ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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名月の夜
今夜は十五夜である。
だがあいにくの空模様で、見ることはできない。

で、ひまつぶしでもないけど過去の抜き書きを読んでみた。

『「私」はと語っている「私」は私の「多重人格のひとつ」にすぎない。
そういう簡単なことが分からない人がたくさんいる。
私が匿名でものを書かないのは、そのせいである。
私は匿名で発信する人間が大嫌いだけれど、それは「卑怯」とかそういうレヴェルの問題ではなく、
「本名の自分」というものが純粋でリアルなものとしてどこかに存在している、
と信じているその人の妄想のありかたが気持ち悪いからである。』

 (「おじさん」的思考 内田樹 昌文社 より)

3194こまいぬ

そうなんだよな。

テレビにでてくる「自分探しの旅」なんていうフレーズもぞっとする。
一生探してろ、などとつい口ばしって、かみさんから冷たい目でみられる。

探している自分が、まだ見つけていないけどほんとうの自分(理想形)だ。
ということはいまある自分(たいていは不満な存在)は、かりそめの姿である。
だから、現在はフリーターでもなんでもいいのだ(すこし不安もあるかも)。
かならずどこかにいるほんとうの自分に、いつかめぐり会うことができる(はずなんだけど)。

だが、めぐり会うとそこで完結するわけだから、けっして探しあてることはできない。
だって、それではおはなしが終わってしまうじゃない、ということもわかってらっしゃる。
「自分探しの旅」の不思議さは、そこにある。
(単なる言い訳じゃないのか、というなかれ、大人げない)

結果じゃないよ、プロセスに意味があるのさ、というだろうか。
ということで、「自分探しの旅」は永遠に終わることができない。
自分にであったという報告もいまだかって聞いたことがないのだから。

3165喝っ!
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島を旅するときが楽しいですね。
遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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