ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
05 | 2012/06 | 07
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朝の決断
職場ちかくの駅の改札をでたころから考えはじめる。
まず、道路を横断するのに信号を待つか、それとも歩道橋をのぼるのか。
(どうして、こんな歩道橋なんてものを考えたんだろうと思ったり)
(エコからの観点がおおきく肥大した現在では、やっかいもの扱いだし)

まあこれはそのときの信号状況で対処することにする。
ということで、信号をわたる、歩道橋をのぼるが半々ぐらいか。

さて、警備のかたに挨拶して、どうしたものかと考える。
職場は、四階にあるのだ。
階段か、エレベーターか、ハムレット状況がたちあらわれる。

階高さがけっこうあるので、段数はそうとうありそうだ。
数えてみたら、一階分が11段で踊り場がありさらに11段つづくので22段ある。
四階までだと、66段をのぼっていかなければならない。

N0283塩俵クリフ

ということで、これまでのところ階段のぼるを選択している。
(それは、数えたことでもわかるでしょう)
階段をのぼっていると、その日の体調がわかったりする。
元気なときは、一段ぬかしで四階まで楽にいける。
なんだか疲れているなあと感じるときには、ゆっくりと一段ずつあがる。
計画停電もありか、なんてご時世だからすこしは足しになるか。

これもリハビリ、トレーニングと思えば、どうということはない(?)。

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森林植物園のアジサイ
六甲山系では標高もあり平地よりも花が咲きだすのがすこしおそい。
梅雨のさなか、雨に似あう花であるアジサイをみにでかけていくことにする。
神戸市立森林植物園では、「森の中のあじさい散策」というのがひらかれている。

この植物園は森林と冠されているぐらいだから、総面積が142.6ヘクタールと広大である。
ちなみによく広さの比較にでてくる甲子園球場は約38500平方メートル。
(この数値はグランドの広さではなく、総面積である)
ところでこの数値だが、1ヘクタール=10000平方メートルということだから、
計算すると、甲子園球場約37個分ということになる。
あるいは、1.426平方キロメートルだから1200メートル四方にちかく、43万坪あまりともいえる。
まあ、ピンとこないかもしれないが広いということはわかるだろう。

N0289虫たち

神戸市が運営しているので入園料300円、駐車場500円(一日)と安い。

紫陽花と書くから紫の花を想像するのだが、いろんな色があるのだ。
日本に固有のものから、アメリカや外国から渡ってきたものなど多種多様である。
園芸品種がおおいということは、ファンの数もおおいということになるのだろう。
おなじことはバラについてもいえるのではないか、とだれもがすぐ気づく。

N0312紅のアジサイ

N0313ピンクのアジサイ

N0334マヤベニガク

N0376シチダンカ

N0378紫陽花

大きな池(長谷池)もあり、なんだかほっとするのであります。

N0358長谷池

N0346トンボ

しかし植物園の半分くらいしか歩けなかったのが、すこし残念な気がするのです。
ちなみに万歩計の数字は一万歩をオーバーしておりましたが…。

N0392クレナイニシキ

N0396猩々(ヤマアジサイ系)

旅は突然に⑤ 門司港篇
朝になって雨もやんでいたので港周辺を散歩してみる。

6873海岸デッキ

6883門司港

6885ガラスショップ

インターネットで調べて気になった場所がひとつあった。
その名も「カボチャドキア国立美術館」っていったいなんだろう。
カッパドキアなら地名としてあるが。
国立と書いてくにたちと読むのであろうか、などと想像するのである。
案内所できいたら親切にも調べて地図を書いていただいた。
わたしも気になるんですよねえ、ここってと案内係りの方はおっしゃるのだ。

土・祝日しか開館していないということなので、なおのこと行ってみたいと思う。
門司港から車で十分あまり、静かな住宅地の一角にあった。
しかし、なんということだろう今日は臨時休館となっていた。
まわりをぐるりとまわるだけにとどめて、しかたがない次なる場所へ。

6890カボチャドキア

6888外形

北九州市立美術館分館で「岸田劉生の軌跡」がひらかれていた。
またふりだした雨のなか小倉へとむかう。

高層ビルのなかショッピングセンターの上にあった。

6897岸田劉生展

まばらなひとびととともに鑑賞する。
しかし、この作家はどこか人をひきつける魅力があるのだろう。
見学のひとたちはみな熱心に作品を鑑賞していた。
やはり絵を見るというのはけっこう疲れるものなのである。

さて、これで今回の旅もおしまい。
小倉駅ビルの地下のスーパーでつまみとお弁当を買ってのぞみに乗りこむ。

外は雨、ビールをのみながら、まどろみながら帰途についた。
さて、次回はどこへ行くことになるのだろうか。

6904のぞみ

旅は突然に④ 伊万里篇
朝からすこし雨を感じさせる空模様になってきた。
車の屋根もそういえばぬれている。
雨が本格的にふりだすまえにということで計画を変更する。

唐津城はとおくからながめるだけにしてパスすることに。
かっては鍋島藩御用窯であった伊万里、大川内山(おおかわちやま)地区へとむかう。
やはりというか降りだした小雨のなか、こじんまりとした窯元の散在する里をあるく。

6770伊万里

6780大川内山地区

ずべてをまわるというわけにはいかないので、ちかくの伊万里鍋島焼会館で下見する。
いろんな窯元の作品があるので、これはと思うところをピックアップしてみた。
「大秀窯」「せいら」と「虎仙窯」がよさそうだ。

6766大秀窯

6781せいら

6787虎仙窯

いたるところ窯元の里らしいさがみえる。
「大秀窯」のご主人とすこし話をさせていただくが、とても感じのいい方でした。
こうして人のすくないときだからこそ、の時間なのかもしれない。
もうすぐ風鈴祭りもはじまり、長期間にわたってますのでまたお越しくださいと。

6802風鈴

小雨のなかにたたずむ伊万里焼きの地はいいものだ。
ぶらりゆらりとそぞろ歩くなか、「お買い得品あります」などの書き付けに誘われたりする。
ということでまた何点か買い求めてかみさんも満足なようで、けっこうなことです。
しかし、こうしてどんどんと荷物が増えていくのはすこし考えものではありますが…。

6783ウインドウ

今夜の宿の門司港へとむかううちに雨は本降りになってきた。
ひたすら走ってやっとホテルに到着する。
窓のそとは煙るようで、これはこれで港らしくていいではないですか。

6823門司港ホテル

横ナグリノ雨ニモマケズ、居酒屋ヲメザス。
寒サニ震エナガラ、生ビールヲノム。
鯵ノハネルニオドロケレドモ、ヒルムコトナシ。
サラサラニ酒ガワマレバ、コノ世ニオソレルモノナシ。

6819居酒屋

6830撥ね上げ橋

窓をうつ雨音をききながら、いつしか眠るのも旅の定めなり。

6833雨だれ

旅は突然に③ 平戸篇
江戸時代に、九州ではキリシタン大名が幕府と対立した。
そんな異国情緒のかおりがいまに残る平戸にむかう。

キリスト教といっても、日本のそれはまたちがっていたことだろう。
文献を読むのもいいが、その人たちの住んだ地を訪れるときっとなにか感じるものだ。
平戸島に渡る前にひとつ教会をおとずれてみよう。
世界遺産暫定リストに登録されているという「田平天主堂(カトリック田平教会)」だ。

N0203田平天主堂

あたりに田や畑がひろがるなか、教会の建物がめだつ。
隣接する墓地もきれいにととのえられているのがわかる。
使用中とかであいにくなかには入れなかったが、野なかにたたずむ教会なのだ。
きょうはすこし暑いくらいの陽ざしで、木陰がきもちいい。

N0212田平ステンドグラス

以前は島へはフェリーで渡ったものだが、いまでは立派な橋がかけられている。
こちらは聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂。
平日のせいか見学者はわたしたちだけであった。
教会内も見学させていただくが、なにか荘厳なものを感じるのはなぜだろう。
この地で信仰に生きたひとびとの息吹がしのばれるからだろうか。
すがすがしいような色あざやかで、遠くからながめるのもいい。

N0225聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂

N0228教会内

平戸島からさらに西北にある生月(いきつき)島へはブルーの色に映える橋をわたる。
昼は道の駅できいた、「あごだしラーメン」がおいしいという店へいく。
ホンダ・フィットのCMに生月大橋がでてきますよと教えてくれる。
そういわれると、どこかで見たような気がしたのはそうだったのかもしれない。

N0245生月大橋

さらに北へ走ると、大バエ灯台にいたる。
はるかに風力発電のプロペラがかすんでみえる地は風もつよい。
灯台にのぼって、かみさんはなにやらポーズをきめていた。
もしかして、タイタニック(?)のヒロインになったつもりかも…。

N0268大バエ灯台

N0270風力発電

N0275飛べよ

道路わきに車をとめて写真を撮ろうとしたら、コンパクトデジカメが電池切れになっていた。
42倍ズーム機構を酷使するためか電池の消耗が激しいようだ。
注意しておかなければいけないと、肝に銘じるが忘れるかもしれない。
後半戦は一眼レフ一台だけでいくしかない(いままでと同じ)ということだ。

旅は突然に② 飯塚・朝倉・秋月篇
安い海外ツアーなら、出発は昼過ぎや夕方だったりすることがおおい。
だがこの新幹線プランでは、早朝に乗車ということになる。
新神戸7:25発で小倉に着くのが朝の九時半ころなので、初日からびっしりと予定が組める。

レンタカーを運転しながらなんとなく思う。
人は自分で考えているようには生きていない。
いろんな理想だとか、夢想だとかにまみれて生きてきたのはまちがいないのだ。
だが思いがけないときに、思いがけないことがあって決断しなければならない。
決断をしないままでも人生はながれてゆくわけで、それが決断のかたちをなした。
ああすれば、あるいはこうしていれば、と考えるひまもなく生きてきた。
それを考える知力があれば苦労はしなかったのか、と苦い酒をのんだりした。
というようなことをつらつらと考えるのが、旅なのだろうか。

飯塚も何十年ぶりになるのだろうか。
KBSくんの下宿に泊めてもらって、いく日かすごしたことがあった。
パチンコをしてえたお金で酒や缶ビールを買い、遠賀川の河原でさわいだことを思いだす。
「青春の門」の舞台だから、ヤクザと興行はついてまわる。
そんな感慨もあってかいつのまにか嘉穂劇場にきていた。
あのころにはどんなだったかもうちっとも思いだせない。

N0141嘉穂劇場全景

N0127嘉穂劇場

朝倉から秋月へとめぐれば、また昔へと思考はもどってゆく。
秋月をおとづれたのはルノワルユースに泊っていたときだった。
しとしとと小雨のふるなかを歩いた記憶がある。
おばあさんがつくるカラフルな手毬を買ったのだが、どこへいってしまったのか。
(それともだれか女性にあげたのか、いまもって不明である)

6734朝倉三連水車

N0164秋月城跡

N0183秋月中学校

夜になれば、またディープな居酒屋をさがして歩く。
人のよさそうなオヤジの焼き鳥屋で、ひとしきり焼酎を飲むのであった。
あ~、やっぱり芋焼酎は「白波」だな。
この芋のかおりというか、においがたまらんなあ。
でも、焼芋や天ぷらのさつまいもは好きではない(笑)。

N0197おやじ

N0201与作

旅は突然に① 旅のしおり篇
旅の計画といっても、意外なところから組み立てられることがある。
なにげなくインターネットのクーポンサイトをみていた。
虹の松原ホテルがでていたのだが、なつかしさを感じる。
この地にユースホステルがあって、宿泊したことがあった。
一泊二食付で6320円。ギフト券(2000円)があるので、ひとり5320円だ。
とりあえず、買っておくか。

別の日に門司港ホテルの朝食付プランというのがあった。
デラックス・ツインルーム、ふたりで12000円かあ、ちょっと高いなあ。
でも、ギフト券(3000円)をつかえば、9000円になる。
これならまあいいか、でまたしても買ってしまった。

すこしずつチケット使用期限が迫ってきて、さてどうしよう。
フェリーで小倉まで行くのも疲れるし、なにかいいツアープランはないかなあ。
あったあった、おなじみの阪急交通社(トラッピックス)で。
小倉まで新幹線の往復とレンタカー(四日間)、さらにホテルが一泊ついておひとり様19300円。
通常なら新神戸~小倉(のぞみ)往復だけで25840円かるから安い。

これで旅の構成要素はすべて出揃った、ということになる。
都合、三泊四日レンタカー付、北部九州の旅おひとり様29120円也ということだ。

いつもねえ、NSHくんは計画をたてて旅のしおりまでつくるんだよ。
ほー、たいしたもんだねえ。
わが家はそんなことちっともしないし…。
(暗にわたしに命じているのだろうか、そんなことはないのだろうが…)
じゃあ、いっちょう作ってみるかな、旅行工程表なるものを。
すご~い、がんばってね。

ということで、ご指導(パソコン操作)いただいたりしながらできたのがこれである。
やってみると、これはこれでおもしろいから病みつきになるかも(ならないかなあ)。
しかし、旅はそんなものではない(旅行ならいいけど)感は残るのであった。
おれっていきあたりばっ旅、が身についてしまっているものなあ。

6910旅のしおり

尾道友愛山荘ものがたり(10)
 <第二話>花見の宴 その五

 ヒロミちゃんもクマちゃんを心配してやってきた。
「クマちゃん、だいじょうぶ。ムッシュにいじめられてない」
「だいじょうぶや。心配せんでもええ。しっかりと生きてはるわ」
「気持ち悪いわねえ。ムッシュがそんな関西弁をつかうときは要注意なんだから」
「そんなことおまへん。しんみりと人生の機微にふれるような話をしてたんや。
なあんにも、いじめたりしてへんで」
 おじさんも横から声をかけてくれた。
「みなさん仲がよくていいですね。私も青春時代にもどったようですよ。
なんでも遠慮せずに言いあえる友達ちゅうのは、ほんとうにいいものですよ。
面と向かって悪口が言えるようでないと、真の友とはいえませんからね」
 そうなんだ、ぼくたちは友に恵まれている。しかし、友を失ってからそのことに気づくことも多い。
「そうですね。ぼくらは仲がいいんでしょうね」
「そうですよ。人間落ち目になったら、潮が引くようにまわりに誰もいなくなったりしますからね。
私もそういう経験をなんどもしてるから、骨身に染みてわかります。
だから、いつまでもいい友達でいなさいよとついお節介のひとつも言いたくなってしまうんです」
 おじさん、どうもありがとう。
 でも、おじさんも分かっていると思うけど、分かっているからどうにかなるというものでもないんだ。
自分がそうできるか、そうするかは、もっとこころの深層に関係しているんだ。
ぼくたちはどう生きてきたか、これからどう生きたいかの問題だ。
きれいごとでは片づかないことなんだ。
無意識のなかにひろがっているいろんなことが源となっているんだろう。
思いだしたくないとか、忘れてしまいたいことが、誰でもあるんだ。
だからといって忘れてしまえるものでもない。そんなこともみんなうすうす知っているんだ。
結局、最後は対決しないと解決への道には到達できない。
その一歩をどう踏みだすか、そのことをいつも悩み続けるぼくたちなんだ。
 そんなことを考えていると、かたわらにタムちゃんがやってきてぼくを見た。
「ムッシュ、一杯やりましょう。素晴らしい花見になりましたね。天気もいいし、気分も最高」
 ぼくは、ただ黙って注がれる酒をうけた。
「そやな。忘れられへん花見になったな。
いや忘れるか知れへんけど、こころにはくっきり刻まれてるやろな」
 ちょこっと格好つけてしまった。
「そうですね。永久保存版の花見というのかな、あとで折につけ思いだすんでしょうね」
 ぼくやタムちゃんの記憶のなかで生き続け、今後いくども再生されることになるだろう。
「まあ、どうしたのムッシュ。やけに神妙な顔して。よからぬことを考えてるんじゃないの。
きょうはお花見だし、まあいいでしょう。はい、おひとついかが」
 めずらしくヒロミちゃんがすなおな感じでお酒を注いでくれた。
「こらどうも、すんまへんな。そやけど、そんなにやさしゅうされると、調子が狂うがな。
なんか魂胆があるんとちゃうやろな」
「なーんにもございません。これがわたしの本来の姿なの。他意はありませんので、ご安心ください」
 と、にっこり微笑んだ。余計に怖いがなと思ったが、口にだす勇気はなかった。
「わあ、なんかしんみりやってはる。ぼくも仲間にいれてほしい」
 コマ君はやってくるなり子犬のようにあいだに割りこんできた。
あとをおってサンペイ君もにぎやかに登場した。
「みなさーん、なんの話してるんですか。ムッシュもタムちゃんものんでますかー」
 サンペイ君もすこし酔っているのかな。でも、楽しそうでけっこうです。
「真面目な話だよ。ぼくたちは、いま青春の真っただなかにいる。
しかも強力な、これはちょっとわからんけど、まあとにかく絆をきずこうとしている。
こうした状況のなかで、ぼくたちはなにを指針として生きていけばいいのか。
はたまた、愛や恋は人生のなかでどのような位置づけをすればよいのか、ちゅうようなことかな」
「なにかわかりにくい言い方ですね。
人生なにがあるかわからんけど、これからも仲よくやりましょう、ということでいいんでしょうか」
 そう言われたら、そうであるとしか言えない。
「まあ、そういうこっちゃ」
「それではどうも、わたしらはこれで失礼します」
 おじさんは若者をうながして帰っていった。

2405空を飛ぶ

 ほろ酔い気分で公園のトイレへと歩いていると、薄桃色の桜の花びらがハラハラと落ちてくる。
陽は高くにあり、風は涼とした気分をはこんでくる。道端の石垣で蜥蜴がちらりと動いた。
ときは春で、生けるものすべてがいっときに活動をはじめる。なにもかもがキラキラと輝くようだ。
 歩くたびに下駄が地面をけって、カラコロと乾いた音をたてる。
すれ違う人は誰もが春を吸いこんで生き生きとしている。
ふだんはうるさいと思うスピーカからの音楽もきょうはBGM程度にしか感じない。
すこし酔ったかもしれないなと思いながらも頭のなかは不思議に清明だった。
 公園にでていたアイスクリーム屋は、自転車の荷台に筒を乗せた昔懐かしいものだった。
アイスクリームを歩きながら食べたら、子どものころの素朴な味がした。
過去をしきりに思いだすようになると、人間としては晩年にさしかかっている。
そのようなことをなにかで読んだか、聞いたかしたようだが、莫迦げた物言いだと思う。
懐かしいときにはおおいに懐かしさにひたればいいし、好きなだけ想いにふければいい。
泣きたいときには、誰はばかることなくこころから涙を流せばいいのだ。
要は、その後どうするかなのだ。人には、ときとしてカタルシスが必要だ。
 このようなことを、酔眼うつろに考えたりした。
いま、ほんとうにカタルシスが必要なのは、ぼくかもしれない。
おおきく深呼吸をして、みんながいるところへ近づいていった。

尾道友愛山荘ものがたり(9)
 <第二話>花見の宴 その四

 花見といっても、ぼくたちのグループは若者が多い。おまけに女性が多い。
自然と座もにぎやかで華やいだものだ。
 だからか、まわりの団体さんもぼくたちの方を注目して見ている。
なんとかお近づきになりたいと思う人たちもいるかもしれない。
お酒がはいると、お花見の場だし気も大きくなって声もかけやすくなる。
「すみません、お茶をいただけないでしょうか」
 そうだ、ぼくたちは大きな薬缶をもってきている。このおじさん、目のつけどころがなかなかいいな。
スムーズな近づき方だ。なかなかやるじゃないか。
「かまいません、どうぞ飲んでください。遠慮はいりませんよ」
「代わりといってはなんですが、これを召しあがってください」
 と折詰をさしだされた。エビで鯛を釣るとはこういうことか。
「ありがとうございます。遠慮なくいただきます」
 こう言ってぼくは立ちあがり、みんなに見えるように掲げて大声で披露した。
「おおーい、いまこちらの方から豪華な折詰めをいただきました。
みんなからもお礼を言いましょう」
 歓声と共にありがとうございますが千光寺公園に響き渡った。
「なんだか楽しそうですね。みなさん、どこからいらしたんですか」
「いろんな所からなんですよ。ぼくは神戸だし、東京からもけっこう来てますしね」
 つかみどころのないグループと思われるだろうな。
「どういったグループなんですか」
「旅で知りあった仲間なんです。この近くに尾道友愛山荘というユースホステルがあるんです。
そこで出会って友達になったというんでしょうか。
ぼくは昨日から泊まっているんですけど、久しぶりの再会組も多いんですよ」
「ほう、若い人はいいですね。青春真っ盛りというところですか」
 そうだ、ぼくたちはいま青春の真っ只中にいるんだ、とすこし酔った頭で考えた。
「すみません、ぼくたちもお話しさせていただいていいですか」
 と、おじさんと一緒に来ていると思われる若者が近づいてきた。
「どうぞどうぞ、全然かまいませんよ。関東だきでもどうですか」
 おじさんと一杯やってると、またひとり若者がやってきた。
「あのう、お酒もってきました。仲間にいれてください」
「なんだ、おまえもやってきたのか。迷惑のかからないようにしろよ。
おい、その酒はこっちへよこせ」
 おじさんは、ぼくにお酒をついでくれた。若者はさっそく女の子たちと話しはじめた。
「いやあ、すいませんね。
なにせわたしら男ばっかりなもんで、若いのはつまらんかったんでしょう」
「そりゃあそうですよね。花見というぐらいですから男ばかりでは華がないですよね」
 つまらん駄洒落を言ってしまった。
「そうです、そうです。ほんと良かったですわ」
 クマちゃんがふらふらとした足どりでやってきて、ぼくの横にドスンと座った。
「どうも、こんにちは、クマちゃんといいます。私も一緒に飲ませてください。
ほんとムッシュ今日は楽しいわね。ねえ、おじさんもそう思いません」
 少し酔ってるようだが楽しいのならいいじゃないか。人生は短いぞ、とふと思った。
「楽しいですね。こうしてあなた方と話ができるなんて素晴らしいですよ」
「おじさん、乾杯しましょう」
「そうだね、なんのために乾杯しましょうか」
 しばらくじっと考えていたクマちゃんは、ぽつりと言った。
「わたしの悲しい恋に」
 それから肩をすくめて、えへっと笑った。
 一瞬ドキリとしたが、おじさんとぼくは顔を見あわせ、微笑みながらうなづいてコップをあわせた。
 生きていりゃ、いいこともあるし、つらいこともあるさ。両方あって、はじめて人生といえるんだ。
いいことばかりが続くわけないし、反対に悪いことばかりもないよな。
恋をしなくちゃいけないよ、クマちゃん。なんどでも恋をしましょう、なあムッシュ。
と、こころの内でつぶやいていた。

尾道花見風景

尾道友愛山荘ものがたり(8)
 <第二話>花見の宴 その三

 おのおのの胸には先生手作りの名札がぶらさがっている。
 自己紹介がはじまった。
 あれは文ちゃんの憧れの君ではないのか。さすが、東京の女性はちがうなあ。
知的な容貌が文ちゃん好みなんだろうなあ、と思わせる。ああ、彼の運命やいかに。
緊張しているであろう文ちゃんの横顔がチラチラと見えかくれする。
へたな手だしはやめて静観することにした。
 仙台からやってきたという二人の女性は「仙ちゃん」と「台ちゃん」。
なんということはないのだが、どことなく綽名が本人と一致する。
うまいこと考えるなあと思っていたら、命名者は先生だった。

0037ここで花見

 その仙ちゃんがあるときこんなことを言った。
「世のなかには、どうして男と女がいるんでしょうね」
 別に、彼女は進化論の講義をうけたいと思ったわけではないだろう。
生物の多様性を確保するためのそれが最上の戦略である、とか云々はこの際関係がない。
男と女はどうつきあっていったらいいのか、ということだと思ったが、つとこんな言葉が口からでた。
「人が生きていくためには、愛が必要ということなんだろうね」
 自信などまったくなかったが、希望をこめて答えた。
「人を愛して結婚して、家庭をもって、こどもを産み育てる。
そんな人生はなんだか平凡で退屈な感じがするわね。それより熱烈な恋を生きてみたい。
なにものにも束縛されず、おのがこころの命ずるままに燃えてみたい。なんて、駄目かしら」
「外見的にものを見るとき、どうしても派手なもの華やかなものに目がいきがちになる。
ふつうといわれるものは価値が低く思えてしまう。当たり前の人生は価値がない。
そんなふうに考えるのは、たぶんものの見方が根本的にまちがっている」
 またしても、方向がずれてきた。
「どういうことかしら」
「ものの観方を外から内へと転ずることが必要だ、と思うんだ。
外界に振りまわされていると、物事の本質からどんどん離れていってしまう。
まずは、自分からはじめようというわけさ。われ思う故にわれ在り、ということかな」
 中途半端な哲学論議になってきたぞ。
「自分が見えてない者には、他人のこともわからないし、ましてや理解なぞできやしない。
そして、その基本となるものは愛だっていうわけなの」
 そうなのかなあ、よくわからんぞ。
「愛っていうと漠然とするけど、慈悲という方が日本人にはわかりやすいと思う。
すべての事物、事象に対するものなんだろうな」
 余計わかりにくいよ。
「なんとなくわかるけど、恋愛はどういうことになるのかしら」
 困ったな、こういうのは苦手だ。
「じつは、ぼくもよくわからんのだよ。個別性が強い現象なのだらうな」
「一般論では語れないということなの。ムッシュは女のひとを好きになった経験がないの」
 ついに恐れていた領域に踏みこんでしまった。
「これは、ぼくがもっとも恐れる質問だな。
ほんとうのところ、ぼくは自分でも女性を好きになったことがあるのかどうかよくわからんのだよ。
われを忘れてというのかな、女性をこころから愛したという経験はない、と思う。
いつも醒めているというか、冷静でなくちゃならんと思っているのかな。
すこしちがうな。たぶんそういう状況になると、いつも逃げ出したくなるのだろうな。
自己矛盾もはなはだしいけど、これが現実なんだな。ぼくも仙ちゃんのように大恋愛を賛美したい。
でも、無理だと思う。うまくいえないけど、恐いんだと思う」
 なんだか犯人がついに自白したという有様だな。
「でも、どんな女性にも魅力を感じない、ということはないんでしょ」
「そりゃあそうさ。好きになった女性はたくさんいるよ」
 これはほんとうだ。
「どんな感じがする女性が好きなの」
「そうだなあ。いま思いだしたけど、お母さんのような感じかな。そういう人っているよな」
 どんどん白状してるぞ。
「いるいる。なんか側にいるだけで安心するのよね」
「なんだか精神分析みたいになってきたけど、結局、ぼくはマザコンってことか」
「なんだか変な話になっちゃったわね」
 と言って仙ちゃんは笑っていた。
 ぼくは笑っていられる状態ではない。面目丸つぶれである。
でも、仙ちゃんはそんな素振りもみせずにいてくれた。

尾道友愛山荘ものがたり(7)
 <第二話>花見の宴 その二

 いっぽう台所では大鍋でおでんを仕込んでいた。
湯気がたちのぼって、うまそうなにおいがしている。
明日のお花見には、これで一杯という段取りだ。おでんを肴に酒をのむのか、いいねえ、最高だな。
コンニャクをひとつつまもうと手をのばしたら、すかさずコマに手の甲をたたかれた。
なんだと思って見ると、コマはニヤリとした。仇をとられたか。
「ヒロちゃん、あしたはお天気かなあ」
「だいじょうぶじゃないのムッシュ。それより二日酔いにならないでね」
「ほんまほんま、飲みすぎはあかんよ」
 勢いを盛りかえしたコマが追いうちをかけてくる。
「わかっとります」
 ぼくは観念しておとなしく言ったとき、背後から声がかかった。
「ムッシュ、つまみ食いはだめですよ」
 おやおや、先生もやってきた。背後に、タムちゃんがひょうきんな笑顔をみせている。
「かなわんなあ、そんなにみんなに攻められたら。あっちでサンペイとでものんでようかな」
 悪いときには悪いことが重なる、これが世の常である。
「わあ、またこんなところで何してるの」
 やっぱりきたかと思いつつも、すこしは反撃しなければ立場がない。
「あのねえヒロミ君、そんな小姑みたいなことばっかりいうてたら、お嫁にいかれへんで」
「ムッシュに心配してもらわなくてもけっこうです」
「あっ、さよか。ほな、失礼します」
 その言い草がおかしかったのか、みんながどっと大笑いした。
 ぼくは台所口から食堂をぬけて、玄関から外へでた。
 空にはたくさんの星がきらめいていた。
みんなもいつのまにかそばに来て、夜空を見あげていた。
しあわせな気分がみんなをつつこんでいる。
 だれからともなく声があがった。あした天気になあれ。

0036公園への階段

 翌朝は空気がすんで、からっとしたいい天気だった。
ぼくはがらにもなく朝早く起きて、コマ君をさそって花見の場所取りにでかけた。
小学生が遠足の朝は変に興奮して、はやく起きてしまう状態だった。
早朝の公園は人影もなく静寂につつまれていた。ひんやりとした空気がこころよい。
 ときおり牛乳配達のビンがふれあうガチャガチャという音が聞こえてくる。
 友愛山荘にいつのまにか居ついた犬がじゃれあいながらぼくたちのあとをついてきた。
アーチをくぐって公園内の一等地にやってきた。場所はここの真んなかにしよう。
おおきな青いシートを敷いて、どっかりと腰をおろす。
 桜は八分咲きといったところだろうか。
いつのまにかコマ君は犬とともにに姿を消していた。ああ、ほんとにいい天気だ。
 ゴロッと寝ころんで空を見あげ、うつらうつらしていると後続部隊がやってきた。
先頭の大きな鍋には昨夜のうちに仕込んでおいたおでんがつまっている。
うまそうなにおいが漂ってきた。おおきなザルをワッセワッセと運んでくる。
おにぎりがどっさりと入っているのだ。
でっかいヤカンにはいったお茶も運ばれてきた。
ビールやお酒、お菓子やらなにやらとどんどんやってくる。
たちまちのうちに場所は人でうまり、食べもの類で占拠された。
 ぼくたちの周囲にも花見客がだんだんと増えてきた。
 そろそろ始めますか。
「みなさん、今日は楽しく過ごしましょう。それでは、再会を祝して乾杯」
 先生の音頭で花見の宴ははじまった。

尾道友愛山荘ものがたり(6)
 <第二話>花見の宴 その一

 尾道の千光寺公園は近隣では花見の名所として名高い。
隣県の福山あたりからも花見客が団体でやってくる。
夜桜でも知られているから、周辺の旅館にとってはかきいれどきでもある。
そこここにぼんぼりが飾られ、夜の闇にも華やいだ雰囲気をかもしだす。
 友愛山荘でもこのころになると花見の企画がもちあがる。
多くの若者が集まってきて、花見を口実にしたひさかたの再会を歓びあう。
はるか東京方面からも多くの若者がやってきた。
 懐かしい人に会うのは楽しみなもの。それが気のあう同士なら、なおさらである。
暮れかかるころになれば玄関前にたち、だれか来ないかと背伸びする。
やって来る者はというと、建物にみえるころから自然とあしばやになる。
首がのび加減といってもおおげさではない。
ああ懐かしいなあ、元気でいたんだな。
ひさしぶりに顔をあわせれば優しい気持ちにもなれる。
知らず知らずのうちに頬がほころんでくるのだ。

0035現在の友愛山荘

 三々五々、受付裏の和室に集まってくる。狭い部屋はすぐに熱気でみたされる。
 東京の女子大生グループがやってきた。
「先生、お元気でしたか」
「やあ、ドッコちゃん元気かい。友達もいっしょかい、まあはいりなさい」
「失礼します」
「どうぞどうぞ、おーいコマ君、場所をつくってあげて」
 つぎに東京のみんなにお姉さんとよばれている女性だ。
「これ、お土産のウヰスキーです」
「どうもありがとう。おや、ジョニ黒じゃないですか。
どうせ、のんべえのムッシュやユウちゃんの胃袋行きだから、こんな高いのはちょっともったいないね。
サンペイ君ものむんでしょ、お礼をいっといてよ」
「おねえさん、こっちにきて座ってください。でもムッシュの近くは危ないですよ。
文ちゃんの横が空いてますから、どうぞ」
 その言葉に、思わず文ちゃんは苦笑い。
「ハッハッハッハ」
 とタムちゃんは高笑い。
「あのねサンペイ君あかんで。知らない人が聞いたら勘違いするやないか。
小生は、美人よりは酒がええんや。なぜならば、酒は人を裏切らんからね」
「裏切られた経験があるんですか、ムッシュ」
「サンペイ君ほどはないけどな。まあええやないか」
 サンペイ君は、なおもなにか言いたそうにしていたが。
「先生、おひさしぶり」
 と神奈川のヒロミちゃんがやってきた。
「どうも、お元気ですか。きょうは満員だよ」
「ムッシュ、なにしてんのよ。まだ飲んじゃだめじゃない」
「あのねヒロミちゃん。これは、つまみ呑みじゃないの。利き酒ちゅうか、毒味なの」
「またはじまった。ムッシュのへ理屈はとどまるところを知らず、ってわけよねえ」
 名古屋のコンドウさんも、のっそりとはいってきた。
「きょうは麻雀やるの無理みたいね」
 ちょっと斜にかかって、声をかける。
「まあコンドウさん。きょうは我慢してね。そのうち、ハコテンにしてあげるから」
 地元尾道のゴスケとヨコちゃんもやってきた。
「こんばんは、わあにぎやかですねえ」
「にぎやかといっても、そのもとは少数やけどね」
「ユウちゃん、それどういう意味でんねん」
 と、どこで覚えたかコマ君がつっこみをいれる。
「わては騒いどんのやおまへんで。場を盛りあげてんのや」
「その変な関西弁はやめといたら」
 じんわりヒロちゃんにたしなめられ、思わずコマはぼくを見た。
 あかんここでコマを助けたら、彼自身成長でけへん。
真の関西人になられへん、とこころを鬼にして知らんふりをした。
コマ君、この試練を乗り越えてこそ男やで、俺をうらむなよ。
そっとコマの方を見たら、じっとにらんでいた。

下弦の月
こんなカメラがあるんだ、と話していたら。
買ったら、といとも簡単にいう。
でもなあ、となおも思案していたら、買ったわよと。

ということで、ちょっと贅沢をしてしまいました。
光学42倍ズームのニコンのCOOLPIX P510なるコンパクトカメラ。
鳥など撮るのにと思っていたわけなんですが。

どんだけ、かというと。
夜空に月がでていたので、撮ってみました。

N0092下弦の月


手持ちでこれだけ撮れるのですから、すごいです。
おそるべし、日本の工学技術、ですね。

須磨離宮公園
もうすこし遅いかなと思いつつ、須磨離宮公園に行ってきました。
金曜日だったので、人もまばらでのんびりとできました。
バラはすこし散りかけていましたが、なかなかきれいでした。

N0024バラ

N0027噴水

噴水のそばでランチを食べてるうちに雲行きがあやしくなってくる。

N0046ホールを望む

菖蒲園から蓮池あたりを散策するころにはポツリポツリと。

N0053菖蒲

N0072蓮

温室のカフェテラスでコーヒーを飲んでいるうちに本降りになってくる。
(たしかカフェ・オレを頼んだはずだが、これってそうなの、という味でした)

N0075熱帯植物

しかたなく早々に退散。

途中、カインズ(ホームセンター)に立ち寄り、水道の配管関係の品を買う。
(庭の水栓の位置が気にいらないということなので、近く移設する予定)

雨に降られながら、車のなかで梅雨入りのニュースを聞く。

神戸市の花はアジサイなんですね。
六甲山の森林植物園のアジサイはみごとですよ。
是非、行ってみたいと思いますが、雨降らないかなあ。
(それだけが、心配の種であります)

[READ MORE...]
ぐるめる
グルメっていったいどういうことなんだ、とはつねづね疑問に思っていたことだ。

食べることは生きると直接的につながることはだれにでもわかる。
生きものを食べなければ生きられない、という逆説がここにある。
そこで肉は食べない、動物性のものは食べない、という道があらわれる。
ベジタリアンなどとよばれ、高貴な風さえ感じる人もいるだろう。

植物群にとっては、とんだとばっちりである。
穀物だって食べられるために実をむすぶわけではない。
(否、神が人のためにこの世に授けられた、という説もある)

ではどうすればいいのか、は永遠に解けない設問である。
(そもそもの設問が意味をなさない、という立場ももちろんある)

こうした議論は、じつは不毛である。
不毛の地では、ヒトは生きられない。
よって、ここで唐突に打ち切ることにする。

おなじ食べるならできるだけ美味しくものを食べたいと思う。
これは多くの人に共通する感情だろうことも理解できる。

ここからが問題なのだが、では美味しい料理とはどういうものか。
ここで意見がおおきく分かれたりするのである。

ヒトの味覚はちいさいころに食べていたものの影響がおおきいという。
鳥などとおなじように、親から与えられたものを食べて成長していく。
その親は、また親から与えられたものを食べて育ってきたのである。
だからというか、あたりまえのことだがその地域での食習慣におおきく依存する。

ではあるが、基本は身体が食べたい体制になっているのかということだ。
馬を水際へ連れて行けても、むりに飲ませることはできない。
これって、こどもに勉強しろというのとどこか似ていないか、といえなくもない。

6618水際のトンボ

チベット宴会
あっというまに一週間がすぎて、忘れてしまわないうちに書いておこう。
先週はわが家で宴会などありました。

とれたての鯛の刺身などもありまして、ごちそうさまでした。

6590鯛の刺身

庭の野菜たちもぐんぐん成長しております。
花もいろいろ咲きだしました。

6686定点観測06.01

N0002薔薇とジキタリス

あくる日は七名で「植花夢」に行ってまいりました。
五月の連休にくらべて、すっかり様変わりしていましたね。

6619夢幻

6636緑滴る

なんだか木陰のベンチで話している時間のほうが長かったかもしれません。
まあ、それだけ居心地がいいということでしょうか。
秋になるとどうなるのか楽しみです。

6630植花夢にて

花を見るついでにもう一箇所、伊丹の「荒牧バラ園」まで。
日差しがつよいなか、たくさんの方々が鑑賞に訪れていました。

バラってほんとうに多くの種類があるようです。
それだけ趣味にしている方々が多いということでしょうか。

6652バラ

6667バラ

6669ばら

しばらくは、あっちこっちへと花行脚ということになりましょうか。

もちろん、メダカの観察も忘れてはいけません(笑)。

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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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