ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読書はゆられながら
机の前に座って、静かに読書するのがどうも苦手である。
落ち着かなくなって、つい引出しを開けて中のものの整理を始めてしまう。
あるいは、書棚の前に立って順番に書名を読んでいったりしてしまう。
それよりか、列車の走るなかでかすかな揺れを感じながらする読書がいい。
眠くなれば本を伏せて眠ればいいし、のどが渇けばビールなぞを飲む。
本のなかの世界へいつのまには入り込んでしまっていることも多いのである。
そんなとき、いつのまにか降りる駅ははるかかなたに霞んでいる。

「妻はなぜ夫に満足しないのか」 安岡博之 角川oneテーマ21 ★★★
「私と仕事、どっちが大事なの?」、妻が夫に詰問する代表例である。
この問いは、同一線上に並べられないものを比較せよというものだと男は理解する。
まあ、「人の命と地球、どっちが重いか?」と同じようなものだけど…。
『もし若い女性にもてたいと思うならば、一緒にいて、
その女性が際立つような服装を選べば、最高である。
決して自分が目立つのが、お洒落なのではない。
そういう目で見てみると、妻が夫のために選んでいるのは、
実は一緒にいて、妻の方がよく見えるという規準での服装のはずである。』
妻はなぜ夫に、満足しないのか、ではなく、満足しようとしないのか。
という問いも成り立ちうるものだろうか、と考えてみるのもいいかも知れない。

「キリング・フロアー」(上)(下) リー・チャイルド 講談社文庫 ★★★★
ジャック・リーチャーが通りかかったジョージアの田舎町でいきなり逮捕される。
彼は元憲兵隊にいた軍人であったが除隊し、いまは放浪の旅を続けていた。
殺人容疑で拘束されるのだが、まったく身に覚えのないことだった。
ところが、その殺された男というのが実の兄だったことがやがてわかる。
兄は財務省で通貨偽造の調査をしていたのだった。
こうして彼はその真相を知るために事件を追ってゆくことになる。
そんななかでも、人と人との出会いはあるのだ。
『「欲望という名の電車」という古い映画に出てきた女、ブランチが言ったように、
放浪する者は他人の好意を頼りに生きている。
特別な気遣いとか、物質をではない。精神的な励みをだ。』
ちょっとリーチャーは常人離れしているが、そこがまた魅力でもある。

「ロゴスの名はロゴス」 呉智英 メディアファクトリー ★★★★
この書名を見て、「ゴメスの名はゴメス」を思いだすのはたやすい。
ロゴス(言葉)とは、ロゴス(論理)のことなのである。
『宝飾品や高級時計などによく使われる貴金属に、「ホワイト・ゴールド」がある。
これを「白金」だと思っている人が多い。
そのまま日本語にすればそうなるような気もするが、白金はplatinumである。
ホワイト・ゴールドはプラチナとは別の貴金属で、
金に少量のニッケル、銅、亜鉛を混ぜて白色にした合金である。
美しくて加工が容易なのでプラチナより広く利用されている。
この訳語はなく、「ホワイト・ゴールド」のままで使われている。
新しい訳語をあえて作れば「しろきん」だろうが、どうもまぎらわしい。
ところが、さらにまぎらわしいことに、
「白金」を「しろがね」と読めば、銀の古語雅語になってしまう。』
こんなふうに混乱することも多いのである。
そういえば、中学の英語の時間、runは経営する意味もあると習ったなあ。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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