ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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狂気の沙汰も金次第
世のなかに広く流布する確かな科学理論だと思われたものがほんとうはまちがっていた。
あるいは、科学的な根拠のないものだった、ということがじつはしばしばある。
登場するときには華々しくマスコミに取上げられるが、いつのまにか聞かなくなっている。
最近の代表には、南極上空のオゾン層を破壊するといわれたフロンガスがある。
そんな単純なものではなかった、ということが最近になってわかってきた。
だが、なぜかそういった否定的報道はなされないのである。
なにかが声高にいわれる場合、そこにはかならず利益を得る人々がいると思われる。
地球温暖化がそういった道具につかわれているふしがないではない。
二酸化炭素の排出権取引などその最たるものではないだろうか。
(ほんとうは減らす気などさらさらないし、減ってしまえば商売にならないというのが本音か)
まったく、筒井康隆氏ではないがこう言いたくもなるのである。

5235護岸

「今そこに迫る「地球寒冷化」人類の危機」 丸山茂徳 KKベストセラーズ ★★★★
地球が温暖化することと、寒冷化することを天秤にかければ寒くなるほうが断然問題である。
ある時期、地球上の生物がほとんど滅びたのは小惑星が地球にぶつかったせいだ。
その衝突の影響で地球は灰におおわれて太陽光は遮断され急激に寒冷化したからだ。
最近そのことがかなりの確かさをもっていることが調査からわかってきたとの報道もあった。
『環境問題とは本来、
異常に増加した人間の食糧確保のための農業と牧畜による自然破壊から始まった。
その次に起きた大きな自然破壊は約300年前の急激な人口増加だ。
当時の文明は増える人口をまかなうため、農地を確保する必要に迫られ、森林を伐採し始めたのだ。
…300年前の世界人口は約8億人、それが100年前には17億人に倍増し、
その70年後には34億人と倍増している。さらに、38年後の今日には68億人に達しているのだ。』
ほんとうは人口増加の問題を解決しなければどうにもならないことは眼に見えている。
しかし世論を二酸化炭素ガス問題に誘導することでごまかそうとしているかのようだ。
人口増加は必然的にエネルギー問題、食糧不足問題へとつながってくる。

「氷の家」 ミネット・ウォルターズ 東京創元社 ★★★★
デイヴィッド・メイベリーが失踪してから十年の歳月がすぎさった。
おだやか田園風景のなか、邸宅の氷室で死体がみつかった。
はたしてこの死体はデイヴィッドのものなのであろうか。
そうだとしたら、なぜ発見されることがなく今日にまで至ったのだろうか。
こうして事件は始まり、失踪事件当時のウォルシュ首席警部がふたたび屋敷にやってくる。
この屋敷には妻だったフィービと友人の二人の女性が暮らしていて村人からは嫌われている。
当時の事情を知らないマクロクリン部長刑事が徐々に主人公になってゆく。
事件の流れもさることながら、フィービと友人のアンそしてマクロクリンが織りなす人間模様。
これが本書のメインテーマということになるのだろうか。
脇役にも個性的な人物を配してなかなか重厚で読ませるミステリであります。
CWA最優秀新人賞受賞のデビュー作というからミステリファンなら読まずにはいられない。

「人はダマシ、ダマサレで生きる」 池田清彦 静山社文庫 ★★★★
ダマス人がいれば、ダマサレル人も当然いるわけである。
ダマサレタ経験があると人はダマシテヤロウということを考えるようになるのだろうか。
『僕みたいに疑うのが習い性になっていると、
何でもウソじゃないかとすぐ思うけれど、人がいい人はすぐに騙される。
自分でよく考える習慣や反省的意識が足りないのかもしれない。
人には「自分の決定を正しいと思いたい」というくせがあるのだろう。
一回信じたら、よほどのことがない限り、騙されたとは思いたくない。
それで、なんとなくあやしいと思っても意識的に目をつぶってしまう。
ズルズル騙されつづけている人がいるが、そこから抜けだせない理由がこれだ。』
ダマスよりはダマサレルほうがいい、などと世間では言われているようだ。
たぶんそのほうが精神の健康にはいいし、こんどはダマサレルのではと思はなくていい。
ダマシテしてやったりと考えていても、マクロ的には大差がないのではないか。
もっと有限である人生を楽しんだほうがいいんじゃないですか、とも思われるのだ。
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遠くに眺めるのも好きです。
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