ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読み人シラス
明石海峡での船舶衝突事故による油流失で、いかなご漁が自粛された。
そのせいかは知らないが、シラス(いかなごの子)は危機をとりあえず逃れた。
時間をもてあましたシラスたちは海の中で読書に耽っているらしい。
このことをさして、新たな成句ができたというのが本題である。
現代人の読書離れは深刻(?)であるが、おもわぬところに援軍がいたものだ。

「第五の騎手」 ドミニク・ラピエール ラリー・コリンズ 早川書房 ★★★★
アメリカ大統領のもとへカセットテープに吹き込まれた脅迫状が届く。
要求はイスラエルが占拠しているパレスチナからの撤退。
受け入れられなければ、ニューヨークで水素爆弾を爆発させる。
脅迫者は、リビアのムアマル・カダフィ大佐である。
すぐに思い起こしたのはトマス・ハリスの「ブラック サンデー」である。
「ブラック サンデー」は1975年の刊行だが、言及がないのはやや不思議だ。
この本が出版されたのが1980年なのだから、そういう時代であったのであろう。
ユダヤ人というのは、人種のことではないのはみなさんご存知のこと。
ユダヤ教を信じる人たちのことです。
しかし、宗教がからむとなかなかむずかしい事態が現出するのである。

「欲望する脳」 茂木健一郎 集英社新書 ★★★
茂木先生もテレビ好きなので、ときどきなにかの番組で見かける。
人生は有限であるので、自分の好きなことをするのがいいでしょう。
『現代における欲望の解放を特徴付ける概念は、「可能無限」である。
「実無限」が実際の無限大を指すのに対して、
「可能無限」は、たとえば現実には有限のものに過ぎないとしても、
必ず「その次」を考えることができるとうことを指す。
 若者が、その人生の時間をあたかも無限であるかのように感じるのは、
「また明日がある」という「可能無限」に中に生きているからである』
というように若者たちは、自分は死なないと思っている(?)かのようだ。
まあ、それもいいのではないか、と最近思うようになってきた。

「ロシアは今日も荒れ模様」 米原万里 日本経済新聞社 ★★★
一時期テレビで拝見して、なかなか歯切れのいい発言をする人だと思った。
若くして亡くなられたのは知っていたし、この書名も聞いたことがあった。
やっと、実際に読んでみて、あたかも目の前にいるかのような錯覚をいだいた。
『「理想的な人間像とは?」
「イギリス人」のように料理がうまく、フランス人のように外国人を尊敬し、
ドイツ人のようにユーモアにたけ、スペイン人のように働き者で、
イタリア人のように自制心に優れ、アメリカ人のように外国語が得意で、
日本人のように個性豊かで、ロシア人のように酒を控えめに飲む人のことです」
(ロシア小咄集『独裁者たちへ!!』名越健郎編訳、講談社+α文庫)』
ほかにも書いているようだから、また読んでみたいと思わせる書き振りである。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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