ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読んで書く
本を読むことは相変わらず好きなのだが、この感想文を書くのがどうしても遅れがちである。
「ウランバーナの森」が昨年最後に読んだ本だから、書かないといけない(?)のが山積している。
のんびりやればいいのだが、さてどうしたストーリーだったかななんてことは日常茶飯事である。
愚痴のようになっているが、反面気をつけて読むようになったし、考えることも多い。
ただ読み散らかしていた頃よりは、本のありがたみがわかるような気がするのである。

「ウランバーナの森」 奥田英朗 講談社 ★★★★
『その夏もジョンは軽井沢で休暇をすごしていた。』でストーリーは始まる。
装丁からもわかるように、ジョンとはあの世界的に有名なグループのリーダーだと想像する。
いまは活動も休止して、家族(日本人の妻と息子)と穏やかな日々をおくっている。
だが、突然身体的な異変がジョンを襲ってきたのである。
なったことのない人にはわからないが、本人にとっては一大事の便秘である。
ある医師(実は精神科医)を紹介され通院するうちにふしぎな経験を次々とするのである。
こうした不思議体験というのをぼくは経験したことがない。
幽霊も、金縛りにも無縁な人生というのはすこしつまらないと思ったりする。
そういう人だからこそ経験できない、ということがあるのかもしれない。

「エンプティー・チェア」上 下 ジェフリー・ディーヴァー 文春文庫 ★★★★
四肢麻痺のリンカーン・ライムがわずかな可能性を求めて最先端医療による手術を決意する。
ところが、訪れたノースカロライナの病院で診察を終えたライムのもとに保安官がやってくる。
かつての事件で知り合ったベル刑事の親戚だという。
やはり事件ときいて断れないライムは捜査に着手する。
誘拐犯として追われるのは、昆虫少年のギャレットである。
彼はその知識を駆使して追っ手からことごとく逃れていたのだが…。
相変わらずのストーリー展開の急激さには息をもつかせない迫力がある。
最後の展開はやや平凡ですこし残念な感じがするが、さすがというほかないのである。

「下流社会」 三浦厚展 光文社新書 ★★★★
社会のなかで出世したいとか成功したいとは思わない、考えない人たちが増えている。
自分らしく生きるのが人生の指針である、と彼らは考えている。
しかしその自分らしさなり、ほんとうの自分というのはなにを指しているのか。
『自分らしさが重要だといいながら、努力もせずにぶらぶらしている中途半端な人間が、
5年、10年後、30代、40代になったとき、どうなるのか、非常に問題視されている。』
生きるのに食べるのに汲々としているような社会ではこういう事態はやってこない。
日本が物質的には豊かになったということを示しているに過ぎない。
働かないでも生きていけるならそれはいいことだと思う。
信念をもって下流(かどうかは誰の判断か)で生きてゆけばよいだけである。
それゆえに社会の生産力が低下するとかというのは、勝手な論理でもあるのだ。
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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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