ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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読書と性格
読書しながら性格は変わるのだろうか、あるいは変えられるのだろうかと思ったりする。
なぜこのようなことを考えたのかというと、すばらしい本に出会ったときを思いだすからである。
いままでどう筋道をつけて考えればいいのかわからなかったことが分かる。
また、そういう見方も可能だな、そう考える立場もあるだろうとうなずいたりする。
そのときには当然考え方が変化しているのではあるが、本質はどうなのだろうかと。
深いところというか根本的には変化しているのかと考えて、はたと気づく。
こんなふうに考える性質は、一向に変わっていないのかも知れないと思うのである。

「野宿大全 究極のアウトドアへの招待」 村上宣寛 三一書房 ★★★
村上教授(なんと心理学なのだ)のこだわりがいたるところに見られる。
もちろん、理論的な面、実際に使用した結果報告等、綿密でぬかりはない。
自らが自転車に乗り、またバックパックを背負ってでかけた経験から書いている。
こういった本では、いいかげんなコメントでお茶を濁しているものも多い。
ほんとうに使ったことがあるの、という疑問がわくもののほうが多数派だ。
テントからシュラフにいたるまで懇切丁寧というのか、これでもかという精神がみえる。
『トレーニングは健康を維持し、生活を快適に送るためである。
気楽に行えばよいが、ある程度の目安は必要である。
まず、持続時間は30分以上とする。1時間前後が望ましい。
筋肉中のグリコーゲンが消費され、
肝臓からの供給に切り替わるには30分前後の運動が必要である。
30分以上運動しないと脂肪は燃焼しない。』
こういうところは、いかにも教授然としている。
『鈴の音は神経にさわるので、一度も身に付けたことはない。
まともなクマなら、すぐさま、人間の気配を察知する。
鈴の音で人間に気づくようなクマは素人である。』
なかなかゆかいな人物だとわかるだろう。

「ごはんつぶついてます」 南伸坊 晶文社 ★★★
南伸坊氏はその独特の風貌から世間には親しみやすい人物と思われているふしがある。
だが多くの若者がそうであったように、若い頃は長髪で(写真を見たい!)反発的だった。
だが世のなかよくしたもので、すばらしい先輩方にであってこの道にすすむ。
『人間には眼の得意な人と、耳の得意な人があるそうです。
中には両方得意の人もあろうけれども、大体はどちらかが得意である。
耳の得意な人というのは、論理的、数学的に優れる傾向がある。
一方、眼の得意な人は、直観的、幾何学的に優れる。』
あくまでもそういう傾向があるでしょうな、ということであるのをお忘れなく。
『一般に「頭がいい」とされる人は、説明のできる人であって、
つまり言葉でわかっている人、耳の人のことです。
絵を見せてやっとわかるのは、字の読めない人だったからで、それが逆コースに、
絵よりも字の方が高級だという風にさだまってしまったもののようです。』
なにごとも高級・低級とか、勝ち組・負け組などと分けるのがいいものかどうか。
言語にも進化の上位にあるとかないとかとの言説がありました(いまではすたれましたが)。

「池田清彦の「生物学」ハテナ講座」 池田清彦 三五館 ★★★
生物学はいまでは受験においては選択科目、それも人気がない。
しかし、昨今の環境問題、エコロジー重視からすれば必修科目でもいいのではないか。
そんなことをいう人物はいないようだが、どうするつもりだろう。
知識(それも基礎的な)もない人間が環境行政をになえばどうなるのか心配だ。
池田先生にもっと世のなかを啓蒙してもらわなければいけないかな。
しかし、虻蜂取らずになりそうにも思えるから、どうなのだろう。
『ハイブリッド(雑種・混成物)のほうが強かったり、美しかったりするんだよね。
雑種も良し悪しがあって、同じ種でかなり近い場合、いい結果になることも多いんだよ。』
こんな文章を読んでなにを考えるのか、でその人がわかる。
わが家の犬はなにをかくそうハイブリッド犬なのである。
そのわりには賢さに欠けるきはするが、気はいいほうのようだ。
これからは雑種といわずに、ハイブリッドと呼んでください(笑)。
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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