なんだか、甘そうな感じがします。

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この後、さきほど行ったときは売り切れていた店へ。
パイナップルケーキの有名な店らしいです。
買ってゆく人はほとんどが台湾の人、こんな店わからないです。
S氏のおかげなのであります。

お疲れの(きっとそうでしょ)S氏と分かれてホテルへと戻ります。
疲れた体を癒すには、マッサージがいちばん。
ホテルの近くにこんな店がありました。

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グループ内では「陽水の店」でとおっていました。
女性陣は思い思いに出かけられたようです。

男連中(といって三人)は部屋で最後の反省会(?)。
Kくんが持ってきたウヰスキーを飲みながら、
しばし今回の長いようで短かった旅を回顧するのでありました。

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台湾春雨紀行⑧
ここから最寄の鉄道駅までは、タクシーに分乗して。
運転手さん、台北までの料金を連呼しておりました。
(あまり日本語が得意ではないみたいでした)

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昼食は駅近くの小汚い店で、ビーフンと肉団子のはいったスープ。
値段はこれで45元ですから、170円くらいでしょうか。
しかし、ビーフンは他になにも入ってない!
すこし味気ないものではありました。

さて、こんどは台北まで鉄道で戻ります。
こうして、いろんな乗り物にのれるのもS氏のおかげです。
視察団一同(?)感謝しているのでありました。

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列車のなかは満員でした。
そして台北に着き、さあ新幹線に乗ろう。

全席座席指定ということなので、窓口で(もちろんS氏が)やきもき。
なんとか間に合って、真新しい列車に乗り込みました。

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あっという間の8分間でしたが、料金もわずか40元ですから。
トイレなんかも日本の新幹線とあまり違いはないようです。
(あたりまえか、日本の車輌会社が作っているのでしょうから)

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駅は構内も広々として、トイレもきれいでした。
(トイレ紀行か!なんて言われそうですが…)

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台湾春雨紀行⑦
朝、外に出てみるが(窓の外はすぐ壁で判別不可)、やはり雨。
しかし逆にしっとりしていて景色がきれい(?)かも知れん。

今日はS氏のガイドで遠出するのであります。
まず地下鉄で、さらに長距離バスに乗り込みます。
なんと外は雨で肌寒いのですが、冷房が効いています。
なんということだ、台湾はエコロジーの思想はないのか。
まあ、暑がりが多いのでしょう。

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1時間あまりも乗ったのでしょうか、ジョウフンにやってきました。
すでに多くの観光客が小雨のなか集まっています。
小高いので、天気がよければ眺望もいいのでしょうな。

狭い路地のようなところに土産物屋などが両脇に並びます。
いろいろひやかしながら、ぶらぶらと歩いてゆきます。
さてひと休みということで、当地の名物「芋圓(ユィユェン)」を食べる。
甘そうだったが、思ったほどでもなくて色つきの芋がもっちり。

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さて台湾といえばなんと言ってもお茶。
本格的な店でお茶を飲むことにいたしましょう。
鉄製の火鉢に炭が赤々と燃え、部屋はあたたかいです。

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いろいろとお茶の淹れ方を教えていただいて、ゆったりといっぷく。
のんびりとした時間が流れ出してゆきます。

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台湾春雨紀行⑥
さて街角には、日本人から見ると珍しいものがいろいろ。
消火栓、ポスト、ファミリーマートは台湾ではこんなです。

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極めつけはこの横断歩道の信号機。
上に残りの秒数がカウントされます。
道路幅によって秒数がちがいます。
長いところは60秒とか、短いと20秒くらい。
下の人は歩いているというより、走っているようにみえます。

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S氏の先導の下、今夜の食事場所へはバスで参ります。
押し合いヘし合いバスのなか、どこで降りるのかと…。
さてやってきたお店、ここもなんと超満員なのです。
なんとか交渉してもらって、やっと店内に。

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VIPルームのような個室にご案内。
ここなら少々騒がしくても、まわりに迷惑はかからないだろう。
との店側の配慮なのでありましょうか。

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すっかり満腹になって、満足しました。
お代は今夜もひとりあたり、400元。
うーん、安いですねえ。

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ふたたび地下鉄に乗って、夜市のある士林へ。
ここの夜市は台北最大規模とか、駅もすごい人でした。
様々な屋台や露店が無数にひしめき合っております。

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さっき夕食を終えたばかりなのに、つい。
しかし、このハンバーガーのような胡椒のきいたパン(?)は美味い。

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台湾春雨紀行⑤
次に着いたところが「忠烈祠」。
日本の靖国神社というところ、戦死した兵士が眠っています。

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ここの儀仗兵は空軍の兵士が担当していました。
(陸軍、海軍、空軍が交代で、制服の色で見分けられます)
ヘルメットがなんだかボールのように見えてしかたありません。

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さて、街のど真ん中のお寺「行天宮」にやってきました。
相変わらず、多くの人でごったがえしております。
台湾の人々は信仰心が篤いのでしょう。

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お供えが山のようになっておりました。
ここで洗ってからお供えするのだそうです。
台湾ではお供え物は、後で自分で持って帰るのが決まり。
さあて、これはなんなんでしょうか。

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この人たちはボランティアの女性です。
年配の方が多いですね。
ある意味ここが社交場をなしているのかもしれません。

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スモック(?)の色が各寺ごとにちがっています。
さきほどの寺は、たしか黒でありました。

市内ツアーの最後は、小籠包の有名店「鼎泰豐」。
店の外には台湾の人もたくさん順番を待っています。

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さて、味はいかなるものか。
ほんとうのところ、慌ただしくてよく分からなかったのです。

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最後に「國立故宮博物院」、ここは撮影禁止。
有名な翡翠で作られた「白菜」、確かに見ました。
以外にちいさいものでした。

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台湾春雨紀行④
一夜明けて、今日はツアーでの観光地巡りです。
バスに乗って、こんな景色の中を走ります。

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ずは、「中正紀念堂」へ。
台湾で、国父といえば、孫文と蒋介石でしょう。
ここは蒋介石を祀っているところ、広大な敷地です。

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これは、灰皿兼ゴミ箱といったところでしょうか。
文字から、分別して捨てるということが分かります。

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紀念堂の巨大な重々しい鉄の扉が開きます。
どこも権力者の廟は威圧感があります。
警護の兵士が行進するところを観光客が写真を撮ります。

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天気は相変わらず澱んだような空模様です。
ときおり、小雨が降ってきます。
長袖が必要です、実はブルゾンの下は半袖なのですが…。

ここは「龍安門」といったのかな、よく憶えていません。

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台湾のお寺はどこも参詣客であふれかえっていました。
線香の煙が立ちこめてもいるのです。
参る人に火のついた線香が手渡されます。

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この鮮やかな色使いは、どこか韓国と似ています。

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台湾春雨紀行③
ここ西門(シーメン)から、地下鉄に乗って台北中央駅までは一駅。
運賃は20元、とにかく交通機関は安い。

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切符はこんな感じで、リサイクルしてなんども使います。
なかなか可愛いデザインのもあったりして、使うのが惜しい(?)。
どんな手段を使ったは知りませんが、手に入れた人もあったようです。

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改札口もバーを自分で押さないといけません。
じっと立っていると後からどんどんやってくるのです。
最初はおそるおそるでしたが、なんとか通れました。

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地下街は長くて、こんな吊り看板は日本の影響大です。
ちょっと時間が足りなくて残念でした。
台湾の公衆電話もありました。

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ホテルへ戻る前に、デザートなどを。
ここは若者に人気のアイス系の店です。
量が多くて、二人でひとつ頼めばもう充分です。
横を見ると、台湾のカップルが仲良く同じ器から食べておりました。

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日本とはアイスの感じがちがいます。
より、きめが細かいというのでしょうか、ジャリジャリ感がありません。
抹茶アイスと、マンゴーなど食べてみました。

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さあ、明日はどんな味(?)に出会うのでしょうか。

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台湾春雨紀行②
現地のガイドさんは、後に髪をくくった徐さん。
早速われらは彼にあだ名を進呈した。
これからは「きみまろ」と陰で呼ぶことに決定。

空港から台北のホテルまでは車で40分あまり。
途中、お土産物屋などに立ち寄って、ホテルへと。

喧騒渦巻く繁華街のどまんなかにあった。
ホテル名は「國光大飯店」。
英語名は「グッド グランド ホテル」。

見ると聞くでは大違いなのであります。
しかし、ベッドは大きいし、シーツは清潔で、まずは合格。

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現地で7時ごろ(日本では8時、台湾と日本との時差は1時間)、
S氏が満面の笑みを浮かべて、ホテルにやってきました。

近くのレストランへと向かいます。
けっこうお客さんが入ってます(もちろん、台湾の人ばかり)。
なんだかんだと注文して、まずは台湾ビールで乾杯。
軽い感じ、アメリカのクアーズのような味でしょうか。

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北京ダックもやってまいりました。
飲んで食べて一人、400元(1元が、3.8円ぐらいでしょうか)。
やっぱり安いですね地元の人の行く店は、ということです。

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台湾春雨紀行①
3月16日から19日まで台湾を旅してきました。
現地で台湾新幹線の仕事をしているS氏を訪ねて、です。

いつ行くのか、どうして行くのか、なかなか難問でした。
Kくんが、業を煮やして(?)このツアーで行くと宣言。
じゃあと後に続いた人数をいれて総勢11名になりました。

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関空から、今回の旅がスタートです。

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二時間半余りで台北に到着。
なぜかは知らねど、小雨模様の天候でありました。
南国のイメージでしたが、すこし肌寒いくらいでした。

「あ~、やっぱりね」
「ほんまやなあ、雨降ってるわ」

「それって、ぼくのせいってこと?」

「決まってるやんか」
「ほかに誰がいてるんや」

「そんなことないんだが…」


しかし、因果はめぐるようなのです。
今回も雨に降られてのスタートでした。

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マルチ商法政策
少子高齢化に歯止めをかけなければいけない。
保守・革新(か疑問であるが)政党ともにそうおっしゃる。
その理由がふるっているのである。

年金の負担がこれからの若者にはおおきすぎる。
ひとりあたりが支える老人の数が多いのだという。
だから、人口の減少をなんとかしなければ、で一致する。

しかし人口が増えれば、ますます今後の年金負担は膨らむ。
それも、また支える若者が多くなれば問題なしだ。
子を増やせば、そこから入る税金が増えるからなのだ。

なんだかこんな理屈を以前にも聴いたことがある。
あのマルチ商法と同じ理屈ではないのか。
それで多くの人が損害をこうむった。

また地球上の人口増加に伴う食物不足は深刻である。
あらゆる問題は独立してあるのではない。
相互に関係して複雑系をなしているのだが…。

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ダブルスタンダード
今日はアルバート・アインシュタインの生誕日。
そこで、最近ことさらに思うこと。
核爆弾保有論議について考える。

アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国はよくって、
インド・パキスタン・イラン・イラク・北朝鮮はだめ。
そこらへんの理屈をご教示いただきたい。

原子爆弾・水素爆弾をもつことが悪いことではない。
戦争抑止力(なんかこじつけめいて聞こえるが)になり得るから。
つまり、勝ちがない喧嘩はだれもしないだろう、とおっしゃる。

ところが、ここに無鉄砲な奴があらわれた。
そいつが持つのはいけない。
持つ動機が不純(もしくは暴力的)だからだという。

しかし、なかなか言うことを聞かないのである。
当然だれもが知っているように、喧嘩の道具になるのだ。
で、いくら出していただけますか、ときた。

正義も相対性をもつということだろう。
はたして、アインシュタインなら、どう言うのだろう。

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地球温暖か!
春のような陽気から一転して、冬に逆戻り。
まだまだコートが手放せない。
いち早く春に衣替えした若者も寒そうだ。

コートをまた引っ張り出した人も多いのではないか。
襟をかき合せるようにしながら、道ゆくひとたち。
なにかをしっかりと閉じ込めるように。

なぜかは知らねど、地球温暖化の声も、こうしたときには途切れがち。
そう感じるのはぼくの僻目なのであろうか。

しかし、二酸化炭素排出量の増加と地球温暖化。
はたしてそんなに単純なものなのだろうか。
ほんとうに相関関係があるのか、やや疑問ではある。

しかし、確かに化石燃料の無駄使いは慎みたい。
であるが、だから電気やガソリンを使わないようにしようの声が聞こえない。
文明の進歩というのもは、非可逆的過程なのであろうか。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

読んどく
読書はしかたによりいろんな形態に分類できるという。
愛読、乱読、精読、熟読、さらには飛ばし読みなどというのもある。
冗談で言われる、積ん読というのもありました。
では、小生の場合はどういうことになるのであろう。
まあ、さしずめとりあえず「読ん読」ということになるのであろうか。

「脳は眠らない―夢を生みだす脳のしくみ」 アンドレア・ロック 
 ランダムハウス講談社 ★★★★

夢の意味は、いろんな観点からも考えることができる興味深いものです。
『ハーバートの神経科学者スティックゴールドは説明する。
「詰まるところ、これが正常という意識の状態はない。
起きているときは、睡眠中より正常なのではない。
集中しているときが、ぼんやりしているときより正常なわけでもなければ、
冷静に落ち着いているときが、
興奮してわれを忘れているときより正常というわけでもない。
どういう意識の状態が必要かは環境によって変わる、
私たちの体は環境の変化に対応するため、
臨機応変に状態を変えられなければならないのだ。」』
というように、正常、異常というのもなにをもっていうかは、はなはだ難しいのである。

「ケルト巡り」 河合隼雄 日本放送出版協会 ★★★★
この本を読んでて、ああSさんがよくアイルランドに行ってるのってそういうことか、と。
欧米という枠ではない、そんな土地なのであろう。
『「ゲニウス・ロキ」という考え方がある。
土地自体が、精神というか魂を持っているという考え方のことである。』
いつか日本人もそんな感じかたを忘れてしまうのだろうか。
『アメリカ先住民ナバホの人たちは言う。
白人の方々のはパートタイム・レリジョンだ。
「彼らは教会に行ったときだけ『宗教』をやって、あとは勝手なことをやっている。」』
キリスト教の国がアラブに爆弾の雨を降らせる、キリスト様はどうお感じだろうか。

「日本人ことはじめ物語」 米山戸俊直 PHP研究所 ★★★
図書館で、米山氏の名前を見て、なんだか懐かしくなって借りてしまいました。
『年度の区切りは国によってまちまちである。
日本と同じように四月を始めとするのは、イギリス、ドイツ、ソビエト連邦などで、
またフランス、オランダ、中国は一月、アメリカ、イタリアは七月というように、
異なっている。』
『日本で五穀とは米、麦、粟、黍または稗、豆のことをいい、
中国で九穀とは、黍(モチキビ)、ウルチキビ、モチアワまたはオオアワ、稲(イネ)、
麻、大豆、小豆、大麦、小麦を指しているが、蕎麦は入っていない。』
本はそこになにを読むのか、なかなかむずかしいことですね。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読むたびに
疲れているときも、本を読むと気分転換できる。
そんなときに選ぶのは、好きな分野の本を選びがちだ。
例えば、動物行動学とか文化人類学とか、なぜか小説は読まないなあ。
なんだか疲れる、そんな気がするのかなあ。
変な奴だとはわれながら思うのであるが、こればっかりはしかたがない。
しかし、読めば読むほどに疑問が興味がわいてきて、つきないのである。

「長生きするヒトはどこが違うか?」S・ジェイ・オルシャンスキー、
 ブルース・A・カーンズ 春秋社 ★★★★

ヒトはどうしてこうまで長生きするようになったのか。
そして、不老不死の霊薬を巡ってさまざまな思惑がかけめぐる。
『人為淘汰によって、マイケル・ローズは各先行世代より長生きできる
ショウジョウバエの世代を創り出せることを証明した。
しかしながら、実験室で培養された長生きできるショウジョウバエが
ゴミ捨て場に戻されると、戸外で生きてきた仲間より早く死んだのだ。』
実験もその条件下でのことだ、と知らなければならないのだが都合よく忘れる。
そして、いつしかそれが世に広まることになる。
『いいニュースとしては、活性酸素は一秒の何百分の一という、
一瞬とも言えないほどの短時間しか存在しないことだ。
一方、悪いニュースは、活性酸素はすべての生きた細胞の中で、
必然的かつ連続的に生み出されていることである。』
長く生きるとは、よく生きるを含意しているとも言えないのが難点なのだ。

「アメリカを知るための英語、アメリカから離れるための英語」
 鈴木孝夫 文藝春秋 ★★★★

日本語でなにもかもができる日本は恵まれている。
そんなことも忘れて、英語を公用語になどと言いだす人がいる国日本。
『アメリカもヨーロッパも、他者から学んだ、人に教えられた、
だれか外国人が素晴らしい発見をしたとは死んでも言いたくない。
日本のトヨタからあれほど学んだデトロイトが、
トヨタのおかげで再生したのに平然として、ニューフォーディズムというのです。
フォード精神を少し変えたのだ。
トヨタに学んだなどとは口が裂けても言わないわけです。』
そう思えば、「おかげさまで」とはなんと美しく響くことばであろうか。
主語をいつもつけないでいい日本語は、進化しすぎているのだろう。
住所表示を見比べてみれば、日本語が合理的であることは一目瞭然である。

男女(オスメス)の怪」 養老孟司、阿川佐和子 大和書房 ★★★★
養老先生はおっしゃるのである。
『虫だって、よく虫が木を枯らすというけど、
自分が食べる木を全部枯らすようなバカなことはしないんですよ。
弱った木しか食わない。枯れ木にしかつかない。
生木を殺すほどのことはやらない。これが普通なんです。』

しかし、ヒトはどうなのだろうかと…。
阿川さんもなかなかの対話の名手。
『私も昔、「アイ ラブ ユー』というのは、
最初は「私はあなたを愛しています」じゃなくて、
「私はあなたを大切に思っています」って訳したと聞いて、
そのほうがしっくりくるなと思ったことがあります。』

話すことが楽しいのだろうな、と羨ましくなってくるのである。
なにが必要で、なにが生きるに不要のものであるのか。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



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ムッシュ

Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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