ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

もったいない
「もったいない」という日本語をいたく気にいっていたマンガリ・ワータイさんが亡くなった。
アフリカ女性で、はじめてノーベル平和賞を授与された方だった。

わたしたちの世代は、いつも「もったいない」ということばを聞いて育った。
その代表的なものは、お米についてだった。
お百姓さんが丹精して、八十八の苦労をかさねてできたものだときかされた。
ごはんつぶひとつ粗末にしても罰があたる。
つまり、人の生き方として正しい道をそれているというのだ。
そんなことすら実践できないで、なにが為せるというのだ、という含意だったろう。
まさに、神は細部に宿りたもう、のである。

旅にあけくれていた若いころは、そんなことなど気にもならないつもりでいた。
だが、たれか食事を残すところをみると、なぜかこころがざわついて落ち着けなかった。
食い意地もはっていたのだろうが、おれが食ってやると残さずたいらげた。
その結果かどうかはやや疑わしいが、よく腹をこわした。
なんのことはない、莫迦な奴だったのである。

いまではそんな悪癖(?)もすっかり消え、食べたくなければさっさと残す。
でもこれはこれで、「また少しずつ残して」と愚痴られるのである。
だが、この残り物(それも少量ずつ)が翌日食べるとなんだかうまい。
それはお腹が空いているからなのだが、よくよく貧乏性にできあがっているようだ。

「空腹は最高の調味料である」といわれても、飽食になれた現代ではいまひとつピンとこない。
だが、はるかな地には食べるものにも汲々として暮らしている人びとがいる時代でもある。

「もったいない」という精神は世界にひろがってゆくのだろうか。

5251スパイス
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://moucheokuno.blog26.fc2.com/tb.php/1028-cb9b32dc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ムッシュ

Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー