ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読後閑あり
読み終わった後の感じで、ほぼその本に対する評価は決まる気がする。
なんとか読み終わったなあなどと思うときは、内容もいまひとつ。
残りのページが少なくなってくると、ちょっぴり寂しくなるような本がある。
さらにそんなことも気づかず一気に読み終えて、ああ終わってしまったという本。
楽しかったような一抹さみしいような、デートの後のあの気分。
そんなときは、ぼんやりと空を眺めたりして気をまぎらわすこともあったり。

「なんのための日本語」 加藤秀俊 中公新書 ★★★
最近はエッセイが多い加藤先生ですが、若い頃はいろいろと啓発されました。
いつもながらに知らないことが多い、と反省(?)しながら読んでいます。
『南北をとわず、朝鮮語はハングル文字。
漢字をまぜるかどうかについては意見がわかれているが
ハングルが主流であることにかわりはない。
念のためにいっておくと、ハングルというのは十五世紀、李朝四代世宗の時代に
創造されたみごとな文字体系で、「訓音正音」ともいう。
朝鮮半島の言語を「ハングル語」などというひとがいるが、あれは完全なまちがい。
ハングルは文字体系であって言語ではない。
日本のおおくの外国語大学ではこの言語を正式に「朝鮮語」とよんで学科編成をしている。
ハングルを「言語」だというのは英語のことを「ローマ字語」といい、
日本語を「かな語」というようなものだ。』
そろそろ国語から日本語へと脱皮しないといけない時期なのかもしれません。
それがいわゆるグローバル化ということなのです。

「スタンド・バイ・ミー」 スティーヴン・キング 新潮文庫 ★★★
原作よりも映画のほうが有名で、さらに主題歌が大人気でした。
あの曲が聞こえてくると条件反射のように青春時代が思いだされる。
そんな人がすくなからずいるのではないか、などと考えたりします。
『わたしは十二歳のときの仲間たちのような友人は、
その後ひとりももてなかった。
世間の人はどうなのだろう。』
さて、どうなのでしょうか。
しかし、仲間とよべるような友人をもつことのできた人は幸せです。
ものよりも思い出のほうがいい、という気分にさせるCMもありました。

「壁に書かれた預言」 ヴァル・マクダーミド 集英社文庫 ★★
長編のミステリなら、比類なき才を発揮する作者です。
短編になるといささかそのあたりが弱い気がしました。
関西人のいうところの「おち」がいまひとつなのです。
『キッチンを突っ切り、中庭に出るフレンチ・ドアへ急ぐ。
いま必要なのは新鮮なハーブだ。
刺激的で翳のあるローズマリー、華やかな芳香をふりまくバジル、
ひそやかで執拗なタイム。彼女の結婚生活のハーブたち。』
こういうところは女性なんだなあ、と感心させられます。
次回は長編でまた楽しませてほしいものです。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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