ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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危ないヒト
展望台に柵をめぐらして、この付近に近寄っては危険ですと書いてあったりする。
事故が起きて責任問題になったときのために、という考えからだろうか。

いろんな観光地やら学校など、あちらこちらにこういった掲示がある。
いつごろからこういうふうになってしまったのだろうか。
これでは逆に無責任というか、個人の責任感を育てないようにというかのようだ。

考えない、無批判な、責任転嫁する人々をはぐくむ施策なのだろうかと疑う。
とにかく、ああしてください、こうしてください、ご注意くださいといたるところで聞いたり見たり。
そんなこと常識だろうがと感じるのだが、常識が変わってきているのだろう。

世界標準などといって、都合のいいところだけ真似ようというのは日本人の得意分野だ。
しかし、危ないか危なくないかは、経験してみないとわからないこともある。
なんどかヒヤッとした体験はだれにでもあるだろう。
そのすべてを事前に察知し、芽を摘むようにしようというのだろうか(不可能だが)。

3191龍

これは、世にいうマニュアル化というものと似ている。
しかし、現実はかならずしもマニュアルどおりにはならない。
だから、つねに新しいマニュアルがうまれてくることになる。
しかもますます些細な手順が羅列された意味不明のマニュアルができてくる。
(事故があると、事故防止のマニュアルを示せというのが流行である)
(おおきな組織にはマニュアル作成課というのがあるのかもしれない)
(あるいは、役所なら天下り先がその業務をになってもいるのだろうか)

「それは危ないことだからしてはいけません」
「わかった、しない」

こういう賢い(?)子どもは、かならずまたするだろう。
どう危ないか自分で探究しようと思うからである。
あるいは、危ないという実感がわいてこないから繰り返すのである。
その場合、おうおうにしてより危険な目にあう可能性が高い。

危ないからと、ナイフでの鉛筆削りをやめさせたり、
川で泳ぐのは危険だと、柵をめぐらせて近寄らせない。
こうしたことで、その危険からは一時的にのがれることができるだろう。
しかし、これから遭遇するいろんな危険に対処するという能力を奪っていないか。
危ないことをやらせないことが、危なさを知らないこどもにしている面がある。

そういう危ないヒトが増えている、と日々感じるのだ。
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