ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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悪口の意味
人と人とのつきあいは、なかなかにむずかしいことがおおい。
そんなことがわずらわしく、苦手意識もあってか個人的なつきあいには消極的だった。
もちろん気があう友とはそんなこともないのだが、いきおいひとりで旅をすることになった。
だから飲むのもおおむねひとり、もちろん黙って呑むのであった。

いまさらながらに、そんな思いがあるのだが。
だからか読書中にそういうことが書かれていると、つい気になる。

『では、交わりがうまくいく場合の心掛けは何か。
ひとつは金銭の問題である。
それなら割勘で万事が片づくと考えるのは間違いである。
それは完全な平等や友人の場合に限る。
しかし友人にたまたま何かよい事があって、今日は俺が奢ってやろうと意気込んでいる時に、
折角の気持ちをピシャリと遮るような無神経は宜しくない。
そしてもちろん先輩や師筋の人には、喜んで御好意に甘えることもまた礼節である。
そのかわりに何かの方法で恩返しをする心得を忘れてはならない。』

おっしゃることはようくわかるのだが…。
自分の都合のいいような解釈は戒めなければならない。

『もうひとつ、河盛好蔵は、人の悪口を言うことは、
人とつき合う上において、必要欠くべからざるエチケットである、と注意する。
私たちは悪意からのみ人の悪口を言うとは限らない。
それどころか、悪口が友情の表現である場合がしばしばある。
それから、決して人の悪口を言わない人間は信用できない。
悪口は人間関係のなかに生じる最も自然な衝動である。
そして自分に対する悪口には進んで耳を傾ける余裕が大切であろう。』

たしかに、人をほめるのはだれにでもできる(ような)気がする。
しかし悪口は肝を据えてなければ言えるものではない。
ただし、ご注意いただきたいのだが、悪口と陰口はちがうものである。
本人を目の前にして悪口が言えたら、たいしたもの(?)。

などと考えたりする昼下がりである。

N1531二羽のメジロ

註 引用はすべて、「書物耽溺」 谷沢永一 講談社刊より
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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