ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読眼流
このところ読んでいる本はどれもある一定の水準を超えていると感じる。
なによりも爽快な読後感がそれを物語っているようだ。
読んでいて思うが、文体とはその人のこころのありようだということだ。
品性はその文章に自ずとあらわれるいうことになる。
そんなことを意識して書くことはないのだろうが、結果的にそうならざるをえない。
ごまかそうとする人は、やはりその姿勢が読むとわかるような気がする。

「お言葉ですが…別巻1」 高島俊男 連合出版 ★★★★
文章を書いたりするときにいつもそうだった、とご指摘をいただいている。
なかなかの硬骨漢にみえるが、やさしい人ではないかと思っている。
しかし、まちがっていることを見過ごすことはできないのであろう。
『キチンとした文章を書くにはどうすればよいか。
新聞の文章のまねをしない。このことをみなさんにおすすめします。』
新聞はある意味キャッチコピー的にならざるをえないのだろう。
紙面、字数の制限もあるだろうからと考えるが、それでもおかしな語も多い。
古典を読むということは、そうならない勉強にもなっているのだろう。
『程度のひくい人が機械をつかって書いた悪文章をもっともかんたんに見わけるには、
「付」「掛」「込」の、三字があるかどうかを見ればよい。』
確かに思いあたることおおいにあり、自戒しなければいけません。

「ほんとうの環境問題」 池田清彦 養老孟司 新潮社 ★★★★
こうした議論を読んでいると、環境問題はそう簡単なものではないとつくづく思う。
なにかを規制すれば、元の状態(?)に戻るなどとという単純であるはずがない。
しかし企業のコマーシャルを見れば、人々はすっきりとしたエコ生活を好むらしい。
環境問題は、エネルギー問題だということは疑うべきもない。
『(池田)
「石油がエネルギー資源の中心になって木の伐採量が減ったことによって
世界の森林が残ったということはたしかにある。
石油がなかったら、メソポタミア文明や黄河文明の例を見ればわかるように、
砂漠化が世界的にもっと進んでいたのではないかな。
だから、石油が世界の生物多様性を救ったということなのかもしれない。」』
こういうことも確かにあったと思うから、余計にむずかしいのだ。
ギリシャのオリンポスの丘も、きっと昔は緑なす土地だったのではないか。
この国は多湿な気候だから緑が残ってきた、ということを日本人は忘れている。

「本を枕に」 奥本大三郎 集英社 ★★★★
奥本氏の文章はフランス文学者らしく(?)、なめらかで読みやすい。
読む姿勢というのはさまざまであるらしく、寝ころんでは少数派かと思っていた。
気楽に読むほうが、変な先入観にとらわれずにいられるかもしれない。
『いくらでも鳥獣がいる時代ならば鳥撃ち、それに鹿撃ちを面白いと思うのが自然であって、
狩猟の残酷さに眉を顰めるのは都会人士の単なるセンチメンタリズムであるという気がする。
そうして多くの鳥獣が絶滅に瀕している今日になっても
まだそれを続けたいと思うのは教養がないのである。』
信念をもつのはいいと思うが、なにがあっても絶対に変えないという人がいる。
日本では教養というと大学の教養課程を思い浮かべるくらいで人気がない。
確かに頭がよくても(経済的に豊かでも?)まるで教養がないという人はいるようだ。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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