ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読学
いろんな雑多(?)なものを読んで、それだけで終わってしまう。
そんなことでは、読書の意味がないではないか、とおっしゃる御仁もいる。
だがしかし、そんなふうになんでも意味が意義がと考えることは窮屈だ。
楽しみのために本を読む、あるいは読みたいがために読む。
そこに山があるから登る、という登山家の心境に近いのだろうか。
また、読書百遍意おのずから通ず、ということばもある。
百遍も読むとは、そこになにかしら考えるということが含まれるのだと思う。

「ラスト・ファミリー」(上)(下) ジョン・ラムジー・ミラー 講談社文庫 ★★★
麻薬取締局(DEA)のメンバーの家族がつぎつぎに事故死する。
元情報部員のマーティン・フレッチャーの仕業だったことが判明する。
残っているのはDEAの元幹部ポールの別れた家族だけだった。
捜査のさなかに重傷を負い山奥で隠遁生活を送るポールは決心する。
こうして最も危険な男マーティン・フレッチャーとの闘いが始まる。
息をもつかせないスリルにとんだ場面の連続が興奮をさそう。
ミステリの謎解きとはちがうところがいまひとつのめりこめない。
しかし、ずんずんとストーリーに引き込んでゆくところはなかなかのものだ。

「すべては脳からはじまる」 茂木健一郎 中公新書ラクレ ★★★
脳もヒトの一部であるから、その成長過程で文化の影響を受ける。
『日本では、掲示板やブログ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などの書き込みは、
いわゆる「ハンドル・ネーム」を用いた匿名が多い。
アメリカでは日本よりも実名が多い。
一方、日本と同じ東アジア圏に属する韓国では、実名が圧倒的に多いという。
日本人は、なぜ匿名を好むのか?
インターネットという、世界共通の技術基準を定めるはずの新しいメディアの世界でさえ、
国によってその文化は異なる。』
匿名が悪いと思わないが、匿名で誹謗中傷するというのはいただけない。
(誹謗中傷したいがために匿名にするという側面が強いのではないだろうか)
匿名であろうがなかろうが、もっとしっかりとした意見が聞きたいものだ。
だから、日本では匿名=愚見ということになってしまう。

「人間自身 考えることに終わりなく」 池田晶子 新潮社 ★★★★
返す返すも彼女が亡くなったことが残念だ、と思う。
もちろん、読んですべてに納得できるということではない。
そんな奴は気持ちが悪い、といわれるであろうと想像してもいる。
『悪いことは、法律が悪いと言ってるから悪いのではない。
悪いことは、悪いことだから悪いことなのだ。
百万人がそれを悪いと言っても、自分がそれを善いと判断するなら善いことなのだ。
倫理というのは、自分で善悪を判断する自由が自分にあると自覚してこそ可能な行為で、
外的な法律や道徳の内に倫理など存在してはいない。
善悪は誰もが自らの内に問うしかないのだ。』
世の大人が自分の頭で考えないのだから、こどもたちもそうなりがちなのは当然だ。
文化人類学では、文化とは現実を映す鏡のようなもの、とは言わなかったろうか。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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