ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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ローマの休日
本を読んでいると、こんなことが書いてあった。

『Roman holidayを少し大きい英和辞典で引いてみると、ざっとこんなことが書いてある。
●Roman holiday:他人を犠牲にする娯楽。
古代ローマで奴隷や捕虜を闘わせ、これを観戦するのを休日の大衆娯楽としたことから。
バイロンの『ハロルド家の御曹司』中の
Butchered to make a Roman holiday
(〝ローマの休日〟をするために殺戮された)による。』

オードリー・ヘップバーンは、新鮮で素敵だった。
洋画といえば連想されるそれまでのグラマーな美女とはひと味ちがっていた。
だが、この映画を見て古代ローマの奴隷にまで思いをはせる日本人は少ない。
むしろ「ローマの休日」は気まぐれだが憎めない世間知らずの王女と、
偶然知り合った新聞記者たちが巻き込まれて起こるエピソードをからませた、
単なるラヴ・コメディーと思ってる人が多いだろう。
(新聞記者やカメラマン、さらには理髪師が犠牲者だといえなくもない)
もちろん映画のタイトルは「Roman Holiday」(小文字と大文字では意味がちがう)。
同じじゃないけど、原題はチクリと風刺もきかせているわけだ。

ローマ関連の記述がもうひとつ。

『最近、ヨーロッパを旅行する観光客に人気のあるのが、
ドイツ南部のロマンチック街道である。
ヴュルツブルグからフュッセンまでのこの街道は古い家並みが保存され、
確かにロマンチックだ。
しかし、途中にアウクスブルグ(アウグストゥスの町)という
古代ローマの皇帝の名にちなむ都市があるように、この街道は「ローマ街道」でもあった。
ローマの道はロマンチックな道なのである。』

こういうどちらにでもとれる語とか、和製外国語には頓珍漢がよくあります。
フランス語のavec(アヴェク、英語ならwithですね)がなぜか、アベックになったように。
まあこのことばも死語でしょうか、さしずめいまならカップルとでもいうのでしょう。

そういえば、岐阜県にもロマンチック街道という道路がありました。
(こういうことを知ってしまうと、ちょっと恥ずかしくなってしまいます)
日本国中、いろんな由来の知れない変な名称の道路がありそうです。
確かに、「ローマへの道は一日にしてならず」(意味分からない?)(笑)。

註:引用は、「ロゴスの名はロゴス」 呉智英著 メディアファクトリー刊 より
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