ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読めばいいというものか?
読みつついったいどうしてこの本を読んでいるのだろうかと、ふと思うことがある。
読書といっても、書物の分野には各個人の嗜好が色濃くでている。
世間的には、小説、エッセイ、もしくはミステリあたりがふつうらしい。
気づかず話していて、なんとも話が噛み合わないと思ったことがなんどかあった。
お互いに自分が読むものを他人も読むと思い込んでいるのである。
しかし、ベストセラーと称するものに首を傾げるものが多い、のも周知の事実(?)である。

「遺伝子は美人を選ぶ」 蔵琢也 サンマーク出版 ★★★
遺伝子が自己の複製を残すために、よりよい配偶者選びを陰で操っている。
くだけて言えば、そういうことになるのである。
さらに、体形について言えばはウエストの細い女性が好まれる。
その理由とは、次なることのようなのだ。
『ギャラップという心理学者は、
「腰のくびれは、妊娠しているかどうかの目印になりうるからだ」と指摘している。』

つまり、腰のくびれている女性は妊娠していない
より遺伝子を残すには妊娠していない女性を見分けなければならないのである。
逆説的に女性も妊娠していないサインのウエストを気にするのもいかしたがない。
また、美人がいいといったって美人の基準の幅は思ったより大きいのである。
痩せた女性がいいというものもあれば、ぽっちゃりが好ましいというもあり。
ですが、こうした理論を浮気の理由にするのはいただけない。

「続・隠居学」 加藤秀俊 講談社 ★★★★
現役をしりぞいた加藤先生、しかし好奇心は衰えていないのである。
なにかをなして、それはなんの役にもたたない、と言い切るとは禅僧のごとくである。
しかしながら今回もいろんなことをご教示してくれるのである。
では、その一端をすこし紹介してみよう。
『まず日本語の「風呂」と「湯」はまったくちがう。
このことをわたしはむかし武田勝蔵先生の『風呂と湯の話』という本で知って
おのれの無知を恥じたことがあった。
…ひとことで要約しておくと「風呂」というのは「蒸し風呂」のこと。
そして「湯」というのは浴槽にお湯をいれてそこにからだを沈めるもの。
つまり、われわれはふつう「風呂にはいる」といってるが、
あれはただしくは「湯にはいる」といわなければならないのである。』

『「乞食」ということばがありますね。
あれを「コツジキ」と発音するばあいはホンモノの托鉢僧。
「ツ」が抜けて「コジキ」と発音するばあいにはこれは物乞いということらしいですよ。
堂々と胸を張って「寄進しなさい」とおっしゃるのは名僧知識、
とはいわないまでも誇り高き「コツジキ」という聖職者。
頭をさげて「おめぐみください」といって金品を乞うのは「コジキ」。』


「幻影」 ビル・プロンジーニ 講談社文庫 ★★★★
<名なしの探偵>のもとに、数年前に別れた元妻を捜して欲しいという依頼がくる。
残された一人息子が白血病であと数ヶ月の命だというのである。
見込みのない捜査だと思いつつはじめるが、偶然にも彼女の居所をつきとめる。
しかし、ここからことは意外な展開をみせてゆくのである。
人を裁くとは、自分が神になるということなのだ。
はたして、法の正義という名の下に、どんな場合も人を断罪することができるのか。
そんな情況のなかで、名なしの探偵は苦悩におちてゆくのである。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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