ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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ラベンダーマン
いつものように乗換駅で向かい側のホームの始発電車に乗った。
車内の乗客はまばらである。
座って本を読んでいると、まもなく発車ベルが鳴りだした。
駆けこんできた人が隣に座った。
ちらりと視界にはいったのは、うすいラベンダー色のコート。
ふちどりに白いボアがついているようだった。
そのときは女性かなと思ったが、気にすることもなくそのまま本を読んでいた。

ページを繰るとき、それにつれて左側に視線が動く。
そのとき、コートの下にある脚がみえた。
素足だった。
白く短いストッキングもみえた。
えっと一瞬思ったが隣をみる勇気はなかった。

主要駅に着いておおくの乗客が降りていった。
他の席があいたようで、隣の人物は斜め向うへと移動した。
それでもそちらを見ることははばかられた。

次の降車駅で出口扉にむかうとき、何気ないようにあちらをみた。
座っていたのは四十代ぐらいの気難しそうな顔の男だ。
うす汚れたラベンダー色のコートと、はだけた前からみえる素足が印象的だった。

前にも似たようなことがあったかもしれない。
「ラベンダー」と「エキセントリック」が同じカテゴリーになった。

N5534手水舎の龍

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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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