ムッシュの読書紀行
人生は旅のようだと言いますが、旅が人生かも知れません。 ぼくは活字中毒気味でもあり、旅はまだまだ続くでしょう。
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早春紀行(十四)MGユースホステル
 MGユースを核にして、全国にMGっ子の会があるという。
ぼくはすぐに「若い根っこの会」を連想した。素朴な、若い、生真面目なといったイメージ。
三虎ユースにもそんなホステラーが来ることがある。おおむね、行儀はいい。
話ぶりも真面目さがにじみでている。いつも明るい表情がよく似あう。
 三虎ユースにも東京と大阪に「真鍋島友の会」というのがある。
MGっ子の会と好対照をなしている。「三虎友の会」とは称さない。
なぜなのだろうか。ぼくの知る由もない。
友の会の目的はたんに集まって楽しく騒ぐ、と人伝えに聞いた。
もしくは、そのためのきっかけにするには何か必要だから、名前をつけたのだともいう。
真意は知らない。でも、真鍋島友の会と称するほうがしっくりと受けいれられる気はする。
ともかく、MGユースは楽しい、真面目なメンバーの集うところというイメージがある。

 ぼくのような気ままな奴には、はなはだ居心地が悪く感じるときがあるのもたしかだ。
物事には絶対はないというぼくの立場からは、はなはだ折り合いがつけにくい。
あまりに世話をやかれると、息苦しくなってくるのだ。放っておいてくれないか。
ひとりでいるからといって、ポツンとしているのは、いつも淋しいとは限らない。
ふたりでいても、大勢でいても、騒いでいるときだって淋しいときがある。
優等生のように、こうするのが楽しいよといわれると、そんなことはないと言ってしまう。
そんな態度にはどうしても反発してしまう。
人それぞれなんだから、気にしないでください。ぼくは、いい子じゃないんです。
ぼくはいい子にはなれないし、いい子にはなりたくないんだ。
そんな気持ちを分かってほしい。とつい、ひねくれてしまう。
ぼくは、へんな奴である。

 しかし、優等生には優等生の悩み、不安があるかもしれない。
まわりのだれもが同じように仲良く楽しくしているときには、なんの問題もない。
だけど、だれかが同調した行動をとらなくなったりすると、こころが落ち着かない。
彼らを捨ててはおけない。私には声をかける義務がある。
「一緒に楽しくやりましょうよ」
出来得るかぎり優しく、押しつけがましくならないように注意して話しかける。
ところが、どうだろう。なんと、構わないでくれ、放っておいてほしい、と言うではないか。
たまたま、虫の居所が悪いのだろうか。それとも、ひねくれ者なのだろうか。
そんな風には見えないけれど、どうしたものだろう。そんなとき、暗雲が兆す。
もしや、自分のやっていることは間違っているのだろうか、と不安がよぎる。
優等生であるだけに、生真面目に考え込んでしまうという面もある。
人生に真剣に向きあっていることについては、みな同じなのだ。
だが、行動はえてして正反対の様相を帯びることがある。
人はみんな仲良くすべきだ。これは正しい。たしかにそうとしか思えない。
なぜこんな単純なことがこの人たちにはわからないのだろう。
どうもおかしい。私はなにかを見落としているのだろうか。

 しかし、人間関係とはまるで鏡像を見るようなものでもあるのだ。
お互いがお互いのこころの深層を、無意識の姿を、映しあっているのだ。
ときに自分を見ているような感覚が、わけもわからずに焦燥感をつのらせる。
いつのときか、そのことに気がつくことがあるだろうか。
 純度100%の水には味がないという。
全国にあまたある名水には、味わいがある。
その味わいのもとは、水に溶け込んでいる少量のミネラルであるという。
味はどれだけのミネラル量によって感じられるのだろうか。
では水の成分を分析して同じ水がつくれるかというと、そうはならないらしい。
分析するとは、初めから分析項目あるいは成分項目があるものらしい。
であるから、分析項目にないものは結果に表れることはない。
となると、ミネラルは確定できないということになる。
また分析といっても、分子量まで確定できるわけではない。
だいたい同じは、全然ちがうともいえる。さらに温度など他の要素も加わってくる。
だから、純水は工業的につくられる、名水はつくることができない。
自然の営み以外には、ということになる。
 人の集まりもこれと同じようなことかもしれないな、とは思う。
純粋なやつばかりでもつまらないし、味がない。
不純物、あるいは夾雑物がどうしても必要なのだ。しかし不純物ばかりでも困る。
兼ねあいが難しいのである。やはり自然にゆだねるしかない。
 しかしながら類は類を呼ぶということもある。
自然は複雑なのである。もちろん、ヒトも自然の範疇に入る。

0840流れ
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遠くに眺めるのも好きです。
楽園なんてないんですけどね。

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