ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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つゆのひぬま
梅雨空である。
ふと意味的にはちがうがごろの関係で、「つゆのひぬま」を思いだす。

高温多湿な環境は生物にとっては好ましいことがおおい。
ヒトだけだろうか、うっとおしいと感じているのは。
などと考えながら、庭の梅の木をながめていたら発見した。

葉のかげに保護色でかくれているかのような幼虫だったが。
その背中(?)にはびっしりと卵らしきものがくっついている。
たぶん、寄生するハチかハエのものだろう。

N2500幼虫

いっときパラサイトシングルなんてことばが流行していた。
自立できない(しない)独身者という意味でつかわれていたようだ。
しかし、親に寄生するというのは自然界ではめずらしい(笑)。
いや、幼虫が親を食って成長する虫がいたような気がする。

次の日にさがしてみたが、姿はもう見えなかった。
ひとときの生だったのだろうか。

N2503クレマチス

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家庭菜園計画 二週間後
このところやっと日中の気温が高くなってきた。
(暑いなあ、と口癖のようにいうのも時間の問題か)

それにつれて、すこしづつ野菜の苗も背丈をのばしてきた。

N2492上から0521

N2493横から5021


脇にまいたゴーヤとダリアの種も芽をだしています。
さてどうしたものか、とかみさんは思案顔である。

N2495ゴーヤ

N2494ダリアの芽

ひと足前に植えたサヤエンドウはたくさん実をつけだした。
このところ食卓にのぼることしきりなり。

はやく、無農薬のきゅうりやトマトが食べたい。

夏よ来い、ついでに虫や蝶もくればいいのに。
でも、わが家には嫌う人もいるので、そっと来てください(笑)。

そういえば、夜半にはホトトギスも鳴きだした。

「美」とは
若いころに友人と議論したことを思いだす。
なににかぎらず「美しい」とは、なにによるものなのか。
彼は、「美」(の意識)は自分の側にあるのだと。
対象物の側にあるのではなく、感じる自分のほうにあるのだという。
つきつめていうと、私が存在しなければ、「美」は意味を失う。

それはそれで納得(?)もしたが、いまいちしっくりとこない。
もっとなにかちがった観点があるのではないか、と思っていた。

シラーの「美と芸術の理論」(岩波文庫)を読んでもピンとこなかった。
(というか、よく理解できなかったというのが本音)

だが、最近読んだ本のなかに答えをみつけた。


『問いを知らないのに、答えを知っている。
そういうときに、われわれはなにかを感じているらしい。
たとえばそれを「美しい」というのかもしれない。
眼前にある種の規則がみごとに具現されている。
でもそれがいったいなんの規則なのか、規則自体は複雑すぎて、よくわからない。
しかし感性はすでにそれがみごとな「解」であることを、
直截に捉えて、「美しい」というのかもしれないのである。
それをもう少し理屈にするなら、多次元空間の安定平衡点を見ているのかもしれない。
そういうものを見ているとき、脳はおそらく余分なエネルギーを使う必要がない。
つまり「疲れない」はずである。だからこそ美しいものなら、人は「喜んで見ている」のである。』


なるほど、さすがは養老先生である。


『そう思えば、「自然に学ぶ」意味は明白である。
自然は先にそうした解を与えているからである。
でも現代の教育は、その逆を教える。問題解決型の人を育てる、という。
問題がわかっていて、答えを出す。もっぱらその訓練をする。
でも答えは見えているんだが、問題がわからない。
人生ではそれもふつうに起こることである。
「あいつ、なんであんなことをしたんだ」という状況がそうであろう。
やったことはよくわかっているんだけれども、理由がわからない。
解はすでにあるが、問題が不明なのである。そういう場合、当人もわかっていないであろう。
たぶんそれは、「ひとりでにそうなった」からである。つまり無意識である。
無意識ということは、脳を含む身体に任せたということで、
意識はその場合、たんなる傍観者に過ぎない。』

   「養老孟司の大言論Ⅲ 大切なことは言葉にならない」 養老孟司 新潮社刊より


こう説明をうけると、古代ギリシャの黄金分割(黄金比)もわかる気がします(笑)。

N2422イソヒヨドリ(雄)

歩く西國巡礼
西國巡礼もやっと、第五番、紫雲山葛井寺(ふじいでら)までやってきました。
ではあるのだが、交通機関(車も含む)を利用することをお許しください観音様。
という気もちで、近鉄の藤井寺駅から歩いてすぐのところにあるお寺に行ってきました。

昔ながらというのでしょうか、そんな商店街を抜けたところにありました。
境内にはちょうど白い藤が満開で、いいかおりをはなっています。

N2402古い商店街

N2391葛井寺

N2394藤棚

せっかくの乗り放題きっぷなので、堺の仁徳天皇陵まで足をのばしてみました。
堺市役所の展望台からながめてみましたが、こんな写真のようには見えません。
(これは航空写真だそうで、見学者にもそう説明されていました)

N2406堺市役所

なぜか、雨がぽつぽつとふってきたので現地(?)見学はとりやめて帰途に。
小雨模様でしたが、なんばパークスに立ち寄りました。

ここに南海ホークスの本拠地、大阪球場があったんですね。
学生時代に、学友に誘われ南海ロッテ戦での座席案内のアルバイトをしたことがありました。
試合前の打撃練習で、当時ロッテの江藤がポンポンとスタンドに放りこんでいましたね。
それこそピンポン球のように、という形容がぴったりでした。
さすがにプロはすごいと思ったのですが、観客席がガラガラ、ひまなバイトでした(笑)。

それはさておき、みごとな屋上庭園になっています。
都会のオアシス、ということでおばさん連中がたくさん訪れていました。
どこかの専門学校生らしき若者たちも、写真を撮ったりだべったりしていました。

N2415なんばパークス

N2411なんばパークス

帰ってきて歩数計をみてみると、二万歩をこえていました。

N2420歩数計

読想
想像を働かせなさいとよくいうが、想像するにはそのもとになるものがなければならない。
たとえば自由に生きなさいといえば、どう生きることをいっているのかすぐにわかるだろうか。
それはなにものにも束縛されない生き方をすることをいうのだ。
つまり固定的な観念をもたず、自由な発想のもとに行動をおこすことなんだという。
なんだそんなことなら、いつもそうしているし、それをいまさらどうしろというんだろうか。
だってその日暮らしゆえ、まとまった財産もなく、自由な時間でいっぱいなんですから。
えっ、そうではなく精神のありようのことなんだ、というんでしょうか。
つまりは先行きを読んだうえで、それに対処できるように生きなさいということでしょうか。
であるなら、読みまちがえたとしても、独創的だとほめられるということになるのだろうか。

N2400サトちゃん

「バーニング・ワイヤー」 ジェフリー・ディーヴァー 池田真紀子訳 文藝春秋 ★★★★
上下二段組みで472ページを読み終えると、思わずふうーと息を吐きたくなるだろう。
いつしか緊張感によって呼吸をとめていたことに、いまさらながらに気がつくのだ。
リンカーン・ライムのシリーズ九作目、ますます絶好調である。
今回は電気がキー概念になっている。電気は見えないということも不安をあおる。
『「人を死なせるには、何アンペア必要だと思いますか。
交流電流で一〇〇ミリアンペア。それだけであなたの心臓は細動を起こす。
あなたは死んでしまうんです。一〇〇ミリアンペアは、一アンペアのたった十分の一ですよ。
電気店で売ってるごく一般的なヘアドライヤーは一〇アンペア消費する」』
ある日、マンハッタンの変電所で巨大なアークフラッシュが発生して市バスの乗客に死傷者がでた。
原因を調べていくうちに、電力会社のシステムに侵入して故意に行ったことがわかった。
電気を仕事にしている人間からすると、ちょっとオーバーなと感じないこともないが…。
とはいえ、わりと日常的に電気的な事故は現場で起っているのでわからなくもない。

「本は私にすべてのことを教えてくれた」 谷沢永一 PHP研究所 ★★★★
これは谷沢(たにざわ)さん自身の、出あってきた本にまつわる自伝のようなものである。
谷沢さんは、こんなつまらぬ、まちがっている本はないと面とむかってどこにでも書かれる。
なぜそう断じるのかということについても同時の書かれており、決してお茶を濁すようなことはない。
悪口は堂々というとき端からみてすがすがしく感じるのは私だけではないはずである。
もちろん影でこそこそ、それこそ重箱の隅をほじくるように言うのはみっともない。
波風立てたくなければあたりさわりなく褒めて(?)おけばいい、というようなものだろう。
だが、谷沢さんはそうすることができない、非を見逃すことはできないのだ。
だが、ほめる感服することがないということではない。河盛好蔵氏の「Bクラスの弁」をこう評する。
『人間は平等だと囁く奴は悪魔である。私どものひとりひとりはすべて、容貌はもちろん性をも含めて、
諸能力に甚だしい隔差をつけられて、西も東もわからぬまま世に生まれ出る。
そしてこれから生きてゆかねばならぬ人生は、なんと過酷な世界であろう。
自分が逆立ちしても及ばぬ才能を発揮して、思うが儘に楽しく優遇されている奴を、憎み嫉み怨んだ
果ての悲しさ辛さ。泣いても喚いても呪っても甲斐はない。必ず自分の人生の着座を探さねばならぬ。
その身の置き所を仮にBクラスと名付けたのである。本当はCクラスDクラスでもありうるのだけれども、
寅さんは言う、さくら、それを言っちゃあおしまいだ、とね。』
こころしながら、頑張ってEクラスなどのんびりと生きていきましょうか。

「ジャガイモのきた道」 山本紀夫 岩波新書 ★★★★
ジャガイモはどこが原産地かということは、おおよそだれもが知っているとは思う。
まさかドイツだろうなんて(ジャーマンポテトなんていうし)、しゃれにもならないのだが。
韓国などもキムチなどトウガラシ料理が有名だから、なんとなく伝統的食材だと思われていたりする。
しかし韓国にトウガラシが伝わったのはそんなに昔(?)のことではないのだ。
ジャガイモをはじめとしてトマトやタバコ、トウガラシなどの原産地はアンデスだということだ。
スペインの侵略によって、やがてヨーロッパやその他の地域に広がっていった。
筆者はこれらの起源を探るためにアンデス地方で様々な品種や野生種の調査をしていた、とのこと。
本書を読んでいて、生物多様性論のむずかしさに思いがいたるのである。
外来種を排除せよ、とはいったいどういうことをいっているのかいまでもよくわからない。
益虫、害虫というのもよくわからない。そうそう雑草というのはなんだ。
『雑草といえば、日本ではふつう邪魔な植物あるいは役にたたない植物というイメージがあるが、
ここでいう雑草とはそれとはやや異なる植物群のことである。
すなわち、雑草とは人間が攪乱した環境のみに適応し、人間に随伴している植物のことだ。
実際、雑草は道ばたや畑、さらには空閑地などで生育し、自然林や自然草原には侵入しない。
そして、人間によって利用されるようになったイモ類もこのような雑草型のものであり、
人間の身近にあったと考えられるのである。』
雑草は食べられる、そう七草がゆはその代表でありましたね、先人はなかなかやるもんだ。

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

行動力
なにかをしようと思ったときに、どのくらいの時間で始めることができるのか。
人によれば、いつまで経ってもぐたぐたしていていっこうにやる気がみえない(わたし?)。
そんなときに、つと隣をみれば行動力旺盛なかみさんがいるわけだ。

ときに拙速ではないのかと思えるほどに、行動をおこすのが素早い。
というか熟考ということばは、彼女の辞書にはないらしい。
(非難しているのではないことを、念のため申し述べておく)

こころのなかで考えるスピードが、常人と比べて格段に速いのかもしれない。
そう思えないこともない。
そういえば、彼女は背が低いし、体重も軽いからなあ(?)。
動物はサイズがおおきくなるほど時間はゆっくりとすぎる、ということを知った。
(「ゾウの時間ネズミの時間」 本川達雄著 中公新書、を読んでみてください)

ということで、今日も帰ればどこかが変わっているだろうか。
(そのことについては楽しみというか、すこし不安といおうか…)
見逃してはいけないと肝に銘じているのだが、年のせいかつい忘れてしまう。
(昔、女性の髪形には注意をしているべきだ、とアドバイスをうけた)
(微妙な変化だったりすると、もうついていけない)
(それよりは、視線をうかがっているほうが分かるともいわれたが、それも忘れる)

人は見たいものしか見ないものだ、と思わざるをえない。

N2385ハナニラ

家庭菜園計画
例年のように、庭の一部を菜園にするための改良(?)工事をおこなう。
(毎年おなじところだと連作障害をおこしてしまうのだそうだ)
ホームセンターで購入した肥料土を五袋投入し、買ってきた苗を植える。
トマト、ミニトマト、きゅうり、黄ビーマン、赤ビーマンなど。
まてさて、今回はコストパフォーマンスはどうなるであろうか(笑)。

横では昨年末に植えたサヤエンドウがやっと実をつけだしている。
夕食にでてきたのだが、スーパーのものよりかなり触感がしっかりしているなあ。

N2387上から0507

暑サニモ虫ニモマケズ、しっかり育ってください。
ついでに、ダリアの種も脇に植えましたので、これも楽しみ。

定期的に写真を載せたいと思います。

N2388横から0507



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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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