ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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猫町・尾道
朝早くに尾道駅に到着。
荷物を預かっていただこうと今夜の宿「B&B潮風」さんに電話を入れる。
こころよく了解いただいて、渡船で向島へと渡る(人は100円です)。

4005渡船

横手に中学校を見ながら歩いていると、誰かがこちらをのぞいているのが見えた。
「おはようございます、お世話になります」

4009潮風

なにゆえなのかは分からないのだが、宿は最初の印象でわかる。
玄関を入った瞬間に、ほぼすべてが感じとれるのである。
これは清潔だとかセンスがよさそう、というようなことではないのである。
それは住む人の感性・意識(だから、合う人と合わない人がいる)のようなものだろうか。

冷たいお茶をいただいて話していると、オーナーさんがニコニコしている。
その理由は、我らが700人目の宿泊者ということなのだった。
昨年6月オープン以来というから、なかなかの宿泊者ペースである。
手作りの案内地図をいただいて、尾道の町歩きへと出発です。

ぼくが若い頃、この地には「尾道友愛山荘」というユースホステルがあった。
瀬戸内の島と、この坂の町を行ったり来たりした。
島に飽きると、この寺の町に来て過ごし、島が恋しくなるとまた連絡船に乗った。
懐かしい潮のにおいがする尾道で、青春時代の一時期を過ごした。
海沿いにあった大衆食堂群でビールを飲んだ。
おおきな窓から、尾道水道をゆっくりと進む船を眺めていた。
いまはきれいに整備されて散歩道になっているのが、すこしもの哀しい。

海沿いからすぐに坂になる尾道には多いものが二つある。
まずは寺がある。
今回も千光寺、天寧寺、西國寺、西郷寺、浄土寺と歩いた。
加えて、港町ではいたるところで出会う猫たちである。

艮(うしとら)神社の前で暑さにからだを投げだしていた。
毛色がとてもやわらかで、もしやして帰国子女であろうか。
「眠くて眠くて、相手なんかできないよ」

4039艮神社

こちらは御袖天満宮への石段で寝転んでいた。
お腹をすかせた子猫だろうか、すこし痩せてもいた。
「写真撮ってないで、なにか食べるものをちょうだいニャー」

4042御袖天満宮

尾道の歓楽街「新開」に住む仲良しコンビ(?)、あるいはアウトサイダーか。
夕方になり暑さもやわらいできて、けだるさがつのってきていたのだろうか。
「なんだおまえたちは、余所者だな」、ちらっとだけこちらを見た。

4049新天地

萩原朔太郎に「猫町」という短編小説がある。
もうどんなストーリーだったかは忘れてしまった。
狭い路地から路地へと歩いていると、ここが猫町のようにも思えてくる。
猫たちが話しかけてくるような、不思議な感覚につつまれてしまうのである。

4043足跡
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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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