ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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韮崎でお墓参り
この七月に亡くなったM氏の墓を訪れる。
空は晴れわたり陽の光はさんさんとふりそそぐ。
さわやかな風がゆるりとわたるなかだった。

N8482甲府盆地

彼の好きだったピースの煙があたりに漂う。
どこからか出てきそうにも思えたが、それは叶わなかった。

N8468韮崎墓所

わたしが初めて彼に会ったのは昭和四六年の三月のことだ。
陽光あふれる瀬戸内にうかぶ真鍋島でのこと。
ユースホステルを利用して若者が旅行する懐かしき時代だった。
質素な食事を凌駕するような旅の経験ができたときでもあったのだ。

一部の若者はできるだけなにもない地を渇望した。
有名な観光地はあまりにさびしすぎるのだ。
彼らはほとんどひとりで旅をした。
なにごとにも反抗的だったかもしれない。
だが、名もない田舎で出会う人たちには敬意を表した。

島ではひとり旅の仲間が集まって夜ともなると語りあった。
(というように書くと、嘘になるかもしれない)
ほんとうのところは、つまらん冗談など言いあっていただけだ。
もちろん女の子の話もした、と思う。

相手のこころのうちのことなど誰もわからない。
相手だって自分のことなどよくわかっていないはずだ。
現に俺だって自分のことがよくわからないんだから。
などという話をしたのだろうか。

話すことでずいぶんと楽になりました、といわれた。
みんなが話すのを聞いているだけでもなんだか楽しいですね。
いままで自分が嫌で嫌でたまらなかったけど、捨てたものじゃないんだと。
自信というのじゃないんですけど、ちょっと頑張れるかななんて思いました。
そうですよね、みんななんやかやと悩みもありますよね。
ないわけないじゃんか、ってやっとわかりました。
いまここで笑っている自分にびっくりしているんですよ。
それでも明日はみんなと別れ別れになるんだ。
でも、もうだいじょうぶ。
いつかどこかできっと会いたいです。

そんなようなことがあったよな。
また会えたじゃないか。
ほんとうに来てよかった。

N8419空ゆく雲

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テーマ:真鍋島の愉快な仲間 - ジャンル:旅行

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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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