ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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なんだかだといろんな事が立て込んでくると、こころが落ち着かなくなる。
そんなときには、なにか気分転換が必要である。
旅にでるのもよし、近場の温泉でゆったりとするのもいいかもしれない。
しかしながらである、ぼくならそれは読書ということになる。
まったくちがった世界(?)のなかで自由な想念を遊ぶ、ということだろうか。
われながら、いくぶん自閉的である、と思わないこともない。

「純粋理性批判殺人事件」上・下 ミケル・グレゴリオ 角川文庫 ★★
題名を見て、思わず手にとってしまった。
だれでも推察できるのだが、なんとイマヌエル・カントが登場する。
もちろん、チョイ役(?)などではないのである。
カントの住むケーニヒスベルクで殺人事件はつぎつぎと起こる。
そこへ呼ばれた若きシュティフェニース判事が真相解明にあたる。
解説や裏表紙には、賛辞が並べられているのだが、いまひとつピンとこない。
作者もなぞの人物とかで経歴もあきらかにされていない。
こんなことで評価を得ようとするのは、時代錯誤ではとも思ってしまった。

「おはようからおやすみまでの科学」佐倉統・古田ゆかり ちくまプリマー新書 ★★★
毎日の「便利」な生活は科学技術があればこそである。
料理・洗濯、さらにはゲーム・電話、視点を変えればいろいろと見えてくる。
人類は科学技術をつかって、より効率的な生活を手に入れた。
それはすなわち、自由な時間を手に入れることだったのである。
食べるためではなく、興味を満足させるために時間が使えるようになった。
しかし、はたしてそれで幸せになったのであろうか。
幸せに暮らすためにはどう科学と付き合っていけばいいのか。
これがじつは、はなはだむずかしい課題なのである。

「ボディ・サイレント」ロバート・F・マーフィー 平凡社 ★★★★
脊髄の腫瘍の成長によって徐々に動けなくなってゆく人類学者。
彼自らが病気の進行状況を人類学のテーマとして描き考察した本書。
最初に飛び込んできたこのことばに思うこと多し。
『歩くことができないかわりに、
宙を飛ぼうとする、
すべての人々に本書を捧げる。』
こんな素直な文章がこころに残る。
『身体障害ということについて私は以前、
他人に起こった不幸というぐらいにしか考えたことがなかった。
それは私には何の関係もないし、ありようもないことだった。
障害をもつ人が視界の中に入ってくることはあったが、
私の心がその人のことをしかと受けとめることはなかった。
我々の文化において広くみられる選択性盲目症とでもいうべき現象だ。』
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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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