ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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遠くへ行きたい
そんな名の番組があった(いまもあるのかどうか知らない)。
はじめにテーマソングがながれると、じっとしていられない気分になった。

テレビ画面でのみ知る顔が知らない町や村、街道を歩く旅だった。
観光名所を訪れるのではなく、その地に暮らすひとびとと語りあうのが常だった。
生きるとはそういうことなのだ、と訳知り顔にはなす友もいた。

そのころ都会に住む若者は旅にでるか、旅に郷愁をいだきつつ暮らすしかなかった。

見知らぬ町をさまよいあるく自分を夢想しながら列車にゆられていた。
夜行列車の窓にうつるのはいつも自分の顔だった。
その背後に光がながれ、暗黒の空がうつりゆくのが見えた。

いつもぎりぎりのお金しかない旅だったが、苦に思ったことはない。
だれもがそんな旅をしているのだ、となぜか信じこんでいた。

ふとしたところで美しいひとをみかけると、こころふるえる感じがした。
近寄りがたいというのではなく、近づいてその場面がこわれるのを畏れた。
信仰心などないのに、いつまでもながめていられる幸運を祈った。

一夜明ければ、おたがいに別の地をめざすのが旅というものだ。
だが、なぜかやるせなくて高台にたちつくしていた。

 はるかなる はる
 おとこらは 音もなく
 まどべに まどろみ
 よるは 時をこえしのびよる

3906叢

旅はいつもロマンにあふれているとはかぎらない。
のではあるが、いまでもふとあてもなく旅立ちたくなる夜がある。
これって、男ならだれでももっている性向なのだろう。
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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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