ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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空書
通勤電車のなかで向かいに座った高校生が一心不乱に、
(これはちょっと怪しい、なぜなら前に老婦人が立っていた)
(後ろめたい気分を紛らわす意味もあったかも知れない)
教科書、あるいは参考書らしきものを読んでいた。

この光景は試験前などよくみかけるものである。

ではなにが眼を引いたのかというと、
ときおり、上目遣いにして右手で空中に字を書くのである。
本人はたぶん無意識にそうしているのであろう。
だが、ふとはてなと思った。
彼はなにをしているのであろうか(こう考えるのが私の癖だ)。

いまだ彼の頭のなかにはその言葉なり字句が定着していない。
そこに存在しないものを見ることはできない。
つまり、記憶となっていないのである。
いまの試験は、記憶量のテストの側面が強い。
であるから、彼はそうやって一所懸命に頭に叩き込もうとする。

同じような情景を以前にも見たことがある。
そろばんで計算している姿である。
だんだんと上達してくると、暗算でするようになる。
頭のなかにそろばんのイメージが徐々にできてくるのである。
そこにあたかもそろばんがあるかのように指を動かしている。

さらに上達すれば、イメージのなかだけで自由自在にそろばんが操れる。
こうなれば、まさに高速(光速?)で計算ができるのである。
実際にそろばんを動かすのではないから、いれ間違うことがない。
だから珠算大会では、そろばんの音はほとんどしない。

彼はまだまだ初心者(?)の域を越えていないということになるのかな。
そう思って見ると、空中の手の動きがあがいているようにもみえてくる。
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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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