ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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その、ひぐらし
すこし前には、カナカナ、カナカナとひぐらしの鳴き声が聞こえていた。
もう秋がちかづいてきているだなあ、とそんな連想がはたらいていたのだが…。
まてよ、七月にも駅のホームで聞いたことがあったのを思いだした。
そのときは、このあたりは涼しいからだろう、などと自分なりに理屈をつけてやりすごしていた。
しかし、疑問はぬぐいきれたわけではなかったのでネットで調べてみると。
『俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、実際には(地域にもよるが)
成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から発生し、ニイニイゼミ同様、他のセミより早く鳴き始める。
以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。』、とあった。
だが語呂のイメージからか、若いころその日暮らしに生きていた秋の日を思いだしたりもする。

7462岐阜城

「食品の裏側」 安部司 東洋経済新報社 ★★★★
本書を読んでいると、ある程度知ってはいるものの気もちのいいことではない箇所がよくでてくる。
たとえば、コンビニなどで健康にいいと人気の「パックサラダ」はどうつくられているのか。
『「殺菌剤」の入ったプールに、カットされた野菜を次々に投げ込んで消毒します。
しかも一度ではなく、濃度を変えて数回プールに入れます。
メーカーによっては、食べたときのシャキシャキ感を出すために、
さらに「PH調整剤」のプールにつけていたりします。』
しかしながら、添加物がすべて悪いということではないのは当たり前である。
『それによく考えてみると、私たちは実ははるかに昔から添加物と付き合っているのです。
たとえば、日本が世界に誇る健康食、豆腐。豆腐は大豆を搾った豆乳を
「にがり(塩化マグネシウム)」で固めてつくりますが、この「にがり」は添加物そのものです。』
なにごとでもそうであるが、先入観でものをみない判断しないということ。
イメージが先行するとまちがえる選択をしてしまいがちで、自然がすべていいとはならないのだ。
自分で調べてみたり、考えてみたりすることができなければ、なんどもおなじ誤りをおかす。
しかし、読みすすんでいるとあまりいい気分にはなれない、のは確かである。

「本好きのためのウォーキング入門」 武村岳男 平凡社新書 ★★★
『ひたすら歩くウォーキングもいいが、知性と感性で楽しむ<スローウォーキング>もいいもの』
と筆者はいうので、まず目次をぺらぺらと繰りながらながめてみるのである。
第二章(六章まである)10松之山 坂口安吾の散歩道、というのがめについた。
新潟県十日町市(旧松之山町)とあり、北越急行線、松代駅下車と案内があった。
そういえば安吾は新潟のかなり裕福な家に生まれたのだった、となにかで読んだ。
この地が彼が最初に島崎藤村と宇野浩二に評価された「黒谷村」のモデルとなったところ。
棚田がつづく道を青年安吾は歩きながらなにを考えていたのだろうかなどとつい思ってしまう。
あるいは、14浦安 青べかが活躍した街、などというのもいいかもしれない。
いまやディズニーランドで有名だが、青べかの舞台も歩いてみたいと思ったり。
もう海がみえない土地になってしまっているのだろうか。

「日本人はどう住まうべきか?」 養老孟司、隈研吾 日経BP社 ★★★★
隈氏は建築家であるから、いろんな興味ある話をしてくれる。たとえば、
『アメリカでは超高層ビルの足元に花屋さんがよくあるんです。
家賃をものすごく安く抑えて、1階に入ってきてもらうわけです。
つまり、花屋さんは植木、並木と同じなんだ、という考え方ですね。
並木から家賃を取るやつはいないだろうということで(笑)。
……
要するに人間付き緑地ですよね。で、アメリカ人はコーヒーショップも同じように考えるんです。
コーヒーショップは街に楽しい雰囲気をつくってくれるんだから、家賃を取っちゃだめだ、と。
実際に、そういう店を低層部にうまく配置するだけで、街全体のイメージはがらりと変わります。』
日本でもこんなこと考えて都市設計できているのか、東京あたりではそうなっているのだろうか。
『設計をする人間の頭が、CADの真似をしてしまうんです。
手を使って作る立体模型のモデリングは、すごくオウリミティブで幼稚な方法なのですが、
CADになると手ではなく頭の方が先になって、コンピューターの考え方を真似しようとするんです。』
これってパソコンを操作しているときもおなじようなことになっているのでは、と考えてしまいます。
養老先生の発言もすこし紹介しておきましょう。
『僕が藤森照信さんから聞いた話で一番面白かったのは、モンゴルのパオですね。
あんなところでどうやってプライバシーを守るんだと聞いたら、
モンゴルではパオの中が公共空間なんです、と。プライバシーは外にある。』
自己主張だけでなく、視点を変える、変えられること、それが客観性ではないのだろうかなどと。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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