ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

尾道山族会
尾道で青春の一時期をすごしてから、もう四十年ちかくがすぎさった。
いまは北海道に住むMとか、豊橋で焼肉「希夢知」を営む先生夫妻には会うのだが…。

当時から尾道友愛山荘で出会い知りあったからわれらは山族だと称していた。
みんなどうしているのかなあ、などとときに思いだしたりはしていた。
そういう想いは伝わるものなのかどうか、先生から集まらないかとのお誘いがきた。

だれが来るのか知りたい、と思う気はあまりない。
会えばわかるではないか(もしかして分からないかも、の不安ありだが…)。
会いたいと思わないとしても、それをどうだとだれもいうことはできない。
人はそれぞれの人生をいやがおうでも生きるしかないのだから。
会いたいなあと感じたら会おうじゃないか、それまで元気でいろよという気分なのだ。

会うことができる可能性があるならいいが、もうどうしたってそうできない友もいる。
記憶のなかでだけ出会う彼はいつも笑っているばかりだし、とことん陽気でもある。
おれはこんなに老けたのに、おまえはいつまでも若いままだ。
ちょっぴり理不尽さも感じたりして、苦笑いをこぼすしかない。

7046地下鉄駅

若いときはいつもひとりで旅をした。
人って生まれたときもひとりだし、死ぬときもひとりだろうと放言していた。
それはそうだけど、それじゃあ寂しくないの、といわれても無視をした。
夜汽車でぼんやり暗い窓の外をながめていると、無性にやりきれなさを感じた。
これは淋しいのではないのだ、だれもが通過する儀礼のようなものといって酒をのんだ。
ポケット瓶のウヰスキーがなくなるころには眠ってもいたのだろう。
まるでこどもではないか、といまでは思うのだが、そのころはそうだったのだからしかたがない。

いっぱい人を好きにもなった。
あれは恋愛だったのか、それとも単なる人恋しさのゆえだったのかは判然としない。
ラブレターもどきをもらったことも、いくどかはあった。
でも、いい人ぶる自分と、限りなく薄情な俺との相克に疲れて、なんだか嫌になった。
もっとほかにきっといい人がいるから、と言い続けるしかなかった。

7058名古屋城

そんなことをなつかしく思いながら、新快速電車に乗りこんだ。
日曜日のことでもあり、車内は満員だが尼崎で降りそうな乗客をすばやくさがす。
そんなことができるのか、と思われるだろうができるというしかない。
(これを説明するのはむずかしい、長年の勘だというしかないし、はずれることもある)
ここでいいだろうと見当をつけた位置に立つ。
どんぴしゃり、ふたり連れは尼崎で下車、ぶじ座れることになった。
こうした旅をいくたびくりかえしただろうか。
後ろの席のおばさん連中の話し声がおおきいので読書は途中で断念する。

途中思いたって名古屋でおりる。
なぜかいままで訪れたことがない名古屋城に行ってみようか。

7070天守閣

堀端を歩いていると、ちょうど本場所がはじまっているのだろう。
大柄なしかしまだ出世はしていないお相撲さんたちが通りぬけてゆく。
すこし鬢付け油のにおいがするようでもありました。

7049名古屋場所
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://moucheokuno.blog26.fc2.com/tb.php/1154-7d6ac06c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ムッシュ

Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー