ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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フード・マイレージ
フード・マイレージ(food mileage)ということばを最近耳にする。、
「食物(=food)の輸送距離(=mileage) 」という意味らしい。
だから、食物の重量(ton)×輸送距離(km)であらわす。
同じ重さの食べものでも生産地と消費地が近ければ、フード・マイレージは小さくなる。
だが、遠くから運んでくると、当然大きくなる。

0175銅馬

元は1994年にイギリスのティム・ラング氏が提唱したフードマイル(food miles)のこと。
日本ではその訳語(?)に、航空会社でなじみのある「マイレージ」が採用されたとか。
なんとなく和製英語っぽい感じがするが、どうなんだろう(笑)。

「地産池消」、つまり食べるものはその地で生産されるものを食べようということ。
これは最近のエコ推奨モードとも、おおいに関係がある。
価格は、生産コスト×輸送費の関数でもある。
つまり生産コストが同じなら、地場のものが安いわけだ。
だが、生産コストが著しく安い(これに疑問をもたない人が多いが)とどうなるか。
輸送費が安ければ、あるいは安くなれば遠くで生産されたものでも安価になる。
これがいまの中国産野菜などの現状であるわけだ。

だが、生産地と消費地が遠く離れると輸送エネルギーがより多く必要だ。
したがって、地球環境に大きな負荷をかけることになるというわけだ。
(ほんとうの負荷増大の元凶はヒトの数が多すぎることだ、とはなかなかいえない)

さらに安全性の問題などが表面化(!)してきて大騒ぎになったりする。
(国内の農家で自家消費のものには農薬はかけない、は周知の事実である)

また、発展途上国と先進国という組み合わせも問題になる。
買っていただく立場と、買ってやる(つまり買い叩く)立場のちがいがある。
安くていやなら売らなければいい、とはならないような構造になっている。
農機具だ肥料だ農薬だと買わせて、借金(つまり掛売り)でがんじがらめにする。
あるいはそれまで無縁だったアルコールに手を出すようにもなったりする。
一概に経済的な問題だけでなく、文化面での乱れもあるだろう。

また、農林水産省は2001年に試算している。
(どうやって試算しているのか、そこも本来は検証しなければ意味がない)
日本のフード・マイレージは、総量では世界中で群を抜いて大きいらしい。
(国内でも、北海道のものを沖縄で消費すればどうなるかはわかる)
さらに、国民一人当たりでも第一位を獲得しているのだそうだ。
であるから小さな国家、地域主義でいこう、というのでもないらしい。

0315花玉

科学の進歩、交通手段の発達、世界経済のグローバル化はいやでもすすんでゆく。
だがその結果がけっしていいことずくめばかりではない、という教訓なのだろうか。
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