2008-12-04 | 22:33
つぎつぎと帰る仲間を見送って、しばしぼくは横になった。
だが、相方とねこまるさんはまたしても砂湯にでかけていった。
(よくまあ、ふやけないであることよ)

初冬の夜は早い。
BBとぶらりぶらりと「チョロ松」へむかう。
途中で湯帰りのふたりと合流するが、いい顔色だ。

さて、ここがあの有名なところなのである。
いつからのことなのだろう。
日本人の「とりあえず、ビール」という言い草。
なにごとにおいても、白黒をつけない、自己主張しないことの裏返しか。
それとも相手の出方をさぐってのことだろうか。
でもまあ、ビールがうまいのである。

どれもこれも美味しかったのだが、これは最高だな。
「かも吸い」と書くのだろうか。
残した汁に白いごはんをぶちこんでかっこむ。
ああ、えもいわれない味だなあ。
散々にのんでたべて、堪能しました。

翌日は火曜日、だが会社は振替休日で休みにしてある。
いまごろはみな仕事に精出していることだろう。
もちろん、BBもスーツ姿でおでましである。
帰るまえに地元の酒屋に案内してもらう。
ずらりと焼酎のビンが棚を埋めている。
壮観だ、ながめていてもあきないなあ。
ふむふむよラベルを読み、芋焼酎を五本と梅酒一本をえらぶ。
宅配便で送ってくれるから便利になったものだ。
送料もたしか600円くらいだから、六本ならたいしたことはない。


ホームからながめる別府の町はあんがいに山が近い。
アナウンスの声をききながらこの旅を反芻する。
若いころはひとりで歩いた。
自転車でも走った。
雪の峠なら自転車をかついで越えたこともある。
野宿をしたこともあった。
駅のベンチでも公園のベンチでも寝た。
夜汽車ではポケットビンのウイスキーをのんでいた。
ヒッチハイクもやった。
さみしいと感じるひまもなく旅した。
なにかを探してもいなかった。
ただどこまでも歩いていたかった、ような気がする。
通りがかりのおばさんに食べものをもらった。
知らないおじさんがビールをすすめてくれた。
いつも、ありがとうともはっきり言えないで頭をさげた。
ぼくが笑うとおばさんやおじさんも笑った。
そんな思い出がときによぎるのである。

またいつかこの町を訪ねることができるだろうか。
できれば限りない幸せであるような気もするのである。
だが、相方とねこまるさんはまたしても砂湯にでかけていった。
(よくまあ、ふやけないであることよ)

初冬の夜は早い。
BBとぶらりぶらりと「チョロ松」へむかう。
途中で湯帰りのふたりと合流するが、いい顔色だ。

さて、ここがあの有名なところなのである。
いつからのことなのだろう。
日本人の「とりあえず、ビール」という言い草。
なにごとにおいても、白黒をつけない、自己主張しないことの裏返しか。
それとも相手の出方をさぐってのことだろうか。
でもまあ、ビールがうまいのである。

どれもこれも美味しかったのだが、これは最高だな。
「かも吸い」と書くのだろうか。
残した汁に白いごはんをぶちこんでかっこむ。
ああ、えもいわれない味だなあ。
散々にのんでたべて、堪能しました。

翌日は火曜日、だが会社は振替休日で休みにしてある。
いまごろはみな仕事に精出していることだろう。
もちろん、BBもスーツ姿でおでましである。
帰るまえに地元の酒屋に案内してもらう。
ずらりと焼酎のビンが棚を埋めている。
壮観だ、ながめていてもあきないなあ。
ふむふむよラベルを読み、芋焼酎を五本と梅酒一本をえらぶ。
宅配便で送ってくれるから便利になったものだ。
送料もたしか600円くらいだから、六本ならたいしたことはない。


ホームからながめる別府の町はあんがいに山が近い。
アナウンスの声をききながらこの旅を反芻する。
若いころはひとりで歩いた。
自転車でも走った。
雪の峠なら自転車をかついで越えたこともある。
野宿をしたこともあった。
駅のベンチでも公園のベンチでも寝た。
夜汽車ではポケットビンのウイスキーをのんでいた。
ヒッチハイクもやった。
さみしいと感じるひまもなく旅した。
なにかを探してもいなかった。
ただどこまでも歩いていたかった、ような気がする。
通りがかりのおばさんに食べものをもらった。
知らないおじさんがビールをすすめてくれた。
いつも、ありがとうともはっきり言えないで頭をさげた。
ぼくが笑うとおばさんやおじさんも笑った。
そんな思い出がときによぎるのである。

またいつかこの町を訪ねることができるだろうか。
できれば限りない幸せであるような気もするのである。


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