ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読んで読まれて…
暑いときに読書がよくできますね、などという人がいる。
彼(あるいは彼女)は読書をあまりしたことがないのだろうと思う。
気候、温度は読書に関係しないのである。
作物が生育する環境などと同じように論ずることはできない。
否、もしかしたら暑いほうが読書に適しているのかもしれない。
ほかになにもやる気がしない暑さでは、本でも読んでいるしかないではないか。
だって、読まないでいるとなんだか生きているという気がしないのだ。

「「反日」以前」 水谷尚子 文藝春秋 ★★★★
丹念に実際に人と会って、話を聴いて書きとめていったものが本になった。
『周知の通り中国共産党は、敵を味方につけることで強大化していった。
例えば、日中戦争期。物資の乏しかった八路軍は、
日本軍から奪った三八銃などの武器の使用法を日本人捕虜から習い、
それを手にとって敵と戦った。
また、日本の敗戦後、国民政府軍との内戦が始まると、
八路軍の対日工作者たちは日本軍から武器を譲り受けようと奔走し、
残留日本人の中から医療関係者や飛行士、科学者や技師、
職人など内戦に必要な人材をかき集めた。
革命遂行のため日本人を利用したのである。』
当然、こうした徴用は半ば強制であったろう。
一方的などちらかが悪い式はどうもなじめないのである。
どんなことがあったのかが知りたいのであり、知らなければいけない。

「風の影」(上)(下) カルロス・ルイス・サフォン 集英社文庫 ★★★★
生涯にいちどは訪れてみたい街バルセロナを舞台にして物語りは展開する。
ダニエル少年が父に連れられて「忘れられた本の墓場」で、偶然に一冊の本とであう。
それがフリアン・カラックスが書いた「風の影」だった。
カラックスの本を求めて壮大な物語が展開してゆくのである。
『誰かのことを愛しているかどうか、一瞬でも考えてしまうようなら、
その人はもう、その相手を愛してはいない、その先も永遠に愛することはないって、
そう言った人がいるよ』
ディケンズを思わせるような語り口に引き込まれてゆく。
有名な映画「ローマの恋人」の評は次のように書かれている。
『冒険好きなルーマニアの王女と、
ぜったい髪の乱れないハンサムなアメリカ人記者の
くだらないロマンス映画でしたが、』
そういう見方も確かにあります(笑)。

「日本の食と農」 神門善久 NTT出版 ★★★★
『自然食品が安全・安心であるとか、健康によいという保証はない。
農薬が寄生虫のリスクを減らしたのは周知の事実である。
ジャガイモの芽のように農産物自体が天然毒を持っており、
放射線照射によって発芽を止めたほうが、天然毒からは安全ということになる。
自然食として賞賛される玄米も、消化が悪くて、人によってはかえって健康に悪い。
路地物よりも野菜工場で水耕栽培によって無菌栽培された農産物のほうが、
生食には安全・安心ということになる。
自然界の有毒物質のほうが人工農薬よりも危険であるという指摘もある。』
そして、暑いときに読書がよくできますね、などという人がいる。
彼(あるいは彼女)は読書をあまりしたことがないのだろうと思う。
気候、温度は読書に関係しないのである。
作物が生育する環境などと同じようには論ずることはできない。
否、もしかしたら暑いほうが読書に適しているのかもしれない。
ほかになにもやる気がしない暑さでは、本でも読んでいるしかないではないか。
だって、読まないでいるとなんだか生きているという気がしないのだ。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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