ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

また来る日まで
深夜になって雨が降りだした。

部屋の電灯を消して、それでも名残り惜しいのかDさんはしゃべる。
暗闇のなか、二人の声がしばらくさまよった。

一夜明けるとどんよりとした曇り空だった。
すこし昔のアルバムなど見たりしてすごす。

すると突然、稲光が走った。
しばらくして、ゴロゴロと雷鳴がとどろく。
やがてあたりは夜のように暗くなってきたかと思うと雨がどうと降ってきた。
立て続けに、海に島に閃光がきらめく。
と同時にすさまじい落雷音が聞こえた。
みんなは食堂に集まって、それでもこわごわと窓の外を見ていた。

4107雷

昨日はあんなにいい天気だったのに。
これでまた、この雨はぼくのせいになるのだろう。
(それはそれで別にかまわないけど…)

若い頃のことをみんな思いだしているようだった。
それは帰るときが近づくと胸に去来するもの。

4112三虎

「もう一泊しようかなあ」
「そうだよ泊まりなよ」と袖を引く。
「だけど学校にも行かないと…、やっぱり帰ろうかな」
「その分ここで勉強すればいいじゃない」
(そういえば、卒論持ち込んでやってた奴もいた)
(ぼくがからかうと鬼の形相で睨んだ、そうでしたよねC先輩)
「そうしようかな、でもな…」
などと、どこまでも優柔不断になってしまうのだった。

帰るところがある人を「旅人」とは呼ばない。
(帰るべき故郷や田舎がないことが口惜しかったろうか)
旅とは、「ひとり旅」を言うのだ。
(いっしょに仲良く旅行している連中が妬ましくみえるようだ)
観光地なんて行く気がしない。
(そうでしょう、でも観光の意味をご存知でしょうか)
などなどと、言ってましたね。

4118祭り船

それでもどこかを歩かずにはいられない。
なにかがぼくを旅へと駆り立てる。
でもねえ旦那、島はけっして逃げやしませんぜ。

4078かたつむり
スポンサーサイト

テーマ:真鍋島の愉快な仲間 - ジャンル:旅行

この記事に対するコメント

そうそう、帰る時がくると、いつも変わらず優柔不断になったものですね。
初めて行った時も、2泊の予定が4泊になってしまい、
それでも帰りたくなくて船の中で2時間泣いていました。
いまだにそれをひきずっているような気がします。

Dさんのギッチョンチョン、見たかったな~(^^)
【2008/09/27 14:45】 URL | m.s #- [ 編集]

さもありなん
m.sさん
そういう時期があったことが懐かしいです。
考えてみるといろんなことがあった。
泣けるような思いに下を向いてたことや、
嬉しいて笑顔がとまらなかったことも、
切なくて眠れなかった夜も、
みんな含めて思い出なんでしょう。
もう忘れてしまったこともあります。
けどね(笑)。
【2008/09/29 23:48】 URL | ムッシュ #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://moucheokuno.blog26.fc2.com/tb.php/600-09f2a946
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ムッシュ

Author:ムッシュ
島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー