ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読書日和
寒い季節から暖かい春に移り変わると、人生観さえもが変化するようだ。
そう考えると、人間なんてものはたいしたことない、と思えるもの。
環境の小さな変化に翻弄される(?)姿が見え隠れする。
しかし、では常夏の邦がいいのかと問われると、答えに窮するのも事実。
やはり生まれ育った土地には愛着があるものなのだ。
これは常夏に育った人にも同じことがいえる。
ということを忘れないようにしながら本を読み、彼の地を旅するのである。

「うぬぼれる脳」 ジュリアン・ポール・キーナン ゴードン・ギャラップ・ジュニア
 ディーン・フォーク 日本放送出版協会 ★★★★

セルフ・アウェアネスは、自分とは他の誰でもない自分だということを知ること。
この自己意識はなぜヒトに生まれ、新化していったのだろうか。
と、こうまあ書くとなかなかむずかしい問題なのではあるが、こんな話も。
『新化理論学者がよく口にするジョークがある。
何週間も獰猛なライオンのあとを追っていた二人のハンターが、
あるとき思いがけず、茂みのなかでそのライオンに出くわしてしまった。
あいにくなことに、二人とも銃をもっていなかった。
ライオンはちょっとたじろいたあと、行きつ戻りつしはじめて、
いちばんうまい攻撃方法を考えているようだった。
窮地におちいったハンターの一人が、リュックに手を伸ばして運動靴をとり出した。
「そんなものをどうするんだ?」と、もう一人が訊いた。
「ライオンより速く走るなんて絶対に無理だよ」。
「ライオンより速く走る必要はないさ」
と、一人めのハンターは靴のひもを結びながら答えた。
「君より速く走ればいいだけだ」。』
うーん、ヒトはどんな方向へ進化しているのだろうか。

「ホステージ」(上)(下) ロバート・クレイス 講談社文庫 ★★★★
食料品店を襲って、店主を射殺してしまったデニスたち三人。
高級住宅街のなかの家にたてこもり、警官隊と対峙することになる。
しかし、この家には想像もできないような秘密があったのだ。
なんと、この家の主人はギャングの会計士なのであった。
地元警察署長(もとSWAT)タリーが事件解決に乗り出してくる。
ギャングの全貌が隠されたディスクをめぐって事件は急展開をみせる。
まさしくスリルとサスペンス、映画にもなったようだ(ブルース・ウィリスで)。
まずまずの娯楽作(?)といえるのではないか。

「男はなぜネクタイを結ぶのか」 出石尚三 新潮新書 ★★★★
『少し極端な話。もしも私が公金横領かなにかで逮捕されると、
とりあえずネクタイを外される。拘置所でのネクタイは許されない。
一応、自殺防止策ということになっているらしい。
このことを裏返すと、今、私がネクタイを結んでいるということは、
少なくとも拘束されていないことを示す。』
常識的(?)な見解とは正反対である。
ネクタイを社会的慣習の束縛と感じている人は多いのではないか。
まあこういうことはよくあることで、成語にも正反対のものというのがある。
例をあげれば、「善は急げ」と「急がば回れ」というようにである。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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