ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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こんな本も
小学校から中学にかけての頃は、読書も偏っていました。
ことに、今考えると中国のものに相当に凝っていたようです。
読んでいた書名をあげれば、その傾向が知れようというものです。
いわゆる中国三大奇書といわれる「西遊記」「三国志」「水滸伝」はもちろんのこと。
それに加えて「金瓶梅」「紅楼夢」「聊斎志異」なども読みました。
でも、いちばんのお気に入りは「近古奇観」でした。
ちょっと(?)変わったこども、だったんでしょうか。

「ガリヴァー旅行記」 スウィフト 岩波文庫 ★★★
教科書でおなじみ(?)といっても、一部を子ども向けに翻案したもの。
もちろん、当時のイギリス社会への痛烈な風刺だとは聞いたことがある。
しかし、自分で読んでみないとこればっかりはね、興味もありましたし…。
まず最初に訪れたのが絵本などでよく見る「リリパット国(小人の国)」、
それと正反対の人たちが住む「ブロブディンナグ国(巨人の国)」、
それから海賊に襲われて流れ着いたのが「ラピュータ(Laputa)」(空飛ぶ島)。
(宮崎アニメでも登場するので、知ってる人も多いでしょう)
島の支配下にある「バルニバービ」からラグナグ王国にたどり着く。
そこは不死人間ストラルドブラグが生まれる地でもあった。
そして日本の長崎(Nagasac)を経て再びイギリスに帰国する。
最後の旅行は、「フウイヌム国(馬の国)」
この国にはヤフーと呼ばれる人間を思わせる野蛮な生物がいる。
ガリヴァーはヤフーなのか、そうではないのか。
では、ちがいはどこにあるのか(つまり、人間としての特質はなにか)。
(まあ、人間をというか当時の特権階級を皮肉っているのでしょう)
(このあたりは、猿の惑星がアイデア(?)を借用しているんでしょう)
しかし、ジョナサン・スウィフトはかなりな皮肉屋です。
どこまで通じていたのか疑問ですが、当時のベストセラーでありました。

「警視の週末」 デボラ・クロンビー 講談社文庫 ★★★
久しぶりに新作が出た、予約して一ケ月以上経ってやっと借りることができた。
さて、その後のキンケイド警視とジェマ警部補の関係はどうなっているのだろう。
ジェマの言葉がそのあたりを微妙に表現している。
『“パートナー”というと堅苦しい感じがするし、“大切な人”というのは気恥ずかしい。
“ボーイフレンド”ではティーンエイジャーのようだし、
“恋人”とか“彼氏”とかいう言葉では、単なる色恋沙汰のようでしっくりこない』
というような状況ではありますが、今回はジェマの休暇旅行先で殺人事件が起こる。
現場がスコッチウィスキーの聖地スペイサイドということでこんな薀蓄も。
シングルモルトといえば、単一の蒸留所で作られた原酒を製品にしたもの。
まあ高級なウィスキーの代名詞ともなっています。
しかしその上をゆくのが、シングルカスクウィスキー。
つまり、単一のカスク(樽)で作られた原酒を製品にしたもの。
いちど飲んでみたいものです。

「神の足跡」(上)(下) グレッグ・アイルズ 講談社文庫 ★★★★
米国政府は人口知能コンピュ-タ-の開発を密かにすすめている。
このトリニティ・プロジェクトを巡って事件は起こる。
ノ-ベル賞学者6人が参加しているビッグ・プロジェクトである。
当然予想されるように暴走すると人類の未来は危ういものになる。
大統領からの要請をうけて倫理学者デイヴィッド・テナント博士も加わる。
ところが、このプロジェクトに参加していた一人の博士が急に死亡する。
そこには倫理問題での激しい対立があったのである。
『「神はどこまでも強い。神はどこまでも善である。悪が存在する」
このうち二つはどれを組み合わせても論理的に折り合いがつけられるが、
三つとなると無理だ』
人の脳をコピーするというのだ(どのようにという具体的な描写はない)。
脳と肉体、不可分ではあるが、さまざまな場合が考えられる。
肉体は滅びても脳が存続すれば自分は永遠に生き延びる、と考える人もいる。
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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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